映画『6/45』で晩年兵長役のコ・ギョンピョ、「幅広い俳優になりたい」

2022年08月15日

「主演というタイトルについて、(頑なになっていた)気持ちを、ある瞬間、下ろした。僕は色々なキャラクターを演じられる俳優になりたいのであって、主演をやりたいわけではなかったから。主演であれ特別出演であれ、幅広い(役を演じられる)俳優になりたい」
コ・ギョンピョは、陸軍23師団の鉄壁部隊に服務し、2020年1月に満期除隊した。除隊後、撮影した複数の映画が最近、いっきに韓国で公開されている。『別れる決心(原題:헤어질 결심)』では“ヘジュン”(パク・ヘイル)の後輩刑事“スワン”を、24日に公開される『6/45(原題:육사오)』では晩年兵長(除隊を控える兵長)“チョンウ”を演じた。26日にはDJ“ウサム”役を担った『ソウル・バイブス』が、動画サービスNetflixで公開される。
最近、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったコ・ギョンピョは、「除隊してからは、様々な姿をお見せすることができれば、それでいいんだと思うようになった」と述べた。
『6/45』は、主人公チョンウの偶然拾ったロトが、1等に当選するも、事境界線を超え飛んでいってしまい、北朝鮮の軍人たちと交渉をしなければならなくなる物語を描いたコメディーだ。
横になりテレビのリモコンを替える晩年兵長のチョンウの姿は、3年前コ・ギョンピョ自身の姿だ。彼は「除隊後に撮った軍隊の話なので、難しくなかった。軍隊に対して悪いイメージもない。同年代より遅く軍隊に行ったが、先に行ってきた友だちから聞いていた話より楽だった」と述べた。
チョンウは部隊で育てているペットの犬に、ヘルメットを被せ、一緒に歩哨に立つほど動物を愛する人物だ。チョンウという名前には、“千(チョン)匹の牛を育てる(キ“ウ”ヌン)大きな人になれ”という意味がある。チョンウを演じるため、牛の乳しぼりも学んだという。
コ・ギョンピョは「動物好きの人に、悪い人はいないのではないか」とし、「新社会人の純朴さと純粋さを表現したくて、わざと夜食を食べ、太った」と述べた。
そして「僕が表現したかった“純粋”とは、目標に近づこうとするチョンウの“本気”だった。ロトに対する欲や集中力がにじみ出ればいいなと思った。57億ウォン(約5億7000万円)が飛んでいってしまった虚脱感を埋めようとする執拗さが、チョンウを動かす力だ」と述べた。
彼は「生半可に笑わせてはいけない」と、バラエティ番組にチャン・ジン監督とともに出演。そこでコメディー感覚を養ったのが、『6/45』の撮影にも大いに役に立ったと述べた。
さらに「若い頃はコメディーをやるのが嫌だった。若いながらカッコいい役を演じたいという気持ちがあった。ある瞬間から“笑い”という観客の反応が、うれしくなった。俳優は、仕事の結果に対する反応を即時に受けることが難しい。コメディーは、だから難しいのだが、魅力的なジャンルだと思う」と明かした。

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