「今月の少女」、アメリカで人気急上昇…「すべてOrbitのおかげ、ビルボードで100位以内が目標」
2021年04月05日

ガールズグループ「今月の少女(LOONA)」はこの数年間、アメリカの音楽市場で最もドラマチックな成長を遂げたK-POPグループだ。
昨年11月に3rdミニアルバム『12:00』で、アメリカ・ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」の112位にランクインし、数か月前からはシングル「Star」で現地の各種ラジオチャートの長期ランクインに成功した。
デビューしてから3年足らずのグループである点、大手芸能事務所所属のK-POPグループでもなかなか超えることのできなかったラジオチャートを突破した点で、この成果はさらに評価される。
最近インタビューに応じた「今月の少女」は、「遠い話のようで実感がわかない」(ゴウォン)、「まったく予想できなかった結果だった」(ジンソル)と、戸惑いを隠せなかった。
キムリップは「多くの方がアメリカで私たちを応援してくれるという事実は知っていたが、こんなにたくさんの愛をくださるとは思わなかった」と驚いている様子だった。
アメリカのラジオチャートを席巻した彼女たちの楽曲「Star」は、アルバム『12:00』に収録された「Voice」の英語バージョン。
北米ラジオの人気曲チャート「メディアベースTOP40」に9週連続でランクインし、K-POPのガールズグループ史上最長記録を更新した。
BLACKPINKがポップスターのセレーナ・ゴメスとコラボした「Ice Cream」で打ち立てた記録を破ったのだ。
その背景には熱狂的ファン“Orbit(オービット、ファンクラブ名)”の力があった。
彼らがアメリカ全域の放送局やDJに曲を流すよう次々とリクエストしたのだ。
非英語圏アーティストに排他的なアメリカのラジオ放送局でも、多くのファンのリクエストが続くと、「Star」を流すしかない状況になった。
今は状況が逆転し、「今月の少女」に放送局からインタビューオファーが殺到している。
グローバルK-POPグループと比較してもファンの結集力の程度は引けを取らないことが分かる。
メンバーたちも自分たちのすべての成果はファンのおかげだと、感謝の言葉を伝えた。
ヒョンジンは「『今月の少女』を遠くからでも知ってくださり愛してくださり、感謝しているとしか言えない。『Star』が北米のラジオチャートで善戦できた理由は、ファンの方々のおかげだということを忘れず、もっと良い姿をお見せする」と明かした。
ゴウォンは「Orbitがいなかったら私たちもいなかったはず」と述べ、ヨジンは「言葉で表現できないほど良い成果を上げ、経験させてくれたOrbitにとても感謝している」と強調した。
もちろん楽曲そのものが持つ力も無視できない。「今月の少女」はアメリカの大衆を魅了するため、デビュー後初めて全体の歌詞を英語で作り、現地で流行しているレトロなフィーリングを生かしてサウンドを構成した。
中毒性のあるサビは、聞けば自然と鼻歌を誘う。
イヴは「英語圏のファンが歌詞を聞いて共感できることが最大の目標だったので、発音を重点的に練習しレコーディングした。またポップな感じが出るように、オリジナルよりもっと自由に様々な表現を使った」と説明した。
デビュー当時からアメリカで反響を得ていた「今月の少女」は、2019年を機に人気が上昇し始めた。
同年10月には「XX」でアメリカiTunesの「トップアルバム」チャートで1位を獲得し、12月には「365」でiTunesの「トップソング」チャートまで席巻した。
韓国ガールズグループがアメリカiTunesのアルバム&シングルチャートでいずれも1位になったのは彼女たちが初めてだった。
メンバーらもやはり、その頃から人気を肌で感じていたと口をそろえた。
ヒジンは「2019年にロサンゼルスで開催されたイベント『KCON』でファンが熱烈に『LOONA』と叫んでいた。その時初めてアメリカでの人気を実感した。オフの日にサンタモニカに足を運んだが、そこでも私たちに気付いた方々があいさつをしてくれた」と振り返った。
チュウも当時のことを思い出し、「空港からステージに上がる瞬間まで、多くの地元ファンが私たちの名前を呼んでいた」とし、「短い時間だったがその姿を目に焼きつけてきた」と述べた。
短期間で韓国内外に強固なファンダムを築くことができた理由を尋ねると、メンバーたちは“LONAverse”と呼ばれる「世界観」だと答えた。
ビビは「世界観の中に溶け込んでいるメッセージを通じて力を得ているようだ」と話し、チェリは「アルバムとMVの中の世界観を興味深く見てくれているようだ」と述べた。
「今月の少女」は、最初のメンバーのヒジンを公開した2016年9月から世界観を作ってきた。
メンバー12人がそれぞれ世界観を持っており,これらが組み合わさって“LONAverse”を成す。
MVや音楽の中で、これに関する“ネタ”を隠しておきファンに解釈する面白さを与える。
チュウは「これまで披露してきた主体的な姿が、もう1つの人気の秘訣だ」と指摘した。
「今月の少女」は“少女”といえば一般的に思い浮かぶ、か弱く従順なイメージとは少し異なる道を歩んだ。
“私たちは毎月新しい少女に出会う”というスローガンの下、何事にも恐れずに堂々と一緒に前進しようというメッセージを音楽で伝えた。
10代の少女たちが共感でき、ファンと自分を同一視するこのようなメッセージは、自然と多くの女性ファンを集めた。
新型コロナウイルス感染症の影響でファンに会うことは難しいが、状況がよくなれば韓国内外を直接巡りながらOrbitに会いたいと、「今月の少女」は話した。
イブは「最近はステージに立っても申し訳ない気持ちになるほど、直接私たちをお見せすることができず残念だ」とし、「コンサートをすることになれば、今まで我慢してきたぶん、何倍もカッコよくしたい」と強調した。
オリビアヘも「直接ファンと会い、臨場感を感じられるコンサートができるよう、状況が早く良くなることを願っている」と語った。
メンバーたちは、「有名なポップスターらとコラボしたい」という願いもほのめかした。
ゴウォンはユニットyyxyでリリースした「love4eva」を歌ったアメリカのシンガーソングライターグライムズに触れ、「グライムズの神秘的で愛らしい声と『今月の少女』の爽やかな魅力をプラスした楽曲をリリースしてみたい」と説明した。
チェリは、昨年末のステージで披露したアメリカのシンガーThe Weeknd の「Blinding Lights」のパフォーマンス映像を彼自身がキャプチャーしてSNSにアップしたのを見て驚いたエピソードを紹介した。
そして「機会があればぜひ一度、コラボしたいアーティスト」だと付け加えた。
前回のアルバムのショーケースで「目標はビルボード200入り」と述べた彼女たちは、設定した目標以上の成果を出した。
「Star」で本格的にアメリカでの存在感を示した彼女らの次の目標について尋ねた。
ヒジンは「次のアルバムの時はビルボードで200位を超えて“トップ100”までランクインしたい。そして何よりも私たちの歌を愛してくれる方々にもっと良いアルバムで恩返ししたい」と語った。
