映画『ミナリ』、英国アカデミー賞にノミネート…外国語映画賞など6部門で候補に
2021年03月11日

映画『ミナリ』が、イギリスのアカデミーと呼ばれる英国映画テレビ芸術アカデミー(British Academy of Film and Television Arts/以下、BAFTA)賞でも外国語映画賞、監督賞、助演賞など6部門の候補に上がった。
BAFTAは、4月11日にロイヤル・アルバート・ホールにおいて無観客で開催される「2021 BAFTAの授賞式」に先立ち、9日(現地時間)、ノミネート50作品を発表した。
『ミナリ』は監督賞、外国語映画賞、助演女優賞(ユン・ヨジョン)、助演男優賞(アラン・キム)、音楽賞、キャスティング賞にノミネートされた。
中国出身のクロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』や『Rocks(原題)』が7部門に、『ファーザー』、『Mank/マンク』、『プロミシング・ヤング・ウーマン』が『ミナリ』と同じく、6部門にノミネートされた。
作品賞候補には『ファーザー』、『モーリタニアン』、『ノマドランド』、『プロミシング・ヤング・ウーマン』、『シカゴ7裁判』が選ばれた。
『ミナリ』は外国語映画賞で、デンマークの 『Another Round(原題)』、ロシアの『親愛なる同志たちへ』、フランスの『レ・ミゼラブル』、ボスニアなど9カ国合作の『Quo Vadis, Aida?(原題)』と競うことになる。
俳優ユン・ヨジョンは『Calm with Horses(原題)』のニアム・アルガー、『Rocks』のコサル・アリ、『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』のマリア・バカロワ、『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』のドミニク・フィッシュバック、『County Line(原題)』のアシュリー・マデクウェと共に候補に上がった。
BAFTAは、アメリカ・アカデミー賞を予測する目安になると評価されている。
『ミナリ』は、すでに世界の主要な映画祭で受賞記録を積み上げており、アメリカの2大映画祭の1つであるゴールデングローブ賞に続き、放送映画批評家協会賞(クリティック・チョイス・アワード)でも最優秀外国語映画賞を受賞した。
同賞は、オスカーの前哨戦として注目される映画賞で、コンテンツの批評家によって組織される放送映画批評家協会(Broadcast Film Critics Association)が毎年発表している。
BAFTAは昨年、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』を作品賞、監督賞、外国語映画賞、オリジナル脚本賞など4部門の候補に挙げ、外国語映画賞とオリジナル脚本賞を授与した。
また2018年には、パク・チャヌク監督が『お嬢さん』で外国語映画賞を受賞した。
『ミナリ』は、先月24日に開幕したイギリスを代表する映画祭の1つである第17回グラスゴー映画祭でも開幕作に選ばれ、オンラインで上映された。
イギリスでの初公開は多くの人が関心を寄せ、チケットは早々に売り切れ、追加販売しなければならないほどだった。
BBCは、映画のレビューで『ミナリ』に満点をつけ、「映画には、温かさと誠実さがいっぱい詰められており、どこからでも観客の心に響くだろう」と評価した。
グラスゴー映画祭は、今年の「カントリーフォーカス(Country Focus)」部門で韓国に注目し、ウ・ミンホ監督の『KCIA 南山の部長たち』、ホン・ウィジョン監督の『音もなく(原題:소리도 없이)』、チェ・ジェフンの監督の『剣客(原題:검객)、シム・チャンヤン監督の『Da Capo(原題:다시 만난 날들)』、イム・ジョンウン監督の『Our Midnight(原題:아워 미드나잇)』を選んだ。
5日には、現地映画関係者を対象にした駐英韓国文化院とグラスゴー映画祭共同主催のオンライン座談会が行われ、イギリスの映画評論家Anton Bitelとウ・ミンホ監督、ホン・ウィジョン監督がトークを繰り広げた。
一方、『ミナリ』を演出した韓国系リー・アイザック・チョン監督は、アメリカの監督組合(DGA)が授与する監督候補に上がった。
映画はまた、全米製作者組合(Producers Guild of America/PGA)が授与する作品賞候補に上がっている。
