ドラマスペシャル「ヒス」で母親役に挑戦した女優チョン・ソミン、「親しみやすく自然な姿を伝えようとした」

2021年10月25日

幼い娘を先に看取った親たちはどんな気持ちで毎日を耐えているのだろうか。このようなつらい思いに仮想現実(VR)を融合させたSF単発ドラマが視聴者たちと出会う。
KBSドラマスペシャル「ヒス(原題:희수)」に、娘を亡くした母親役で出演した女優チョン・ソミンはオンラインで開かれた制作発表会で、「母親として親近感のわく姿をお見せしたかった」と出演した感想を明らかにした。
「ヒス」は6歳になる娘“ヒス”を交通事故で失い、喪失感から抜け出せないまま暮らしてきた両親が、VRで亡き娘を復元させたことから巻き起こる物語を描いたSFホラードラマ。ヒスの母親役はチョン・ソミン、父親役は俳優のパク・ソンフンが務めた。
チョン・ソミンは「私には子どもがいないが、共働きをしながらヒスと同年代の子どもたちを育てる友人たちがいるので、間接的によく見て聞いていた」とし、「母親として親しみやすく、自然な姿を伝えることに重きを置いて演じた」と述べた。
彼女は、これまでバラエティ番組で築き上げたおてんばなイメージとは性格が異なるキャラクターを演じたことについて、「イメージを使い分けたい気持ちも大きかった」とし、「まったく異なるイメージを演じてみたかったところ、『ヒス』にちょうどいいタイミングで出会った」と述べた。
さらに「役柄自体の感情の幅が非常に広かったが、これをしっかりと凝縮させてエネルギーを使おうとした」とし、「母親役には馴染みがないかもしれないが、そんなイメージを破りたいというのが目標だったし、十分達成できたと思う」と述べた。
演出を務めたチェ・サンヨルプロデューサーは、「KBSの単発ドラマの公募に当選した作家たちが毎月一本ずつ台本を書いているが、その時に出た作品」だとし、「直々に演出したいほどに気に入った作品だったので、他のスタッフが集まっている席で早めに先取りしておいた」と愛情を示した。
さらに「仮想現実を素材にしているが、技術的には仮想現実を使用してはいない」とし、「仮想現実の空間とその中の人物をどんなふうに演出するのか、とても悩んだが、経費的な制約により実際の人物と小道具のセットを活用する方法に決まった。結果的によい選択だったと思っている」と述べた。
『ヒス』はKBSが今年初めて試みる映画プロジェクト“TVシネマプロジェクト”の作品4本の中のひとつで、22日午後11時25分から放送された。テレビ放送に先立ち、動画サービスwavveやBtvで先行公開された。
チェプロデューサーは「最近の視聴者の目は、非常に高い」とし、「TVシネマは、映画界の人材たちが大勢ドラマに参入し、さまざまな面で良い作品がたくさん輩出されている状況で、これに合致させようとするあがきであり努力」だと説明した。

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