今年の釜山国際映画祭、コロナを乗り越え劇場上映復活…開幕作はイム・サンス監督の『幸せの国へ』

2021年10月01日

新型コロナウイルスを乗り越え、100%劇場上映で復活する「第26回釜山国際映画祭」。イム・サンス監督の6年ぶりの復帰作『幸せの国へ(原題:행복의 나라로)』が開幕作となった。
時間がない脱獄囚203号と金のない患者ナムシクが、偶然巨額を手に入れて同行することになり、人生の華やかなエンディングを夢見るロードムービー。
釜山国際映画祭でプログラマーを務めるチョン・ハンソク氏は、:「韓国映画に対する特別な愛情は、長い間釜山国際映画祭の伝統であり、また今回の開幕作でイム・サンス監督の『幸せの国へ』はそれにふさわしいほど良い作品だと思い、開幕作として招待した」といきさつを明かした。
今年の映画祭公式選定作品は70か国から223本。特に海外の有名映画祭の受賞作が多く、今年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作であるフランスのジュリア・デュクルノ監督の『チタン(英題:Titane)』などがラインナップされ、映画ファンの心をときめかせている。
同映画祭プログラマーのナム・ドンチョル氏は、「見慣れない作品が多いと思うが、我々が自信を持ってお見せしたいと思い発掘した映画なので注目していただきたい」と明かした。
今年、何よりも目を引くのは“オンスクリーン”セクションだ。オンライン動画サービス、つまりOTT業界が制作したドラマシリーズを上映する。
招待作はNetflixが制作したヨン・サンホ監督の『地獄(原題:지옥)』、キム・ジンミン監督の新作『マイ・ネーム(原題:마이 네임)』など全3作。
同映画祭のホ・ムンヨン執行委員長は、「これは映画とシリーズ物の境界が徐々に崩れている状況を、映画祭が積極的にかつ進取的に反映して吸収していかなければならないという判断によるもの」だと説明した。

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