往年のトップスター女優チェ・ジヒさん、昨日(10/17)闘病の末に死去…『美しい悪女』などに出演
2021年10月18日

1950年から60年代に映画『美しい悪女(原題:아름다운 악녀)』のウンミ、『キム薬局の娘たち(原題:김약국의 딸들)』のヨンランを演じトップスターとして人気を博した女優チェ・ジヒ(崔智姬、本名:金璟子)さんが17日昼12時に恩平聖母(ウンピョン・ソンモ)病院で闘病の末、死去した。享年81歳。娘のユン・ヒョンスさんは「ループス病(全身性エリテマトーデス)に悩まされ、肺炎の症状で亡くなった」と述べた。
大阪で韓国人の両親の間に生まれた故人は、1946年に帰国し、慶尚南道河東(キョンサンナムド·ハドン)で幼少時代を過ごした。慶南(キョンナム)女子中学を卒業後、生計を立てるため俳優業を開始。当時世話になった映画製作者のチェ・ナムヨン氏の姓から取って芸名を“チェ・ジヒ”と付けたと振り返ったことがある。1956年にチェ・ナムヨン氏が製作した映画『人傑ホン・ギルドン(原題:인걸 홍길동)』への出演に続き、イ・ガンチョン監督の1953年作『美しい悪女』に少女ウンミ役で出演し、話題をさらった。
この作品でスターダムに上がると、彼女は故郷にいた母と弟をソウルに呼び寄せ一家の大黒柱となった。さらに『オブジャ(原題:오부자)』(1958)、『愛慕(原題:애모)』(1959)、『姉妹の花園(原題:자매의 화원、監督:シン・サンオク)』(1959)などに出演した後は、アメリカに留学。 1962年に帰国し、映画『キム薬局の娘たち』(1963、ユ・ヒョンモク監督)にヨンラン役で出演し、「第1回青龍映画賞」と「第3回大鐘賞映画祭」で助演女優賞を受賞した。原作者の小説家パク·ギョンリ(1926~08)氏がわざわざチェ·ジヒさんの自宅に足を運び、役柄の重要性を説明したという。
1966年に結婚し、娘のユンさんが生まれた後、1969年に離婚。1970年にカムバックしてからは『南大門出身ヨンパリ(原題:'남대문 출신 용팔)』などのアクション映画に出演した。1970年代半ばには映画界を離れ、日本やアメリカなどで事業を行い、1988年には「ソウル プレオリンピックショー」を企画・製作した。ファッションデザイナーとしても活動したことがある。晩年は相次ぐ事業の失敗で順調ではなかった。数年前からアルツハイマーなどを患い、療養病院と娘のユンさんの自宅を行き来しながら闘病生活を送った。映画『お兄ちゃんが帰って来た』(2010、ノ・ジンス監督)や、『Nora Noh(英題、(原題:노라노)』(2013、キム・ソンヒ監督)が最後の出演作品で、韓国映画院元老会の会長を務めたこともある。2011年に「今年の女性映画人賞」の功労賞を受賞した。
焼香所は乙支路(ウルチロ)のシロ(ペク)病院・葬儀場の一般室に設けられ、出棺は19日午前9時。韓国映画院元老会のイ·ヘリョン会長とムン·チョルジェ総務理事が葬儀を主管する。埋葬地は盆唐(ブンダン)スカイキャッスル。
