4thフルアルバムリリースのKANGTA、「最近のダンスも僕が躍るとニュートロに」
2022年09月08日

「うまくやれると思っていたのに、実際に歌ってみると違った。ボーカルの流れやメロディラインの形態が、変わっていた。最近の音楽を聴いていたので分かってはいたが、パフォーマンスで表現しようとすると、大変だった」
歌手KANGTAは今月7日、オンラインで行われた4thフルアルバム「Eyes On You」の発売記念記者懇談会で、「振付師から振り付けを見せてもらった時は“最近のダンス”という印象だったが、僕が踊ってみると、90年代のダンスが混ざってニュートロになった」と、17年ぶりにフルアルバムをリリースした感想を述べ笑った。
今から26年前の1996年9月7日、彼は第1世代アイドルグループを代表するボーイズグループH.O.T.のメインボーカルとして音楽界に足を踏み入れた。H.O.T.に特別な修飾語など必要なかった。彼ら自身が韓国型アイドルグループの代名詞だったからだ。彼らは1990年代、それほど絶大な人気を享受した。
彼は、「待ってくれたファンの皆さんには、これまで音楽的なコミュニケーションがとぎれとぎれになってしまい、申し訳ない気持ちだ」としながら、「最近のダンスに対する理解度が低いかもしれないと思い、アルバムを出す前から (振り付けの)個人レッスンを受けた」とした。
今回の4thアルバムは、2005年の3rdフルアルバム「Persona」以来、実に17年ぶりとなる。
同名のタイトル曲「Eyes On You」をはじめ、NCTのテヨンがフィーチャリングで参加した「Skip」、R&BソウルグループHeritageが参加した「Bucket List」、叙情的な秋のナンバー「The One」、2022年バージョンで再解釈した「Persona 2022」、ラッパーのPaloaltoがフィーチャリングした「Love Song」など、計10曲が収められている。
KANGTAは、「これまでお届けしてきた私の声、歌唱法とは違う、新しいスタイルの音楽を収めようと努力した」とし、「以前のようにノート (音の長さ)を長く取らず、きれいに切って歌い、トレンドに合わせた」と説明した。
タイトル曲「Eyes On You」は、張り詰めたドラムとゆったりとしたストリングスのサウンドが調和するR&Bの楽曲。2人きりの時間で感じる幸せを、夜景の中で踊るダンスにたとえ、ロマンチックに表現した。
彼は「聴き馴染みのあるキレイなメロディが込められている」、「パフォーマンスを必ずやりたいと思っていたところ、振付師がカッコいい振り付けを作ってくれた」と満足した様子だった。
KANGTAは先月20日、5年ぶりに対面で行われたSMタウンコンサートで「Eyes On You」の舞台を先行公開。
彼は、「ファンの目の前で公演すること自体が久しぶりだった」、「新曲までお届けできて、とてもうれしかったが震えた。緊張しないだろうと思っていたのに、舞台に立つ前に震えた記憶しかない」と笑った。
「Skip」は、SMエンターテインメントの最古参KANGTAと後輩テヨンがタッグを組んだ楽曲だ。
KANGTAはテヨンの話が出ると、「テヨンはラップメイキングに参加したのだが、メロディを作るのも上手だった」とし、「“トップライナー (Top Liner/歌詞と一体となるメロディを生み出す作曲家)の道を行ったらどうだ”とまで言った」と明かした。
収録曲「Persona 2022」は、3rdフルアルバムのタイトル曲「Persona」のセルフリメイクだ。
彼は、「前作のアルバムのタイトル曲をリメイクするケースはまれだろうが、僕の場合は (前作から)17年も過ぎていたので可能だった」と語った。
KANGTAは、「2005年バージョンの“Persona”を聴くと、自分でも泣いてしまう。感情をさらけ出すのが当時のトレンドだった」、「今回は感情をおさえて淡々と歌った」と違いを紹介した。
彼は2001年のH.O.T解散後も、2000年代初頭に「Polaris」、「My life」、「Last summer」、「Memories」などの自作曲を次々とヒットさせ、精力的に音楽活動を行った。しかし、2005年リリースの3rdフルアルバム以降、17年間もフルアルバムを出さなかった。
その理由を問うとKANGTAは、「これまで、(韓国の活動の)合間に中国活動まで行っていた。それと並行してアルバムを出すのが負担になる時期があった」とし「アルバム発売後の成績に対するプレッシャーもあった。しかし、今は成績ではなく、長い間共にしてくれたファンに“音楽的なコミュニケーション”というプレゼントをお届けしようと思った」と述べた。
そして「“いずれにしろ月日は流れ、自然と年を取りながら、僕たちの姿と状況は変わるだろうが、こうやってずっと一緒に音楽をやりたい”という言葉を伝えたい」とし「老いて疲れても、一緒にやろう」とファンに対する愛情を隠さなかった。
K-POPの人気が世界を席巻する中、NCT、Red Velvet、aespaなど所属事務所の多くの後輩たちが世界の舞台で活躍する姿を、どんな気持ちで見守っているのだろうか。
実際、「韓流」という単語は、2000年に行われたH.O.T.の中国北京コンサートから広く知られたものでもある。
KANGTAは、「後輩たちがグローバルな舞台で活躍する姿を見ながら、素晴らしいという思いに加え、大変だなという印象も受けている」とし「肩に載っている重荷が、僕たちの時よりはるかに大きいようなので」と話した。
そうしながらも「それだけ大きな市場で活動できるのは幸運なことだ」とし「僕が音楽を出して、世界中の人々に聴かれる気分はどんなものか、気にはなる」と明かした。
「最も記憶に残る瞬間?デビューアルバムを初めてもらって聴いた時だ。僕の声が入ったCDと名前が入ったジャケットを見た瞬間は、26年が過ぎた今でも忘れられない」
