公開延期となっていた韓国映画、続々公開…ソーシャルディスタンス解除により映画界に新たな風…
2022年04月21日

新型コロナウイルスのパンデミック以後、韓国では「ソーシャルディスタンス」が継続されていた。しかし、今月18日、これが約2年ぶりに全面解除となり、映画界にも新たな風が吹き始めた。
これまで公開を延期してきた大作が、ピークシーズンとなる夏を狙い続々と公開を予告している。また、世界屈指の映画祭に挙げられるカンヌ国際映画祭の出品作も公開される予定だ。
まず、ロッテエンターテインメントは、韓国のボックスオフィス歴代最高ヒット作となった『バトル・オーシャン 海上決戦』の後続作『閑山:龍の出現 (原題:한산:용의 출현)』を7月に公開すると発表。
キム・ハンミン監督の李舜臣将軍3部作の2作品目で、2020年9月に撮影を終え、昨年の夏公開を目指していたが、コロナにより延期となっていた。
2014年に韓国で公開され、1700万人の観客を動員した『バトル・オーシャン 海上決戦』は、依然として韓国の歴代興行成績1位の座を守っている。3部作の最後の作品となる『露梁:死の海 (原題:노량:죽음의 바다)』も昨年、撮影を終えた。
昨年から、期待作に挙げられていた『閑山:龍の出現』が、真っ先に今夏の公開を予告したことにより、他のテントポール (映画スタジオの業績を支える大作映画のこと)作品も次々と公開されるものと見られる。
ショーボックスは、昨年のカンヌ映画祭の招待作だったハン・ジェリム監督の災難映画『非常宣言 (原題:비상선언)』を、7~8月中に公開すべく日程を調整中だ。
ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、イム・シワンなどスター俳優が勢揃いした『非常宣言』は昨年、カンヌ映画祭で上映された。韓国では今年1月の旧正月の公開を目指していたが、コロナの状況が悪化したため、これを延期していた。
CJ エンターテインメントは、チェ・ドンフン監督の新作『宇宙+人 (原題:외계+인)』を披露する予定だ。
2020年3月から昨年4月まで、1年以上にわたって撮影を行った『宇宙+人』は、噂の神剣を手に入れようとする道士が横行する高麗末とエイリアンが出没する2021年現在の間に、時間の扉が開き、それによって繰り広げられる奇想天外な物語を描いたSFアクションだ。
リュ・ジュンヨル、キム・ウビン、キム・テリ、ソ・ジソブ、ヨム・ジョンア、チョ・ウジン、イ・ハニ、キム・ウィソンなどの豪華キャストを誇るこの作品は、 1部と2部を同時に撮影しており、今夏に1部を公開する。
本格的なピークシーズンに入る前の6月には『パラサイト半地下の家族』以来、3年ぶりにカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に進出したパク・チャヌク監督の『別れる決心
(原題:헤어질 결심)』と是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』が順次公開される予定だ。
カンヌが愛する監督たちの新作で、両作品とも受賞の可能性がある。そのうえ『別れる決心』にはタン・ウェイ、パク・ヘイルらが、『ベイビー・ブローカー』にはソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、IUらが出演しており、豪華キャストで多くの話題を集めるものと見られる。
またドラマ「イカゲーム」で世界的な注目を集めた俳優イ・ジョンジェの演出デビュー作であり、カンヌ映画祭の非コンペティション部門ミッドナイト・スクリーニングで初公開された『ハント (原題:헌트)』も今夏、韓国で公開される予定だ。
5月にはマ・ドンソク主演の『犯罪都市2(原題:범죄도시 2)』も韓国で公開を迎える。
映画関係者は「ソーシャルディスタンスが解除され、配給会社は期待を持ちながら、様々な作品の公開を本格的に準備している」と伝えた。
