屋上月光(OKDAL)、エッセイ本「ささいな冒険を続けよう」を発売…「日頃できなかった深い話を盛り込んだ」
2022年08月09日

「文章は、自分で考えたことを整理し、直せる。その過程で、日頃できなかった話をたくさん交わした」
女性デュオ「屋上月光(OKDAL)」は最近、ソウル麻浦(マポ)区で行われたインタビューで、エッセイ本「ささいな冒険を続けよう(原題:소소한 모험을 계속하자)」を出した感想についてこのように述べた。
本は、屋上月光のキム・ユンジュとパク・セジンがお互いに送る手紙という形で、これまで言えなかった深い話の数々を盛り込んだ。
キム・ユンジュは「セジンが(本で)結婚の話をしている部分があるのだが、そこに『愛する人とご飯を食べたいのに、ただお腹が空いているだけなのか』というくだりがあった。それがとてもパク・セジンらしくて面白かった」と述べた。
パク・セジンは、「(キム・ユンジュの)人を巻き込むギャグスタイルが、文章全般に溶け込んでいる。ジャブの女王だ」と付け加えた。
屋上月光は、本にカクテルの好みといった何てことない話から死に対する思いや、これまで明かせなかった寂しい幼年期の記憶までを率直に盛り込んだ。
パク・セジンは「私のハンディキャップのような幼少時代をどのように書くべきか悩んだ」とし、「(その記憶を)打ち明けてしまいたかった。その記憶を抱えたままでは、前に進めないのではと悩んだ末、本に書いた」と述べた。
本に、漢江(ハンガン)で死骸を見たことを思い出しながら、死を準備する自身の姿を書いたキム・ユンジュは、「この内容を家族はどのように受け取るだろうかと悩んだ」と述べた。
キム・ユンジュは2014年に結婚した夫のクォン・ジョンヨルとの生活も盛り込んだ。本を書きながら、夫にたくさん応援してもらったという彼女は、「気恥ずかしくて(クォン・ジョンヨルに)本を一度も見せていない。(夫が)“キム作家”だと、からかうから」と大笑いした。
「ささいな冒険を続けよう」の出版に加え、屋上月光は9日に新曲「Ceremony」を発売する。新型コロナウイルス感染症を経験し、人々が感じた痛みや寂しさをなだめる楽曲だ。
「この大変な時期を乗り越えられたことをお祝いし、これから(新しい人生を)生きていかなければならない人々に勇気を与えたいという思いで作った。リスナーの方々が『私の一日は、変わらず大切だ』と思えるようになり、小さな慰めを受ける楽曲になることを願っている」
デビューから12年が経った屋上月光は、今は自分より他人を応援し励ましてあげたい気持ちが大きくなったと話した。
キム・ユンジュは「(デビュー当初)若い私たちは、自分を励ます歌ばかりを歌っていたが、30代後半に入ってからは私の世代に対する思いに加え、若い人たちの抱える傷を歌い、(彼らを)力づけたい気持ちが大きくなった」と述べた。
この話を聞いていたパク・セジンは「それでも『私の心を分かってくれる1曲がこのグループにある』という評価をいただければ、この上なくうれしい」と笑った。
