映画『不思議な国の数学者』出演の俳優キム・ドンフィ、「チェ・ミンシク先輩が相手役…あまりにも光栄」

2022年02月28日

「この先、一生演技をしながら、こんな作品に出会えるだろうかと思う。まだ未熟な上に、主人公を務めた初めての作品となったが、相手役がチェ・ミンシク先輩だったので、いろいろな面で意味深い作品となった」
来月9日に韓国で公開される映画『不思議な国の数学者(原題:이상한 나라의 수학자)』で脱北した数学者“イ・ハクソン”(チェ・ミンシク)から数学を学び友情を交わす高校生“ハン・ジウ”を演じた俳優キム・ドンフィはオンラインインタビューで、「あまりにも光栄」だと感想を明かした。
成績上位1%の学生たちが集まる自立型私立高校に社会的配慮者専攻で入学したハン・ジウ。一般の中学校では上位圏だった彼も、数学においては家庭教師をつけて先行学習した友人に追いつけず、最下位に留まる。
担任は一般学校への転校を提案するが、ジウは苦労して働きながら育ててくれる母親を失望させたくないという思いで踏ん張る。そんな中、学校の警備員であるイ・ハクソンと縁を結ぶことになる。
20代半ばにも関わらず、高校生役を見事に演じ切ったキム・ドンフィは、「学生時代は、幼く見えるせいで『かわいい』と言われるのがストレスだったが、この映画では童顔という強みがよく表れた」と笑った。
キャスティング後は、“ごく平凡な高校生”をリアルに表現するため、最近の10代たちの思いを理解したり、行動をマネしたり、話し方を学んだりと、努力をしたという。
キム・ドンフィは「最近は何でも、変化が早いが、10代の子たちはもっと変化が早いので、どんなことが好きで、どんな思いを持っていて、今流行っていることは何なのかと関心を持った。10代の子たちの気持ちをたくさん聞いてみて、彼らの流行語や話し方を学ぼうと努力した。卒業した高校の前に行って、下校する生徒の様子を観察したり、ついて行ったりした。ニキビを隠すメイクもしなかった。僕が表現した10代の姿を、実際の10代の子たちが見て、『あんなふうじゃないんだけど?』と言われたらどうしようという心配が少しあった」と述べた。
その一方で「シナリオを読みながら『ジウはこんな姿なんだな』と思った姿と、僕が似ている部分が多いと感じた」と述べた。
さらに「高校に入り、クラブ活動をする前までは消極的なほうで、特に友人関係では受け身な姿が似ていたので参考にした。表には出さない、最後まであきらめずに執拗に食い下がるところも、とても似ていた」と明かした。
所属する事務所もなく、一人でオーディションを受けに行った彼は「中にチェ・ミンシク先輩がいらっしゃったので、先輩に僕の演技をお見せしてフィードバックをいただければ幸いだという気持ちで臨んだ」とし、「撮影をしながら初めて『こんな映画を撮っているんだな』と実感した」と述べた。
さらに「現場でチェ・ミンシク先輩は、本当に吠えたける虎のような感じで圧倒される気分だった。演技をしない時は笑わせてくださったり、先に声をかけてくださったりと、場の雰囲気を和らげるよう努力してくださった。チェ・ミンシク先輩と演技をすることが、僕には信じられないことなので、一回でも多く先輩と話をしようとした」と付け加えた。 本格的な歩みを踏み出した新人俳優としての抱負も語った。
彼は「ある人物をうまく表現するためには、その人物をよく知らなければならず、よく知るためには僕自らが多くの事を知り、準備しなければならないと思う。作品をしていない時も、絶えず学ぶことが重要。演技に正解は決してないが、誰が見ても違うという誤答はあると思う。心を開いて考えるが、そういったものには注意しようと思う」と語った。

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