大河時代劇「「太宗イ・バンウォン」主演のチュ・サンウク、「ドラマ史の1ページを飾ることができ光栄」
2022年05月13日

「いつかはまた別のイ・バンウォンが出てくるだろうが、ドラマの歴史の1ページを私が飾ったのではないかと思い非常に光栄だ」
最近韓国で放送が終了した時代劇「太宗イ・バンウォン (原題:태종 이방원)」で主人公イ・バンウォンを演じた俳優のチュ・サンウクに最近、ソウル・江南 (カンナム)の新沙洞 (シンサドン)で会った。
彼はKBSで5年ぶりに披露した大河時代劇のタイトルロールというポジションがプレッシャーが大きかったが、それよりは「演じたい気持ち」の方が大きかったと述べた。
そして「演じる立場で負担にもなるし大変なのは事実。でも私はそんな悩みもなく、ただひたすら自分がやるのだと思った。演じてみたかった(笑)。私がキム・ヨンチョルさんやユ・ドングンさんのような先輩方に勝たなければならない。ただ我々のドラマだけの色を持ったイ・バンウォンを表現することだと思い演じた」と明かした。
今回の作品でチュ・サンウクは高麗の官僚から朝鮮の王子に、また皇太子を経て国王、そして先王になるまでイ・バンウォンの多事多難な人生を演じ切った。
彼は若いイ・バンウォンを分別がなく覇気あふれる姿で、その後には地位により重みのある姿を表現しようと努力したと述べた。また、イ・バンウォンの生涯を間接的に経験しながら、“人間イ・バンウォン”に対する思いも変わったと告白した。
チュ・サンウクは「私が知るイ・バンウォンはいわゆる (多くの人々を死に追い込む)“キル・バンウォン”くらいだったし、正確で細かくはよく知らなかった。だがドラマで“人間イ・バンウォン”、家長としてのイ・バンウォンを演じながら、『本当はこの人生も疲れてしんどい』という思いになった。私ならそんなに苦労して生きるよりは、孝寧大君のような人生を追及したと思う」と述べた。
「太宗イ・バンウォン」は王座を得るために孤軍奮闘するイ・バンウォンや一国の君主としての太宗の姿よりは、“人間イ・バンウォン”により集中し好評を得た。
ドラマ序盤の高麗の官僚として従事していたイ・バンウォンが父イ・ソンゲの反乱後、同僚たちからいじめられながら見せる姿は、“K-社会人イ・バンウォン”というミーム (meme、インターネットの流行コンテンツ)でオンラインで話題となったりもした。
チュ・サンウクは「朝鮮時代でもすべて人が暮らす話ではないか」とし、「家族の話で始まり、また別の家族の話で締めくくるという点でこれまでの作品の中のイ・バンウォンとは異なる新鮮さがあったようだ」と思いを明かした。
また演技をしながら俳優のキム・ヨンチョルから多くの助けを受けたと感謝を伝えた。
彼は「キム・ヨンチョル先輩は時代劇においてはほとんど神の境地に上がった方。序盤に非常に多くの教えを受けた。一言だけで、どうすればいいかアドバイスしてくださりとても感謝した」と付け加えた。
ただ「太宗イ・バンウォン」がこれまでの大河時代劇と異なり、32部作の短い分量で放送されたことについては名残惜しさを吐露した。
チュ・サンウクは「時間は決まっているし、話はこれだけ (多く)あるし、だから仕方なく寝て起きたら3年、5年が経っている。ある時は1話に2人も死ぬ流れになった。少なくとも50話くらいはしてこそ周辺人物たちの描写や人物間の関係、このようなことを十分に表現できると思うので残念だ」とも明かした。
今回の作品を通じて時代劇の面白さを感じたという彼は、「ぜひ王ではなくても歴史的な人物をまた演じてみたい」とし、20年後にはキム・ヨンチョルのような“KBSの資産”になりたいという願いを伝えた。
チュ・サンウクは「もしそのようなお言葉をいただけるのならば、私が20年間とても熱心に、立派に演じてきたということなので、本当に気分がよいだろう。キム・ヨンチョル先輩のように町内を一周ずつ回りたい(笑)」と述べた。
