大統領特使に任命されたBTS、国連の舞台で伝える若者へのメッセージに期待集まる
2021年09月15日

ムン・ジェイン韓国大統領は14日午前、大統領府でボーイズグループBTS(防弾少年団)に「未来世代と文化のための大統領特別使節」の任命状を授与した。ムン大統領はBTSに万年筆をプレゼントし、「外交官旅券」も与えた。
BTSは来週アメリカのニューヨークで開かれる「第76回国連総会」への出席で、特使活動を本格的に始める。
今回の国連総会では「持続可能な開発目標(SDGs)」が核心議題として論議される予定で、BTSは20日に開催される「SDG Moment」イベントに出席し、会場で演説、映像でパフォーマンスを披露する計画だ。
■ 1年ぶりに大統領府を訪れたBTS、「大統領特使」になった理由は?
BTSの大統領府訪問は昨年9月の「第1回青年の日」の記念式以来2度目だ。
当時、ヒット曲「Dynamite」でアメリカ・ビルボードのチャートの1位を、2週連続で占めていたBTSは、韓国を代表する青年リーダーとして大統領府イベントに参加し、青年の声を伝えた。
「まだ27歳の若い年齢ですが、ジェットコースターのような人生を生きている7人の青年の話をお聞かせしたいと思います。
未来の青年の皆さん、未来になり、僕たちがお互いに青年として、大人として向き合うようになっても、“こちらが正しい道だ、方法はこちらがいい、こんな人生が素晴らしい、これが正解だ”、とは言いません。大韓民国の青年たちはいつも強く、素晴らしかったのです」
-2020年9月19日、大統領府「第1回青年の日」BTSの演説より
今回BTSは「未来世代と文化のための大統領特別使節特別使節」の任命状を受けるため、大統領府を再び訪れた。
大統領府のパク・ギョンミ報道官は「韓国が国際社会で高まった地位に合わせて、外交力の拡大化を補うために使節団を任命した」とし、「ポストコロナ時代の先導国家として地位を高めるためにも役立つだろう」と紹介した。
■ 2度目となるUNでのステージ…2018年に伝えたメッセージは「Love yourself」
BTSがアメリカ・ニューヨークの国連本部の舞台に立つのは今回で2度目。
BTSは2018年9月24日、ニューヨークの国連本部信託統治理事会の会議場で開かれたユニセフの「ジェネレーション・アンリミテッド(Generation Unlimited)」イベントに出席した。韓国歌手とし初めて、国連総会の舞台に立ったのだ。
当時、リーダーのRMは、各国首脳の前で7分間、英語で演説した。RMは「国、人種、性のアイデンティティなどに関係なく、自分自身について話し、自分の名前と声を見つけてほしい」と強調した。
「あなたの名前は何ですか? 何にワクワクして 何に心が高鳴るのか あなたのストーリーを聞かせてください。あなたの声を聞きたい。あなたの信念を聞きたい。あなたが誰なのか、どこから来たのか、肌の色や ジェンダー意識は関係ありません。ただ、あなたのことを話してください。話すことで、自分の名前と声を見つけてください」
-2018年9月24日、ニューヨークUN本部、 「ジェネレーションアンリミテッド」でのRMの演説より”
当時、この演説はSNSを通じて「Speak yourself」というタイトルでキャンペーンのように広がった。年齢、人種、国家、ジェンダーアイデンティティとは関係なく、さまざまな人々が「Speak yourself」のハッシュタグを付けて自分の声を出した。
■ 昨年は特別演説者として国連に映像メッセージ…「Life Goes on」
昨年は直接、国連の舞台には行けず、映像でメッセージを届け特別演説者として立った。
BTSは2020年9月23日、「第75回国連総会」の保健安全保障友好国グループの高官級会議の途中に公開された映像に登場した。国連保健安保友好国グループは、新型コロナウイルスをはじめとする保健安保問題を議論するために韓国主導で発足された。40か国以上の国連加盟国が参加した。
「夜が続き いつもひとりだと感じるかもしれません。でも 夜が一番暗いのは 光が差す夜明け前なのです。(But the stars shine brightest when the night is darkest)人生は続く。生きていこう。( Life goes on . Let ' s live on !)」
-2020年9月23日、国連保健安保友好国グループの映像メッセージより
映像ではリーダーのRMだけではなく、メンバー全員が6分ほどの演説に参加した。メンバーたちは新型コロナウイルスで変化した日常を紹介しながら自分たちに沸いた感情を率直に話した。
「僕たちも大きな違いはなかった」
BTSがコロナで苦しんだ世界中の人々に伝えた最初の言葉は、励ましと共感の言葉だった。そうしながら再び立ち上がることができたきっかけは何だったのか、淡々と経験談を打ち明けた。
BTSは、「たとえ今の現実が苦しくても、人生は続く」とし、「一緒に生きていこう」という応援のメッセージを欠かさなかった。
終息の気配なく続いているコロナにより全世界が疲弊した状況で、今年BTSは再び国連の舞台で国際社会にどのような希望のメッセージを伝えるのか、関心が高まっている。
