ホン・デグァン、新譜は「爽やかな空気を感じていた夢のような日々を思い出せるように」…アフターコロナを描く
2021年05月26日

“爽やかな空気、君と/初めから胸がときめいて/何でもできる/そんな日が来たんだ/君がいるからなおさら/行くところが多くなってうれしい”
歌手ホン・デグァンが今月24日にリリースしたニューシングル「Step With Me」の歌詞は、最初のワンフレーズだけでも、“アフター・パンデミック”の夢のような世界を思い浮かばせる。
「歌を聞くやいなや、夢を見ることができたらいいな、今よりもっとましだった過去の穏やかな日々を思い出せたらいいなと思った。そんな胸いっぱいの夢のような気分を生かそうという気持ちでレコーディングをした」
25日にリモートインタビューで会ったホン・デグァンは「爽やかな空気を僕の肌で直接感じながら、思う存分、散歩したり、気楽に人々と向き合って座ったり、自由にリラックスしたりする気分を少し分かち合いたいという気持ちで発売した楽曲」だと紹介した。
ホン・デグァンは今年3月にC-JeSエンターテインメントに移籍。「Step With Me」は移籍後、約1年ぶりに活動を再開し、披露した楽曲だ。
軽快で爽やかな雰囲気が感じられるミディアムテンポのバラードで、ヒット曲「Good Luck」などで愛されてきたホン・デグァン持ち前の穏やかでとろけるように甘いボーカルが引き立つ。
彼は「発売する上で最も重きを置いたことは、これまでの僕の歌声を覚えていてくださる方々に、馴染みやすい歌を歌うこと」だったとし、「そんな歌声がぴったりの楽曲を出さなければという思いが第一にあった」と説明した。
彼は2012年にオーディション番組で最終4位を記録し名を馳せた。その後、2013年に1stミニアルバム『Far Away』で正式デビューし、様々な活動を行ってきた。しかし新型コロナウイルス感染症の事態に見舞われ、約1年間活動を休止した。
彼は「長い期間、休むことになり、歌手としての自信を少し失った」と打ち明けた。
そして「歌が歌えない状況なので、これからの人生を考えるだけで疲れてしまった。コロナが続いて(ファンが)遠ざかり、忘れられ、歌を歌えなくなったらどうしようか、ふいに恐怖や不安に震えたこともあった。再び歌を歌えるようにしてくれた事務所も大きな助けとなってくれた。待ってくださったファンたちに一番感謝している」と付け加えた。
だから今回の新曲をリリースしながら、「初めてアルバムを出す人のようにドキドキして胸がいっぱいになった気分」を感じたという。ホン・デグァンは新しい事務所で「冬眠から目を覚まし、春を迎える熊のように、やたらと走り回るエネルギーが生まれたようだ」とも表現した。
甘い楽曲でホン・デグァンを記憶している人が多いが、彼はオーディション番組での競演曲「The days with You」や2014年リリースの楽曲「No Answer」などで切ない感性も披露した。
彼は大衆が好きな歌と自分が好きな歌の間に隔たりを感じることはなかったのかという質問に、「昨年まではそんな悩みがあった」と答えた。
そして「隔たりを感じる中で戸惑った時期があったが、今は明確になった。僕はハスキーに歌ったのに、ファンたちがとても甘いと言い戸惑ったこともあったが、いつの間にか受け入れられていて、その中で僕だけの道を見つけることができた。切なさを僕だけの感性でうまく表現していく楽曲を作らなければと思った」と述べた。
さらに「本物の愛は回復」だと述べる彼の楽曲が伝えようとしているメッセージも“甘さ”だけでは説明できない。
彼が同日のインタビューで「最も僕らしい歌のようで、最も愛着がある」と言った楽曲「When you look in my eyes」は愛を通じてつらかった過去を癒す内容の歌詞を盛り込んでいる。
ホン・デグァンは「愛を通じて絶望していた誰かを生かし、立て直して、よい方向にしていくそんな物語を書き続けたい。楽曲の中で誰かがそんな気分を感じられたら、本当にこの上なく満足で幸せだと思う」と明かす。
そして「次のアルバムについてもいろいろ考えながら悩んでいる」とし、「きっと今年中にアルバムのニュースをもう一度お伝えできると思う」とこっそりと教えてくれた。
