映画『閑山:龍の出現』のパク・チファン、「目標は4位の俳優。銅メダルを取れなくても絶えず努力する」

2022年08月08日

映画『閑山:龍の出現(原題:한산: 용의 출현)』の中の俳優パク・チファンは、これまでの彼とはまったく違う。
“ナ・デヨン将軍”を演じた彼は、一貫して剛直な姿で登場する。ひげはきれいに整えられており、身なりは端正。声は奥ゆかしい。『犯罪都市』シリーズで登場した“チャン・イス”の顔は見当たらない。
最近、ソウル・鍾路(チョンノ)区八判(パルパン)洞のあるカフェで会ったパク・チファンは「キム・ハンミン監督から初めて出演オファーを受けた時、当然、倭軍の役だと思った」とし、「ナ・デヨン将軍の役をやってほしいと言われ、『倭軍ではなく?』と問い返した」と振り返った。
彼は「なぜ、この役を私にくださったのか気になったが、正確な返事は聞けなかった。ただ『鳳梧洞戦闘(原題:봉오동 전투)』を見て、『あの人に任せれば大丈夫だ』と思ったそうだ。変わった監督だと思った」と付け加えた。
シナリオを読んだ後は、不安とプレッシャーで体が震えるほどだったと告白した。「出演時間の問題ではなく、私が今まで引き受けてきた人物に比べ、この一人の存在感があまりに大きかったからだ。私がこんな人物を演じることができるのだろうかと思った」とした。
演技に対する悩みが大きくなると、「インスピレーションを受けるまで帰ってこない」と誓い、キャンプの道具を持って家を出たと明かした。ナ・デヨン将軍の生家と墓がある全羅南道羅州市(チョルラナムド·ナジュシ)、亀甲船や板屋船を作ったり、修理したりしていた麗水(ヨス)船所、イ・スンシン(李舜臣)将軍が戦死した順天倭城(スンチョン·ウェソン)や忠武寺(チュンムサ)、閑韓山(ハンサン)海戦が起きた閑山島(ハンサンド)沖合などを直接訪れ、キャラクターを構築。時間は実に、1カ月あまりを要したという。
パク・チファンは「ある日、閑山島の沖合を見ていたら、風の音が普段と違って聞こえ、戦闘する場面が思い浮かび始めた。その時、『誰が来ても、この朝鮮軍を破ることはできなかったのだな』と思った。このような気持ちで台本を読んだら、立体的に描かれ始めた」と明かした。
彼はこのように長い時間をかけて、キャラクターの構築をしたのは初めてだと述べ、その根底にはキム・ハンミン監督がいたと語った。
パク・チファンは「監督の(イ・スンシン将軍に関する)知識は、普通ではない。あの方の前で演技をするには、頭でやってはいけないと考えた。情熱とか真心とかではなく、監督と周波数を合わせなければ一分一秒が悪夢だろうと思った。幸い、周波数がとてもよく合った」と述べた。
彼は完成した作品を見て、「私という人間は、小さく、取るに足らないものだということを悟り、恥ずかしかった」と伝えた。
最近、パク・チファンが出演した作品は次々とヒットしている。『犯罪都市 THE ROUNDUP』はパンデミック以降、初の1000万映画となり、『閑山:龍の出現』は公開8日目に累積観客数300万人を突破した。
彼は、「ただ、感謝なだけ」としながらも「主人公を担った方々が成し遂げた成果であり、私のものではない」と話した。
パク・チファンの目標は「4位の俳優」だという。銅メダルも取れないが、絶えず努力する姿が最も小市民の顔に近いという思いからだ。
彼は「最も、傷が多く、人間くさい、リアルな人物は、4位のような人。私もそのように生きてきたし、私がそれを表現した時に作品が生きると思う。だからそのような人物たちを担ってきたし、依然として関心も高い」と述べた。

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