Noel、デビュー以来20年間描いてきた音楽風景…「温かなハグをしてあげる歌手になりたい」
2022年02月22日

さまざまな色彩が調和した夕焼けのように、歌一つで集まった人がいる。ただ歌が好きで、歌いたくて集まった4人。
しっかりした歌唱力に作詞・作曲の能力まで兼ね備えた彼らは、いつも一緒に舞台に立った。互いに笑い、励ました時間だけでも20年。人が生まれて成人になるまでの時間だ。
2002年12月に楽曲「Even I Grab You」でデビューしたボーカルグループNoelが、今年でデビュー20周年を迎えた。
20歳前後のあどけない姿で出会ったメンバーは、もう40代に突入したが、「Everything was You」、「I Miss You」、「Things that I couldn't say」、「Propose」などの楽曲は世代を超えて多くの人に愛されている。
今月17日にソウル・江南(カンナム)区の所属事務所のオフィスで会ったNoelは「練習生時代、歌手の準備していた時さえも、20年間活動するとは思っていなかったが、今まで歌い続けることができて幸せだ」と感想を明かした。
リーダーのイ・サンゴンはグループが結成された当初から今までを、「運が良かった」と振り返った。
Noelは、JYPエンターテインメントのプロデューサーJ.Y.Park(パク・ジニョン)が、SKテレコムの移動通信サービスのモバイルマルチメディア「June」を通じてデビューさせたグループ。“世界初のモバイルグループ”と呼ばれ話題になった。
イ・サンゴンは「僕たち4人はお互い知り合いでもなく、オーディションで出会った。一人(J.Y.Park)の人が選んだ、まったく違う4人が集まり、20年間一緒に活動できたということは運が良かった」と述べた。
デビュー後、メンバーの脱退などなしに長い年月をともにした点は、メンバー全員が誇っている部分だ。
イ・サンゴンは「メンバーの変化なしにここまで来たという点には個人的にも、グループとしても自負心がある」とし、「今は20年の記録だが、これから一日一日その記録がさらに増えるだろう」と強調した。
ナ・ソンホは軍服務などで過ごした5年間のブランク期間に触れ、「20代後半から30代に入る重要な時期にブランクを経験し、4人が再び団結し活動しながら、さらに絆が深まった」と振り返った。
メンバーは20年の活動の原動力に音楽、そしてファンを挙げた。
カン・ギュンサンは「Noelとして表現する音楽、見つめている方向が一緒。僕たちを愛してくださるファンは100点満点中100点。時折公演していてメンバーが歌詞を忘れてしまっても、ファンたちはみんな覚えてくれているから(笑)」と明かした。
Noelは最近リリースした楽曲で、“ミットゥン(信頼して聴ける)Noelスタイルのバラード”というキャッチフレーズを改めて証明した。
音楽プロジェクト「Saying」の第一弾としてリリースした「How Can I Forget You」は、今月10日午後の発売直後、音源サイトGENIE MUSICやBugsなどで1位を獲得し、他のチャートでも上位圏にランクインした。
チョン・ウソンは「活動しながら大衆に知られた楽曲も少しずつ増えてきた。多くの方と思い出を共有している感じ」だとし、「“ミットゥンNoel”というコメントをよく目にするが、それだけ気楽に、また好感を持って聴いてくださって感謝している」と述べた。
Noelは昨年末からソウル、水原(スウォン)、釜山(プサン)、大田(テジョン)など全国を回りながらファンと会った。
昨年11月13日から開催される予定だった公演は、新型コロナウイルスの拡散で一部がキャンセル·延期されたりもした。メンバーらはこの3か月間、薄氷の上を歩くような気持ちで、いつも緊張していたという。
イ・サンゴンは「約2年ぶりに公演を始める瞬間、初演が一番記憶に残っている」とし、「こんな時期にたくさんの方を迎えて歌うことに申し訳ない気持ちもあるが、本当に久しぶりの幸せな時間だった」と明かし、溢れる感情をおさえきれなかった。
カン・ギュンソンは「幕が上がった瞬間、涙が出た。防疫指針により歓声を上げることはできないのに、無意識に『わ~』と言うファンの声を聞くと、胸が熱くなり、ある日は僕が泣き、別の日はメンバーが涙した」と述べた。
Noelはデビュー20周年を迎えた今年も、着々と音楽活動を続ける予定だ。
これまで毎年6月には小劇場コンサートを、年末には全国ツアーコンサートをしてきたが、今年も多くの場所でファンと会うのが目標だという。多彩な歌を届けるミニアルバム(EP)も検討中だ。
ナ・ソンホは昨年、韓国俳優として初めてアカデミー賞を受賞した女優ユン·ヨジョンについて言及し、「デビューした後、きらきらと活動をする人は多いだろうが、浮き沈みを乗り越えてしっかりと長い間活動するのは違うと思う」と強調した。
彼は「10年後も、20年後もNoelとしてともにいるのが目標」だとし、「長い間、地道に音楽をしていけば、心から歌う歌手、信頼を与えられる歌手になるのではないかと思う」と語った。
メンバーは好きな音楽を長くやるためには、特に健康が重要だと口をそろえた。
チョン・ウソンは「メンバーたちの顔をよく見ると、あまり老けていないなと思うが、10年また経てばどうなるかと思う」と冗談を飛ばし、「音楽というものは、作業する時に集中しなければならず、エネルギーをたくさん使うのでみんな元気でいてほしい」と強調した。
いつの間にかボーカルグループの“長兄”になったNoelはどんな歌手として記憶されたいのだろうか。
カン・ギュンソンは「日が真南に昇っている時は、皆が太陽のように激しい人生を生きている。でも日が暮れると強い日差しではなく、温かい夕焼け(韓国語でNoelは夕焼けという意味)がある。夕焼けのように温かいハグをする音楽で記憶されたい」と答えた。
