CHEEZE、ダンスナンバーでカムバック…「どこで飛び跳ねるか分からないリアルな青春を盛り込んだ」

2021年04月26日

“I think I'm a loser(私は負け犬のようだ)/何か間違っているようだ”と物憂げに語りかける歌詞が、意外にも楽しいダンスナンバーに重なった。
感性的でありかがらも洗練されたポップで愛されてきた1人バンドCHEEZEが、“ウェルメイド(完成度の高い)ダンスナンバー”を引っさげカムバックした。
今月15日にリリースされたデジタルシングル「LOSER」だ。
最近、インタビューを通じて会ったCHEEZEのメンバー、ダルチョンは「一風変わったジャンルでカムバックしただけに、2020年の名残惜しさを吹き飛ばし、新しく出発する感じ」だと、リリースへの感想を伝えた。
軽快で弾むサウンドの「LOSER」は、CHEEZEにとって新たな音楽的試みだ。
MVではキュートな振り付けまで披露した。
愛らしくもあるが意外な面がある、友人のようなダルチョン持ち前のボーカルは、もちろん健在だ。
「今やりたいことに執着しているので、いつも新しいことを渇望している。その結果、ダンスナンバーまで書くことになるとは想像もできなかったが、あまりにもやりたいことが多いので、このような試みまですることになった」
楽曲の表情を豊かにするのはダルチョンが自伝的な物語を盛り込み書き下ろした歌詞。
彼女は「ある日は自分が限りなく小さく見えたりもして、ある日はまた限りなく特別に見えたりもして、そんな感情のシーソーで味わう裏表のある気持ちを込めた楽曲」だと説明した。
そして「歌詞は等身大の姿なので、少し現実的で憂うつかもしれないが、華やかでビンテージなサウンドがそれを中和させてくれるようだ。どこに飛び跳ねるか分からないリアルな若者のような姿では?」とも付け加えた。
“すぐに大きくなった私/大人だろうかまさか/私はまだすべてを知らない”と、シニカルに歌う部分は共感を呼ぶ。
ダルチョンは「年齢を重ねるにつれ、ある瞬間『大人だというものは何だろう?』という疑問を持ち始めた。自ら“大人は存在しない。ただ鈍くなるだけ”だという答えを下した」とし、「心の中の幼い友人といつもぶつかる」と述べた。
だが表と裏の表情も隠れている。
自分は“LOSER(負け犬)”と歌う1コーラスと、“I think I'm a special(私は特別な人だと思う)”と語る2コーラスの話し手は、映画『インサイド・ヘッド』のキャラクター“ヨロコビ”と“カナシミ”のような一人の中の異なる自我だ。
この楽曲の全体の歌詞に「特別な愛着がある」というダルチョンは「2コーラス目のサビで“あなたはまだ私を知らない”という歌詞は、他人に向ける言葉ではなく、自分の中の“特別な私”が自分の中の“負け犬”に述べる言葉」だと指摘した。
結局、この楽曲がこの世の“特別な負け犬”たちに送る音源である理由だ。
MVでダルチョンが演技に挑戦したのも目を引く。
彼女はドラマ「がんばれ!プンサン」などの出演したイ・ギュホ、196cmの長身モデルイ・デヒとともにユーモラスな演技を披露した。
彼女は「ステキな方々と一緒に作業ができてとても光栄だった。初めて共演をしたにも関わらず、私の未熟な演技を受け入れてくださり、『わー、本当にプロの方たちだ!』と思った」と振り返った。
彼女は「もう少し自伝的な物語をしてみるとなると、自分が出演する方が表現する上でもっといいだろうという気持ちで出演を決心したが、決して容易なことではなかった」とし、編集で演技と振り付けを生かしてくれたイ・レギョン監督を「恩人」だと感謝の意を伝えた。
2011年にデビューしたCHEEZEは4人組から2人組に、そしてダルチョンの1人体制のバンドとして、多くの変化を経験しながらも着実に自分なりの道を歩み、愛されるインディーズ・ミュージシャンとして地位を確立した。
まだ地下スタジオで作業していた時代がつい最近のように感じられることもあるというダルチョンは「ある意味10年間、システムも音楽も本当に様々な変化があったが、今考えてみるとただ『よく守り抜いた』という思い」だと述べた。
そして「たまに自分自身が誇らしく思うこともある。これまで絶えず愛してくださり、私を信じて待ってくださり、期待してくださった方々に感謝する気持ちが一番大きい。新しい試みも大きく一歩を踏み出しただけに、いつも様々な挑戦をしたい。やりたいことが多すぎるので」と明かした。

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