Rain(ピ)やPSYが門を叩いた米市場・・・BTSが“ダイナマイト”な人気で“バター”ように魅了

2021年11月24日

ボーイズグループBTS(防弾少年団)がアメリカ3大音楽授賞式に挙げられる「アメリカン·ミュージック·アワード(American Music Awards、AMA)」で大賞格の「Artist of the Year」を獲得。K-POPが20年ぶりにアメリカ市場で花を咲かせ、絶頂期を迎えたという評価が出ている。
過去にRain(ピ)、BoA、Wonder Girlsが門をたたいたアメリカ市場を「GANGNAM STYLE」でPSYが開拓したとするなら、BTSは今年のヒット曲「Butter」でアメリカの主流市場に完璧に溶け込み、トップになるという新しい歴史を刻んだ。
◇ Rain(ピ)&BoA&Wonder Girls、韓国市場を席巻後にアメリカ市場の門を叩く
歌謡界によると、韓国歌手がアメリカのミュージックシーンを象徴するビルボードチャートと縁を結んだのは、今からちょうど20年前のことだ。
2001年、キム・ボムスが自身のヒット曲「一日(原題:하루)」のリメイクバージョン「HELLO GOODBYE HELLO」で「HOTシングルズセールス」チャートの51位にランクインした。
もちろんこれよりずっと先の1981年にチョー・ヨンピルが、1989年にパティ・キムが、1999年と2010年にイン・スニが、2011年にイ・ソニが世界の音楽家にとっては“夢の舞台”と呼ばれるアメリカのニューヨーク·カーネギーホールで公演を繰り広げたことはあるが、持続的な現地での活動はかなわなかった。
2000年代、アジアを中心に韓流ブームを巻き起こしたRain(ピ)、BoA、東方神起などから、“ポップの本場”アメリカに目を向けようという試みが始まった。
Rain(ピ)は2006年から2007年までアメリカを含むワールドツアーを成功させ、“ワールドスター”というニックネームを得た。
2006年と2011年には、アメリカの時事週刊誌「タイム(TIME)」が選ぶ「世界で影響力のある100人」に、アジア芸能人として初めて選定。ハリウッド主演作『ニンジャ・アサシン』でアメリカの「MTVムービー・アワード(MTV Movie Awards)」を授賞するなど、多方面で活躍した。 現地でのアルバム発売によって、アメリカに直接進出の信号弾を打ったのは“アジアの星”BoAだった。
BoAは2008年にアメリカ現地進出を宣言し翌年、現地での1stアルバムでビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」の127位を獲得した。
ビルボードのシングルチャート「HOT100」に真っ先に名を連ねたK-POP歌手はガールズグループWonder Girlsだ。「Tell Me」や「Nobody」などで韓国を席巻した彼女たちは、同じくアメリカ市場進出を宣言し、2009年に「Nobody」で76位に上った。
◇PSY、アメリカ主流市場で新たな歴史を刻む…その後、K-POPの‟ランクイン”が相次ぐ
K-POP歌手のアメリカ市場進出において新紀元を開いたのはPSYだ。
PSYは2012年のグローバルヒット曲「GANGNAM STYLE」でビルボードの「HOT100」に7週連続で2位を記録するという大記録を樹立。アメリカの主流市場に初めて名前をしっかり刻み込んだ韓国歌手となった。
PSYは翌年「GENTLEMAN」でもビルボード「HOT100」の5位に上がった。これらの成果を基に、2013年に韓国歌手としては初めてアメリカ3大音楽授賞式のひとつである「ビルボード・ミュージック・アワード(Billboard Music Awards)」で「Top Social Artist」賞を受賞した。
しかしながら彼の成功は、K-POPの底上げというよりも、楽曲そのものの中毒性とPSY個人の持つコミカルなキャラクターが絶妙に合致した結果だという評価が優勢だった。
この頃、少女時代、EXO、BIGBANGなどを筆頭に、K-POPの人気がアジアを越えて欧米など西欧圏に拡大し、後輩歌手が相次いでアメリカのチャートに名前を連ね始めた。
2012年に少女時代のユニットであるGirls' Generation-TT、BIGBANG、G-DRAGON(BIGBANG)が、2014年から2015年まで2NE1、少女時代、SOL(BIGBANG)、EXOなどさまざまなK-POP歌手が引き続き「ビルボード200」入りを果たした。 しかし、北米音楽市場でK-POPがファンダムを構築したばかりであったため、主に100位圏内にとどまった。
そんな中、2019年からアメリカ市場内のK-POPファンの成長が著しくなった。
SuperM(1位)、MONSTA X(5位)、NCT127(5位)、BLACKPINK(24位)など強力なファンダムを持つグループが相次いで「ビルボード200」の上位圏に名を連ね始めたのだ。
シングルチャートでもBLACKPINKが2019年に「Kill This Love」(41位)で「HOT100」にランクイン。昨年リリースした2曲目の「Sour Candy」や「How You Like That」もそれぞれ33位にランクインした。
◇ 頂点に立ったBTSは「K-POP先輩のおかげ」…歌謡界「独歩的に成長したのは事実」
米国主流市場の征服に成功し、トップに立ったグループは何と言ってもBTSだ。
BTSは2015年に『花様年華 pt.2』(171位)で「ビルボード200」入りを果たし、2017年には『LOVE YOURSELF』(7位)で10位圏内にランクインした。
彼らは翌年、『LOVE YOURSELF 轉 Tear』で韓国歌手初となる「ビルボード200」の1位を獲得。そして同年の『LOVE YOURSELF結Answer』、2019年の『MAP OF THE SOUL:PERSONA』、昨年の『MAP OF THE SOUL:7』と『BE』まで5枚のアルバムを相次いで首位にのし上げた。
「HOT100」でも昨年のグローバルヒット曲「Dynamite」で3週間1位に上り、同年の「Savage Love」と「Life Goes On」で1位を獲得した。 今年に入ってからは「Butter」で10週連続1位という大記録を樹立。「Permission to Dance」やバンドColdplay(コールドプレイ)とコラボレーションした「My Universe」も1位となり、ヒットに成功した。
まさにアメリカの音楽市場で“ダイナマイト”のように爆発的な人気を博したBTSが現地のファンを“バター”のように溶かしてしまったというわけだ。 同日、「AMA」大賞の受賞はこのようなBTSのステータスを端的に表わしたと評価されている。
もちろんBTS本人たちは2017年の「ビルボード・ミュージック・アワード」受賞当時の記者会見で、海外での成功について「先輩たちがK-POPの道を切り開いてくださったので賞をもらえた」と謙虚なコメントしたことがある。
歌謡界の関係者たちは、そうだとしてもBTSが優れた成果を出したことはまた、周知の事実だと強調する。K-POPとBTSがお互いに助け合いながら成長したというのだ。
大衆文化評論家のチョン·ドクヒョン氏は「アメリカでK-POPが立派なひとつのジャンルとして受け入れられるようになるなど、裾野が拡大した部分がある」とし、「ここにはBTSが独歩的に成功した部分が寄与した。相互補完的に一致したと見るべきだ」と指摘した。

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