SF&ファンタジー・アクション映画『宇宙+人』のチェ・ドンフン監督、「幼い頃の想像で映画を作ったらどうかと思った」

2022年06月27日

「幼い頃から宇宙人という存在を考えると、心がときめきながらも恐怖を覚えたりもした。私の幼い頃を楽しくしてくれた想像が、現実になればどうだろうかという思いで作った映画だ。古典説話を一緒に繰り広げると面白いそうだと思った」
チェ・ドンフン監督は最近、コンラッドソウルホテルで開かれた映画『宇宙+人(原題:외계+인)』第1部の制作報告会で、「青春の最後をこの映画に捧げた」と述べた。『暗殺』以降、7年ぶりの新作となった『宇宙+人』は、シナリオ執筆だけで2年半もの月日を費やした。
『宇宙+人』は過去と現在、人間と宇宙人を集め、SFとファンタジー・アクションを結合した映画だ。第1部は、高麗末、噂の神剣を手に入れようとする道士たちと2022年現在、人間の体に収監されている宇宙人の囚人を追う人々の間に、時間の扉が開いたことで繰り広げられる物語を盛り込んだ。
現在で、宇宙人の囚人を管理しながら暮らす“ガード”(キム・ウビン)は、突然の囚人の脱獄により危機に瀕する。刑事“ムン・ドソク”(ソ・ジソブ)はわけも分からぬまま宇宙人に追われる。
高麗末の1390年、半人前の道士“ムルグ”(リュ・ジュンヨル)は、懸賞金がかかった神剣を手に入れようとさすらう中、雷を撃つ女“イアン”(キム・テリ)に出会う。ここに、自分で作った武器を売る神仙“フクソル”(ヨム・ジョンア)や“チョンウン”(チョ・ウジン)、仮面で顔を隠した“ジャジャン”(キム・ウィソン)らもストーリーに合流する。
ロボットと宇宙船、宇宙人が登場するSFアクション、道士と女、神仙たちの神剣争奪戦が映画の2つの軸だ。キャラクターのエピソードが一つずつ明かされながら、接点がないように見えた2つの物語が重なっていく。
チェ監督は「過去に宇宙人がいたとすれば、人々はどのように受け入れたのか。妖怪はなぜ人間の体内に宿ることになったのか。こんな疑問が物語の始まりだった」とし、「宇宙人や人間の葛藤という映画の基本的意味が、題名に込められている」と述べた。
高麗を時代背景にしたことについては、「もしかしたら道士が暮らした最後の時代ではないか。高麗の服飾や空間を表現してみたかった」と説明した。
『宇宙+人』は、第2部まで合わせ、韓国映画史上最長期間となる387日間にわたって撮影が行われた。チェ監督は「1部と2部ともに冒険劇だが、若干の情緒的差がある」とし、「一緒に撮ってこそキャラクターを完全で統一感をもって表現できると思った」と述べた。
チェ監督は『10人の泥棒たち』(2012)や『暗殺』(2015)で相次ぎ1000万人を超える観客を動員したことがある。7年ぶりの新作は、彼の得意技であるケイパームービーより、カン・ドンウォンを起用した朝鮮背景のファンタジー・アクション『チョン・ウチ 時空道士』(2009)に近いように見える。チェ監督は「『暗殺』はリアリズム的な映画だった。完全に正反対の映画をやりたかった」と述べた。
キム・テリは「見どころはたくさんあるが、結局人の物語を扱っているという部分が魅力的な映画」だと紹介した。リュ・ジュンヨルは「これでもなくあれでもない何か。半人前の道士という設定が気に入った」と感想を伝えた。

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