釜山を舞台にしたリアリティードラマ「中小企業物語」、制作代表が語る「低予算と地域性の生かし方」

2021年08月06日

最近、MZ世代(ミレニアル世代+Z世代)を中心にショートフォーム形式の短い動画が人気を集めている。
そのなかでも中小企業の社会人の現実を描いたオフィスドラマ「中小企業物語(原題:좋소 좋소 좋소기업)」が人気を集めている。
このドラマには釜山(プサン)の制作会社が参加し、釜山出身の俳優たちが大勢出演している。
「我々も中小企業だ」と笑いながら語る「中小企業物語」を制作したディティール・スタジオのイ・テドン代表に、釜山の映画や映像産業など様々な話を伺った。
「中小企業物語」は15分ほどの長さで制作される“ショートフォーム(short-form)”というジャンルの短いウェブドラマだ。中小企業に就職することになった青年チョ・チュンボムが「チョンスン・ネットワーク」という貿易会社に勤めながら起こるエピソードが26本ほどにまとめられている。
イ代表は「実際にドラマの中でも釜山へ出張に行くエピソードがあった」とした上で、「釜山の美しさを表現できる広安(クァンアン)大橋やスビョン公園、貿易業を営む会社の設定だったから港での撮影もあった。産業ドラマでわざわざ釜山まで撮影しに来るのは難しいが、我々はその点では容易だった」と振り返った。
釜山らしくない場所や逆に“らしさ”が如実に表れる場所、この二つの空間が調和を成している地域だからこそ、その特殊性を感じたという。
開発が進んでいない海雲台(ヘウンデ)の盤松(バンソン)地区などについては、行政側にインフラなどを増やす方向にせず映像制作に提供してほしいという思いも明かした。今後も釜山でウェブドラマを制作し続ける意向だ。
さらにイ代表は、「低予算制作なので派手なアクションやCGが加わった作品はメジャーな会社に任せて、人間くさいシナリオで淡々と共感できる作品を作りたい」と語った。
次回作には小さな新聞社の話を描く予定だという。イ代表は「個人的に新聞社を通じて、“正義”というキーワードについてフェイクニュースがあふれる世の中に、“正しいニュース”を選ぶ力を身につけてほしいと伝えたい」と理由を明かした。

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