夢かなったBTS、Coldplayと語る「My Universe」
2021年09月30日

「世界で最も人気のあるアーティストが韓国語を話していて、西洋のアーティストではないということが僕には非常に特別に感じる」(クリス・マーティン)
世界的ロックバンド、Coldplay(コールドプレイ)のボーカル、クリス・マーティンは今年4月、「My Universe」を BTS(防弾少年団)と共に作業するため、訪韓した。
コロナの世界的パンデミックにより、国境を越える行き来が容易ではなくなり、人との距離も遠くなった。リモートでファイルをやりとりして作業することもできたが、彼は直接韓国に来てBTSと会う道を選んだ。
ColdplayとBTSのコラボ曲「My Universe」の作業過程を収めたドキュメンタリー「Inside 'My Universe'」が今月26日に公開された。BIGHIT MUSICが制作した約13分のドキュメンタリーで、BTSの公式YouTubeアカウントに掲載された。
クリス・マーティンとBTSがコロナに屈することなくソウルで初対面を果たし、一緒にレコーディングしながら曲を作って行く過程やそれに対する率直な感想などが盛り込まれた。
クリス・マーティンは「“BTSが君とコラボしたがっている”という連絡を受けて“どうやって実現させるの”と言った」と明かし、初めてコラボレーションの話が出た瞬間を振り返った。
「ある日、僕の友人が“My Universe”という言葉をつぶやいた。素敵なタイトルだと思ってその言葉を書き留めておいた。そして友人のところに行って“BTSのためのガイドを作ってみよう”と言った」
彼らのコラボ曲に関する計画は、今年1月から本格化していたことが分かった。
しかし、クリス・マーティンが韓国に来るまでの道のりはとても大変なものだった。彼は「運良く、レコーディングのため、2日間の滞在許可を得ることができた」と語った。
BTSのメンバーは、憧れのミュージシャンとの作業に喜びを隠すことができない。
「本当に僕が憧れてきた、あのColdplayか?」(J-HOPE)、「芸能人のように遠い存在だと思っていた人が一緒にやろうと言ってくれるなんて、不思議だった」(JIN)、「ロールモデルだった」(V)などの感想が続いた。
メンバーたちのレコーディングを見守っていたクリス・マーティンは満面の笑みを浮かべ、しきりにBTSを褒めちぎり「夢が叶ったようだ」と満足げだった。
西洋のロックバンド、東洋のボーイズグループという垣根を超えてコラボすることができた根底には、お互いを尊重する気持ちがあった。クリス・マーティンは「好きなBTSの音楽はたしかに多いが、プロダクションがとてもいいゆえだ」とし「“MIC Drop” などは、僕に馴染みのある歌とは違う、独特な構造とメロディがある」との見解を示した。
RMも「ダンスでパフォーマンスをする新しいタイプのボーイズグループが地球上でセンセーションを起こしていることに(クリス・マーティンが)興味を持ったようだ」と説明した。
「My Universe」は、「you are my universe」というサビなど英語の歌詞もあるが、「君は僕の星であり僕の宇宙だから/今この試練も結局は過ぎるのだから」など、BTSメンバーが直接書いた韓国語の歌詞が相当部分を占めている。
互いに違う存在の共存、不可能に見える出会いを可能にするものは結局、宇宙的な愛なのだというメッセージだ。
クリス・マーティンは、「BTSの音楽を聴いてみると、自分自身を探して自分自身になろうという連帯のメッセージが込められている。僕の考えとまったく同じだ」と語った。SUGAも「“君と僕がなす宇宙”というのは、僕たちが今まで歌ってきたメッセージと趣が似ている」と述べた。
RMは「いつか僕たちとARMY(ファンクラブ)が会える日を思いながら(歌詞を)書いた」と伝えた。
「この曲は、愛の力ですべてを超越できると歌う。国境、規則、性別、人種、性的アイデンティティに至る全てのことを。現在、僕たちは国境で分けられており、一緒にいることはできないが、この歌を通して、そのどれもが愛の力を止めることはできないということを言っている」(クリス・マーティン)
BTSのメンバーは最近、特使の活動のためにニューヨークを訪問した際、Coldplayと再会し、生活韓服(現代的な洋服のテイストを取り入れた韓服)をプレゼントするなど、交流を続けた。クリス・マーティンも来韓時には、BTSにColdplayのパーカーやバッジをプレゼントした。
「My Universe」は、ColdplayとBTSの音楽的カラーがうまく調和されているという高い評価を得た。音源は、最大のストリーミングプラットフォームSpotifyのグローバルチャートで2日連続3位を記録。
27日には「My Universe」のアコースティックバージョンとColdplayのベーシスト、ガイ・ベリーマン(Guy Berryman)がリミックスした「SUPERNOVA 7 MIX」バージョンが追加で公開された。Coldplayの「Higher Power」のMVを演出したデイヴ・マイヤーズ(Dave Meyers)監督の公式MVも本日(30日)、13時に公開された。
