「Seoul Jazz Festa」の総指揮を務めたWoong San、「コース料理のようなステージを準備」

2022年04月21日

「これまでジャズミュージシャンは、“冬”のような時間を過ごした。長い時間を経て披露する今回の公演で、新しい希望を歌いたかった」
韓国を代表する「ジャズの歌姫」Woong San (ウンサン)は、4月30日の「世界ジャズの日」を記念して行われるイベント「2022 Seoul Jazz Festa@ノドゥル島」ついてこのように語った。
社団法人韓国ジャズ協会が主催するこのイベントは、今月26日から5月1日までの6日間、ソウル・龍山 (ヨンサン)区 ノドゥル島複合文化空間で行われる。昨年1月、協会会長に就任したWoong Sanは、イベント全般の企画を担い、準備した。
Woong Sanは今月15日に行われたインタビューで「“世界ジャズの日”は、全てのジャズミュージシャンにとって“宴の日”」だとし「大切な“宝石箱”を取り出す気持ちで、実力ある新人や後輩ミュージシャンを、多くの方々に知らせたい」と話した。
彼女にとって、イベントの総指揮を務めるのは、昨年に続いて2回目となるが、今年は特に気を使った部分が多い。
コロナ禍により、一通りをオンラインで行った昨年とは違い、今年は6日間で多彩なステージを披露し、観客を直接迎え入れる。
Woong Sanは「室内公演会場は、座席数が500席程度だが、屋外公演会場は1000人ほど集客できる」とし「計12回のステージを行う予定だが、チケットは前売り開始後、わずか20分でソールドアウトとなった」と話した。
彼女は、6日間にわたってイベントを行う理由について「K-POPまたは国楽だけが韓国の音楽ではなく、K-ジャズも世界に進出する準備ができていて、才能ある人材がたくさんいるということを多くの人に知らせたかった」と力を込めた。
世代を超えた100人以上のミュージシャンが集まるため、バランスを取りながらプログラムを組むことも容易ではなかったという。
Woong Sanは「韓国ジャズの礎石を築いた第1世代、現在精力的に活動している現役第2世代、ライジングスターである第3世代が、全て自然と調和を成すよう、公演一つ一つを数十回、悩み考えた」と話した。
悩みに悩んだ末、彼女は「コース料理」のようなステージを準備したと明かした。
Woong Sanは「本格的なジャズで入ったら、もたれてしまうかもしれないので、話の面白い評論家がジャズを説明するという公演を“アぺタイザー (前菜)”として入れ、ブルース音楽の公演とジャズ音楽の花であるビッグバンドの公演で雰囲気を盛り上げる」と説明。
続けて「最も豪華なメインは、ジャズのオールスター公演」だとし「20代の若く勢いのあるカン・ジェフントリオと韓国ジャズの第1世代らが“What a wonderful world”を歌い、一つになる」と話した。
最終公演には即興音楽の“生きる伝説”カン・テファントリオがステージに上がり、ジャズの深い余韻を伝える予定だ。
Woong Sanは「長い間、ジャズ公演を我慢していたジャズマニアはもちろん、音楽愛好家が見るべき公演」だとし「コロナ禍に疲れ、新鮮な衝撃と爽快さを求めている方にもオススメしたい」と自信を示した。
Woong Sanは、「イベントの準備において、容易な部分などなかったが、仲間がいたから、ここまで来ることができた」と全ての功をスタッフに譲った。
彼女は「難題の次に難題、試練の次に試練の連続だった」とし「とても疲れて泣きたかった日もあったが、韓国ジャズのルネサンス (再生)のため、頑張ろうという思いで奮起した」と振り返った。
続けて「一部の事務局職員は、報酬ももらわず、使命感だけで全てのことをやり遂げた。音響、照明、撮影など、スタッフ全員が大韓民国にジャズのリバイバルを起こそうという気持ちで力を合わせた」と付け加えた。
そして「今年の“Seoul Jazz Festa”を呼び水に、毎年4月の最終週は、ノドゥル島を“ジャズ島”にしたい」とし、「今後もジャズ界に隠れている“宝石”を紹介し、お伝えしたい」と語った。
Woong Sanは、今回のイベントを通じて多くの人々にジャズの力が伝わることを願っているとした。
「ジャズという音楽を全て知る必要はない。けれども、ジャズを理解し、楽しむことができれば、今見つめている視野が一歩広く、そして高くなると思う。人生のうれしいプレゼントのように」(笑)
Woong Sanは、イベントが全て終わる5月には「ジャズボーカル」の本業に戻る。
彼女は、5月末からレコーディングを始め、9月中にフルアルバムをリリースする予定だ。彼女にとっては約4年ぶりに出すフルアルバムとなるが、10月には単独コンサートも計画中だという。
「ジャズ協会を率いるWoong Sanが使うべきエネルギーとアーティストWoong Sanが使うべきエネルギーが違った。本当に不思議なことに創作がうまくいかない。イベントが終わったら、また音楽をする自分に戻らなければいけない」(笑)
Woong Sanは「もともと2年前にリリースすべきアルバムだったのに遅れた」とし「Woong Sanという名前を重く考える方もいるが、心が安らぐ、自然な音楽として覚えてくださればうれしい」と話した。

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