「全国のど自慢」のソン・ヘ、最高齢司会者としてギネスブックに登録…「国民とともに歩んだ34年に感謝」

2022年05月24日

「全国のど自慢」の進行を務めるソン・ヘがギネスブックに登録された。
今年95歳を迎え、世界最高齢のテレビ音楽競演番組司会者として公式認定を受けたのだ。
1988年から現在まで“日曜日の男”となったタレントのソン・ヘは、「“飛び上がるほどうれしい”とよくいうが、それを超える気分」だと認定の感想を語った。
彼は1927年、黄海道(ファンヘド)で生まれ朝鮮戦争の時に天涯孤独の身で釜山(プサン)に移住した。
本名のソン・ボキ(宋福熙)ではなく、“ソン・ヘ(宋海)”の名前で1955年に歌手活動を開始。そして1988年、人生のすべてとなった「全国のど自慢」の司会者を担当することになった。
持ち前の話術に親しみやすい気さくな姿で国民と喜怒哀楽をともにし、いつの間にか34年の月日が過ぎた。
地球の反対側パラグアイから北朝鮮・平壌(ピョンヤン)のモランボン公園まであちこちを回りながらマイクを握ったが、失郷民(シリャンミン/朝鮮戦争の際に、朝鮮民主主義人民共和国から大韓民国へ避難し、故郷に戻れなくなった人々)として故郷の黄海道・載寧(ジェリョン)で舞台に立ちたいという願いはまだ叶えられていない。
ある番組でソン・ヘは「『故郷にいらっしゃる皆さん、“ボキ”が来ました!全国のど自慢!』と言って、人生を終えたい」と、その思いを明かしたりもした。
波乱万丈な人生は、書籍や映画、ミュージカルとして制作され、第二の故郷となる大邱(テグ)には記念館まで建てられたほどだ。彼は世代を超えて愛され、“国民のMC”として親しまれてきた。
ソン・ヘは認定後の会見で「『全国のど自慢』。その名のとおり “我々の歌”を伝えたり、皆さんと会ったりしたくてやってきた。『我々は競争をせずとも結論が出る』という優しさがある」と番組への愛情を示し、ギネスブック登録はひとえに視聴者の方々のおかげだと明るい笑みを浮かべた。
「よくやった。これくらいなら、よくやったほうだ。私の人生“ディンドンデン”だ」 (ディンドンデン/「全国のど自慢」で「合格」の際に鳴るベル音)
今年1月に放送されたスペシャル番組「皆さん、ありがとうございます。ソン・ヘ(原題:여러분 고맙습니다. 송해)」で、ソン・へが披露した「私の人生ディンドンデン(原題:내 인생 딩동댕)」の一節だ。
故郷の黄海道・載寧を離れ、その名の通り海のように全国を駆け回ったが、95歳の人生を、観客とともにうまく乗り越えてきた、よくやったと自ら称賛する楽曲だ。
生きるのが大変で、この人生は“ハズレ”だと思う人々にも、「ハズレを引かなかったら、“ディンドンデン”の定義も分からない」とソン・へは歌う。
“ディンドンデン”も“ハズレ”も同じように大切だと語るソン・ヘにファンからは「この34年間、日曜日が来るたびに幸せだった」、「“ディンドンデン”という、うれしい合格のサインをプレゼントしたい」という声が寄せられた。

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