BTS、グラミー賞について心境を明かす…「どんな障壁があったとしても、恐れることなくぶつかることができるのが僕たちの強み」
2021年11月30日

ボーイズグループBTS(防弾少年団)が2年連続ノミネートされた「グラミー賞(Grammy Awards)」について、さまざまな思いを吐露した。
BTSのSUGAは28日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのSofiスタジアムで開かれた記者懇談会で「幼い頃にグラミーの授賞式ステージを見て育ったので、また候補に挙がれたということに胸がドキドキし、楽しみでもある」とし、「当然、容易ではないが乗り越える壁があり、挑戦できることにありがたく思う」と述べた。
彼はさらに「10回押して倒れない木はない(諦めずに挑戦すれば成功することをたとえた言い方)」とし、「2回押して乗り越えることを望むのは欲」だと語った。
それを隣で聞いていたVは「8回押せばJIN兄さんの年は、ほぼ40歳になる」と冗談を飛ばしたりもした。
JINは「まだ僕たちが受賞できていない賞がグラミー」だとし、「他の賞は受賞してもうれしくないというわけではないが、まだもらえていない賞があるので、受賞できたらという気持ち」だと挑戦の意思を明かした。
BTSは今年ヒット曲「Butter」の人気に支えられ、アメリカ3大音楽授賞式のうちのひとつ「アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Awards、AMA)」で大賞に該当する「Artist Of The Year」を獲得した。
アジアのアーティストがこの賞を受賞したのは彼らが初めて。
BTSは音楽界最高権威に挙げられる「グラミー賞」でも2年連続「Best Pop Duo/Group Performance」にノミネートされたが、惜しくも本賞候補には指名されなかった。
リーダーのRMはこれを意識したかのように「韓国からスタートしたアーティストとして僕たちが持つアイデンティティ、言語の限界など、見えない壁がまだ存在する」と述べた。
彼はそれでも「僕たちは心を込めて僕たちが得意とするとすることをパフォーマンスでお見せした。このようなささやかな瞬間が集まり、今日の奇跡に繋がった」と強調した。
BTSは前日始まった公演「PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」で約2年ぶりにARMY(BTSのファン)と対面した。2013年のデビュー以来、数多くのステージに立ってきた彼らにとっても、この日は特別な経験でしかなかったという。
SUGAは「ここ2年間(対面)公演をできずにいたが、考えてみると僕たちは僕たちの努力で壁を乗り越えてきた」とし、「これからどんな障壁があったとしても、恐れることなくぶつかることができるのが僕たちの強み」だと述べた。
RMは「2年ぶりにツアーを再び開始し、対面コンサートをすることになったが、これは新しいチャプター(章)の始まりだと感じる」とし、「この2年はBTSやARMYにとってお互いに大変な時間だった。今回のコンサートを通じて、BTSがこの2年間でどのように成長したのかお見せする」と期待を呼びかけた。
JINは「このコンサートの後も、韓国でまたコンサートを開きたい気持ちがあり、予定もある」とほのめかした。
JIMINは「これまでファンに直接会えず、無気力で憂うつな時間を過ごしてきた」とし、「こんなふうにファンがいるステージに立ってみると、僕たちがいるべき場所に帰ってきた気分になる」と感激の気持ちを示した。
BTSは2017年に「AMA」でアメリカ市場のデビューステージを踏んだ。そしてその後、ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で12週連続1位、「AMA」の大賞、「グラミー賞」の2年連続ノミネートなど輝かしい成果を収めた。
SUGAはこのような成功について「AMAで2年ぶりに対面で観客たちに会ったのもとてもうれしかったし、プラスで良い結果が出たのでうれしかった」とし、「僕たちを見て、“花樣年華(美しく輝かしい時代)”だと行ってくださることにとても感謝している」と述べた。
さらに「その成功の裏にはARMYの皆さんが一緒にいてくださった。だから長い間音楽活動ができた」とし、「昨日は公演をしながら改めて感じた。ARMYたちの身振りや行動、声のおかげで僕たちが生きているのだと」と強調した。
JUNG KOOKは「AMAのような場所に行くと、ARMYの歓声が本当に大きな力となる」とし、「昨日のコンサートでも、とても助けになってくれた。コンサートや授賞式で、ARMYの歓声が持つ価値はあまりにも大きい」と述べた。
BTSは楽曲やダンス以外に、世界に向けて投げかける重みのあるメッセージで“善良な影響力”を誇ってきた。彼らは人種差別に反対したり、青年世代の勇気を励ましたりもし、新型コロナウイルスに立ち向かいワクチン接種の重要性も説いてきた。
J-HOPEは「一世代の声となり、これを代弁するということがこそばゆくもあるが、重大な責任感が伴うことだと思う」とし、「僕たちはただ好きな音楽をやり、これを共有できて光栄だったが、それ(影響力)もBTSの音楽が持つ力でありエネルギーではないかと思う」と述べた。
RMは「僕はアメリカで育ったわけではないが、アジア人には多くの障壁がある」とし、「僕たちが作った音楽が外国に住むアジア人にとって多くの力になれるという点について光栄でありうれしく思う」と謙遜した。
BTSのメンバーたちが同日、記者懇談会で発した言葉には、彼らの成長し続けていく姿が投影されていた。
J-HOPEは「成功に対する基準を設けないようにしている。その基準を決めてしまうと、そこにたどり着こうと精神的にも肉体的にも疲れてしまうから。そんなことにこだわらないよう努力している」とも打ち明けた。
さらにRMは「成功を100%だとすれば、50%はARMY、メンバー7人がそれぞれ5%、残りの15%は(所属事務所の)HYBEとBIGHIT MUSICの成果だと考えている。だから、トロフィーだけを突き詰めると、僕が出した成果はまだほんの端くれに過ぎない。僕が導いた成功ではなく、多くの人の成功だと思えば謙遜する気持ちを維持することができる」と付け加えた。
