KBSドラマ「恋慕」、視聴率12.1%で終幕

2021年12月16日

女性であることを隠し、世子になったパク・ウンビンの時代劇ロマンス「恋慕」がハッピーエンドで幕を閉じた。
15日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、14日午後9時30分に放送されたKBS の月火ドラマ「恋慕」の最終回視聴率は12.1%で、同ドラマの最高視聴率を記録したという。
「恋慕」は王室の双子として生まれるが、女という理由で捨てられた“イ・フィ”が、兄の世孫 (王太子の長男)の死後、男装をしながら彼に代わって世子 (次期王位継承者)となり生きることを描いた物語だ。
 
 
(以下、ネタバレあり)
 
 
最終回は王座に上がったフィ (パク・ウンビン)と外祖父ハン・ギジェ (ユン・ジェムン)の直接対決で始まった。ハン・ギジェは「王に成り済ました女だ」とフィの秘密を暴露。緊張感を高めた。
フィはハン・ギジェと2人だけの席で毒が入ったお茶を一緒に飲み、全てを終える決意をする。さいわい、フィは一命をとりとめるが彼女の秘密は全て明かされてしまっている。フィは、隠れて静かに生きろという太王大妃の勧めを拒み、朝廷の大小臣僚の前で罪を告げる。
王座に上がったイ・ヒョン (ナム・ユンス)はフィを烹刑 (ぺンヒョン) (熱くない釜に入れ、死んだことにすること)に処し、双子として生まれながらも女という理由で抹殺されたタミ (フィの宮女時代の名前)に新しい人生を授けた。最後にフィは美しい女性の姿で登場。恋人チョン・ジウン (ロウン:SF9)と海辺の村で共に生きていくという結末を迎えた。
「恋慕」はフィという人物の設定を通して女性、貧民という立場に目を向けたという評価を受けた。上流層ではなく平民の側に立ちながら、キム尚宮をはじめとする周囲の人々を思いやるフィの姿は、感動を与えた。
男装した女性というフィのキャラクターもドラマへの興味を喚起し、一味違った時代劇ロマンスを作った。フィとジウンの覚束無い切ない愛や、フィに思いを寄せ、そばでただ見守るだけのイ・ヒョンの恋心は、毎回視聴者たちの胸を熱くさせた。
フィとジウン、ヒョンの3人は、権力関係にあっても自身の利益を求めなかった。このような姿を通して派閥を分ける既成世代 (現在の韓国社会を導いている古い世代)と対立する立場を提示。「正しい政治」に向かう連帯で希望を伝えた。
何よりフィを演じたパク・ウンビンが、小柄な体格で王の威厳を表しながらも全ての責任を背負った一人の女性の孤独と苦悩をうまく溶かし出し、ドラマをけん引したと評価された。
ドラマはNetflixでも公開。オンラインコンテンツサービスランキング集計サイトのNetflix番組部門で10位圏に名前を挙げ、世界的人気となった。

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