BTS、「ARMYたちよ、叫べ!」2時間30分のオンライン公演開催…7人が伝えた希望のメッセージ
2021年10月25日

“心配はいらないよ。転げ落ちても着地する方法を知っているからさ。言葉は必要なく、ただ動けばいい。ダンスをするのに許可は必要ないから!”
彼らのヒット曲名「Permission to Dance」の英語歌詞のとおり、ダンスには許可が必要なかった。
華やかな照明の下で汗を流す7人のスーパースターにとっても、彼らの踊りや動き、まなざしひとつも見逃さないようにするお茶の間のARMY(BTSのファン)にとっても、そしてこれを静かに見守る取材陣にいたっても…。
新型コロナウイルスのパンデミックを22か月も過ごしながら、全ての人が心身ともに不自由な生活をしたが、グループBTSはこの日、ある教えを悟らせてくれた。よい歌を聴けば肩や体が自然と動き出し、それには誰の許可も必要ないということを。
24日午後にこの楽曲のタイトルをつけた公演「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」が開催された。新型コロナウイルスの影響により、オンラインで行われたが、その熱気はインターネットに乗り、“壁”を越えてそのまま伝わった。
同日のコンサートはBTSが昨年10月10日から11日までに開催した「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」以来約1年ぶりの公演。
BTSは4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』のタイトル曲で、強烈なパフォーマンスが際立つ「ON」の公演でオープニングを飾った。
純白の衣装を着用して「僕が僕になることの力、倒れても再び立ち上がる」と叫ぶ彼らの歌詞は、まるでコロナ禍においてそれぞれ困難を経験した人々へ伝える率直な励ましのように聞こえた。
BTSはさらに「FIRE」、「DOPE」、「DNA」、「Blood Sweat & Tears」、「FAKE LOVE」などのヒット曲を次々と披露し、雰囲気を存分に盛り上げた。
JINは「世界のARMYの皆さんが見ているはず。ARMYの皆さん、叫んで!」と声を張り上げ、お茶の間をヒートアップさせた。
JUNG KOOKは「今日僕たちは皆さんの姿を見ることができないが、僕たちの姿は皆さんに見せることができて光栄」だとし、「今日の公演を楽しく一生懸命にやっていきたい」と意気込みを見せた。
JIMINは「今日ここにいらっしゃらない皆さんのために、もっと一生懸命に走ってみようと思う」と述べ、RMは「僕たちはステージで歌い踊る時が一番僕たちらしい」と自信満々に語った。
現場の観客がいないオンラインストリーミング公演の特性上、彼らの歌の一小節、荒い息づかい、一言が視聴者の耳にダイレクトに伝わる感じがした。
同日の公演ではK-POPで初めてアメリカ・ビルボードのシングルチャート1位を獲得した「Dynamite」をはじめ、「Life Goes On」や「Butter」など、ビルボードの首位を占めたグローバルなヒットナンバーも欠かさなかった。
公演の始まりから終わりまで、ソロ曲を披露せずに7人のメンバー全員で埋め尽くしたステージのみで組まれた点が特に目に付いた。
韓国のある大型スタジアムで生中継された同日の公演は、彼らの名前にふさわしく見どころも豊富だった。
公演会場のLED画面の中の効果を視聴者のモニター画面でもそのまま伝える新技術「Visual Effect View·VEV」は、特殊効果で満載となった会場の真ん中に足を踏み入れた感じを与えた。
「FIRE」では実際に燃え上がる舞台装置を披露し、バラード「Blue & Grey」ではまるで鏡の前に立ったように自身の映像の前で歌う感性的なパフォーマンスを届けた。
一方、同日Vは前日のリハーサル中に筋肉痛を訴え、過激な動きを自制するようにという医療陣の所見により、ダンスを踊ることなく公演を消化した。
Vはこれについて「心が痛む。恥ずかしいことに本番で座ってばかりいる。アリーナステージでメンバーたちが踊っている姿を見ていた」としながらも、「次回は心身ともに“しっかり(똑띠という方言を使用)”ケアをして、残りのツアー期間にお見せできなかった姿まで十分に披露する」と述べた。
公演が大詰めを迎えた頃、「会いたい」と繰り返される印象的な歌詞の「Spring Day」が披露され、涙を誘った。Vは「あといくつの夜を迎えたらキミに会えるだろうか」というフレーズを、首の青筋がくっきり浮き出るほど力を注いで歌った。
新型コロナウイルスにより顔を合わせることができないARMYに伝えたこの切実なメッセージは、エンディング曲「Permission to Dance」で希望のメッセージとして爆発した。24曲目の楽曲であるこのナンバーを最後にBTSは約2時間30分にわたる公演を締めくくった。
あるファンはリアルタイムのコメントを通じて、「わー、最高だった」とし、「この瞬間、目や耳の保養になった」と感想を残した。別のファンは「(新型コロナウイルスで)この2年間の月日は私たちにとっても冬だった」とし、「よく持ち耐えてくれてありがとう」と綴った。
BTSは来月27日と28日、12月1日と2日にアメリカ・ロサンゼルスで新型コロナウイルスのパンデミック後初となるオフラインコンサートを開き、公演の熱気をつないでいく。
J-HOPEは「パンデミック前にメインスタジアムの公演で皆さんに会ったことが公演の間、ずっと思い出されていた。多くの部分を当時と比べた。その瞬間が懐かしい。しかし状況がとても良くなっているという感じがする。『Spring Day』の歌詞の通りに、近いうちに皆さんに会いに行くので、もう少しだけ待っていてほしい」と約束した。
RMは「どんな状況でも方法を見出すのがBTS、そしてARMY。何者も僕たちを邪魔することはできないのだから」と誓った。
