歌手人生50周年の歌手テ・ジナ、「KBSニュースライン」で語った過去から未来…「これからも歌い続ける」

2021年06月28日

一定のポストに留まり半世紀を迎えた人がいるなら、“職人”と呼んでもいいだろう。
「KBSニュースライン(原題:KBS 뉴스라인)」のコーナー“招待席”に、今年デビュー50周年を迎えた歌手テ・ジナが出演した。
新型コロナウイルスにより昨年から今年にかけて心身共に苦労が絶えない時期が続いている。テ・ジナは「昨年は『We can do this』という楽曲をリリースして国民の皆さんを励まそうと思った。今年は緊急事態の期間が延長され続けているので皆が大変な時期を経験している。私なりに『これもまた過ぎ去っていくだろう』と思い、50周年のアルバム制作に全力を注いだ」と近況を明かしながらインタビューはスタートした。
―それでも今年は自身に特別な意味を持つ年、歌手デビュー50周年になる年だ。50年間同じ仕事を続けることも決して容易ではないはず。ずっと最高のポジションをキープする秘訣はどこにある?
テ・ジナ:まず、ファンの皆さんが私の歌をたくさん愛してくださったので、今日ここにいる。その一方で自分自身に感謝していることは健康だったこと。健康だから50年間歌うことができ、今この瞬間にもこの場にいることができるのではと思っている。
―若い頃に歌手としてデビューして現在まで、その道のりは平坦ではなかったと思うが、その中でも一番幸せだった瞬間は?
テ・ジナ:無名時代が長かったが、それでも一番うれしかったのは大韓民国の公営放送、KBSの番組に出られた時。
KBSの「歌謡トップテン(原題:가요탑텐)」というランキング番組では、「Woman Naver See Mirror」のゴールデンカップを5週連続で獲得した。その翌週にすぐ発売したアルバム「I'm sorry I'm sorry」で、再び3週連続トップに上った。
2か月間ずっと1位にをキープしたので、その瞬間を今もたまに振り返ってみたりする。
―今年50周年を迎え、『Come empty Return empty(原題は空手来 空手去という漢詩の一節)』というアルバムが発売されたが、タイトルにはどのような意味が?
テ・ジナ:今回の50周年アルバムでどんな曲をタイトル曲にし、活動しようかと考えた。
以前から私の人生のメンターは、サムスン電子のイ・ゴンヒ会長だったのだが、お亡くなりになったというニュースを聞き、頭の中に「空手来、空手去」という言葉が浮かんだ。すぐにボールペンを手に取り、涙を流しながら作詞をした。
すると息子(シンガーソングライター)のEruが「お父さん、どうしてこんなに泣きながら何の手紙を書いているの?」と言ってきたので、「お前に今回のアルバムのタイトル曲を書いてほしい」と依頼した。
すると一週間後にメロディーを付けてくれ、レコーディングスタジオで仮歌も歌ってくれた。思わず泣いてしまった。
―国楽界とのコラボレーションが注目されている。どのように作業を進めることに?
テ・ジナ:楽曲のメロディーそのものに無念さが表れていたし、私の歌声も荒々しいので、どうせなら国楽にしてみようと思った。
最近、特に後輩たちやランキング番組を見ていると、国楽を取り入れた方々がたくさん出てきて、ヒットしている。
国楽を一度やってみようと、カヤグム(伽倻琴)をやっている知り合いに私がオファーをした。番組でカヤグムやアジェン(牙箏)の演奏と合わせ、とても楽しかった。
―歌手としてトップの座に就いたが、クリエーターとしての姿も欠かしてはならない。故キム·ジャオクさんや歌手のフィソンなど、自身が直々に発掘したり、一緒に仕事をしたりした歌手も多い。最も忘れられない縁や作業を選ぶとしたら?
テ・ジナ:やはりキム·ジャオクさん。
彼女が「Pincess is lonely」で活動していた時、「歌謡トップテン」で彼女の楽曲が16位まで上がった。
キョン・ミリさん、Ailee、Jessi、Mighty Mouth、それにソン·ジヌ。こんなにたくさんの歌手たちとタッグを組んでみたが、記憶に残る歌手はキム·ジャオクさん。
―最近、後輩のトロット歌手イ・チャンウォンとのコラボの話も出ているが、数年前は歌手Rain(ピ)との作業で話題になったりもした。後輩たちと新しい挑戦をし続けることに躊躇する気持ちはない?
テ・ジナ:後輩たちと一緒にコラボしてみると、少し若返ったような、それでいて、もっと成長したような感じになる。
後輩たちと一緒に何かをするためには、私が先にアプローチする必要がある。例えば「ミュージックバンク」の収録をする日、メイク室に私一人でいると後輩たち遠慮してしまう。私が後輩たちの部屋を訪ね、「ご飯は食べた?」、「大丈夫!ファイト!」と言いながら距離を縮めると、会話もはずむ。そうしているうちに、多くの後輩との作業が実現した。
BIGBANGのG-DRAGONやEXOのチャンヨルとは、もう一度コラボしたい。最近はEruが自分の曲をイ·チャンウォンと準備しているのだが、私も一度イ・チャンウォンと一緒にできたら嬉しい。
―もともとトロットが伝統歌謡として人気だったが、最近は国民的な人気を集めている。その理由は何だと思う?
テ・ジナ:KBSではナ·フナ先輩の公演が成功し、他の番組でトロットのオーディション番組のようなものがある。そこで多くのシナジー効果が発生した、KBSにも「歌謡舞台」がある。
「歌謡舞台」や「開かれた音楽会」などの番組の存在が、トロットの命脈を保つことに一役買っているのではないかと思う。最近は小学生たちもトロットを好んで聞いている。
―トロットの大先輩として後輩たちに一言!
テ・ジナ:最善を尽くしてほしい。そして生き残るためには、この競争の中で常に変身をすること。変身することや最善を尽くすことだけが、生き残りの方法だ。
―早くも60代後半。この時期を“人生の黄金期”と呼ぶ人もいるが、自身で今の年齢をどのように考えている?
テ・ジナ:私は、今が私自身の最高の黄金期だと思っている。今日も黄金色の服を着て出演したので(笑)。これからも私はずっと、舞台で倒れるまで、歌を歌っていくつもりだ。

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