“青年世代のアイコン”BTS、大統領特使として国連総会の舞台に…期待される未来へのメッセージ

2021年07月26日

世界の青年世代に前向きなメッセージを伝えてきたボーイズグループBTS(防弾少年団)が、今度は大統領の特別使節として国連総会の舞台に立つことになった。
ムン・ジェイン(文在寅)は、BTSを“未来世代と文化のための大統領特別使節”に任命した。
これによりBTSは9月にアメリカ・ニューヨークで開かれる国連総会などの主要国際会議に出席し、世界の青年たちへの励ましや希望のメッセージを伝える予定だと大統領官邸は伝えた。
毎年9月にニューヨークの国連本部で開かれる国連総会はいわゆる“外交のスーパーボール”、“多国間外交の花”と呼ばれる国際外交の舞台だ。各国トップクラスの人材が出席する一般討議の他にも、国際社会の各種問題が論議される付帯イベントが頻繁に行われている。
BTSは青年世代を代表するアイコンとして、すでに国連総会の付帯イベントで2度にわたり演説したことがある。
彼らは2018年にニューヨークで開かれた国連児童基金(UNICEF)の青年アジェンダ「ジェネレーション・アンリミテッド(Generation unlimited)」に出席し演説した。
この演説は、韓国歌手が初めて国連総会のイベント会場で演説したという象徴性だけでなく、青年世代に『自分を愛し、自ら声を上げよう」と促す内容でも注目された。
当時、代表演説に乗り出したリーダーのRMは「昨日、僕はミスしたかもしれないが、昨日の僕も僕で、今日の未熟で失敗した僕も僕」だとし、出身や肌の色、ジェンダーアイデンティティがどうであれ、自分について話し、自分の声を見つけようと求めた。これはBTSが2017年から2018年にリリースした“LOVE YOURSELF”シリーズアルバムのメッセージとも通じ、反響がさらに大きかった。
昨年の国連総会の時は、リモートで行われた国連保健安保友好国グループの高官クラスの会議で、新型コロナウイルス感染症の危機に直面した青年たちに特別映像メッセージを送った。
メンバーたちは、一緒に音楽を作りながら、コロナによる絶望に打ち勝った経験を語り、「明日の光が昇る前の夜明けが一番暗い。人生は続く」と勇気を吹き込んだ。
今年の国連の舞台でBTSが具体的にどのような形態の活動を繰り広げるのかは公開されなかったが、韓国を代表する特別使節として参加するだけに、彼らが発信するメッセージにもいっそう重みが増すと見られる。
BTSは環境、貧困と不平等の改善、多様性の尊重など、グローバル課題解決のための国際協力を促進する様々な活動も行う計画だと大統領官邸は明らかにした。
外国では国連難民高等弁務官特使の女優アンジェリーナ・ジョリーなど大衆的に影響力が大きい芸能人が国際問題に関連した活動を活発に行ってきた。しかし韓国で大衆芸術家が政府の公式な特使として国際舞台に乗り出すケースはまれだった。
自分たちの経験を基に音楽的メッセージを拡張し、世界的な影響力を持つことになったBTSが、特別使節としてどんな話を伝えるのかにも関心が集まっている。
BTSは若者の不安、自分を愛する方法を探すこと、世界的スターになりぶつかった内面的な葛藤など、その時々の苦悩を音楽に投影し、ファンたちと共感し合いながら、自ずと同世代の青年を代弁する歌手としてポジションを確立した。
最近は、アルバム『BE』を通じて、パンデミック下で抱いた感情を率直に表現し、ビルボードのメインシングルチャートの1位を獲得した新曲「Permission to Dance」ではコロナ克服に対する希望や手話を用いた振り付けなどをMVに盛り込んだりもした。
ポップ主流の市場で異例の成功を収めたアジア人の歌手として人種差別に反対するメッセージも出した。
RMは今年5月の記者会見で「“ニューノーマル”を迎え、同じ時代にどんな価値を追及すべきか責任を重く感じている」と述べたりもした。

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