7thフルアルバムリリースのイム・ジェボム、「待ってくださっていたファンのおかげ」
2022年09月08日

「何の活動もしなかったが、ファンの方々が、(私の元を)離れることなく待ってくださっていた。その方々のために戻ってきた」
歌手イム・ジェボムが、自身のつらい思い出を乗り越え、ファンを励ます7thフルアルバムを完成させた。
イム・ジェボムは7日午後、ソウル・江南 (カンナム)区で開かれたショーケースで、「今度は、私がファンに期待しているようだ」と述べ、空白期の間、待ってくれたファンに感謝を伝えた。
彼は7年という長い空白期間中、音楽も聴かず、人にも会わなかった。テレビの画面の中で笑って楽しんでいる人たちを見ることさえつらかったという。妻でミュージカル女優のソン・ナミョンが持病でこの世を去り、2020年には父にも先立たれた。
イム・ジェボムは、「ただつらかった。傷が癒えず、繰り返し倒れた」と話した。
7thフルアルバム「SEVEN, (セブン・コンマ)」の第3幕「記憶を整理して… (原題:기억을 정리하며..)」は、空白期に不幸を一人で耐えなければならなかったイム・ジェボムの苦悩がそのまま込められている。
アルバム第3幕の代表曲「Father Picture」は、これまでただ恨むだけだった父と死別し、その後、父の遺影を持って家に帰ってきた息子の父を慕う歌だ。
イム・ジェボムは、「冷たい道に立ち、とても長い間待った」という歌詞で、父親に対する憎しみを表わしながらも、「別れは憎しみを覆う」と歌い、父に対する懐かしさを表現した。
イム・ジェボムは「父をとても憎んだ」、「父を送ったら、歌詞のように別れが憎しみを覆った」と述べた。
「私が耐えてきた日々 (原題:내가 견뎌온 날들)」は、人生で誰もが経験する“別れ”に焦点を当てた歌だ。作曲家のユンサンがイントロを手掛け、イム・ジェボムが後半のメロディを担当。力強いポップバラード曲を完成させた。
イム・ジェボムは、「別れた大切な存在に、いつかまた会えるという意味を込めた音楽」だと説明した。
別れそのものを淡々と受け入れたイム・ジェボムは、バラード曲「君という人 (原題:너란 사람)」で、自分にとってまた一つとない大切な存在の娘に対する深い愛を歌った。
彼は、「生きたい理由、生きるべき理由、私の明日になってくれる君という人」という歌詞で、娘に対する愛情を示した。
イム・ジェボムは、「私が娘に友達のように接するので、歌がうまく作れなかった。そんな時は、悩みを打ち明けたりした」、「その度に娘は“パパはよく頑張っている”と応援してくれた」と伝えた。
今回のアルバムには、イム・ジェボムの7年の空白期を表現する「SEVEN」に、もう休憩は終わりにして前進したいという意味を込めた“,”を合わせたタイトルがつけられた。
舞台に戻ってきた彼は、来月29~30日に単独コンサートを開催する。久しぶりの公演であるため、プレッシャーがあるのは当然だ。
「7年という歳月は私にとって、とても長かった。声を取り戻せているのか、怖い気持ちも大きい。それでも、昔のような姿ではなくても今の姿のまま、最善を尽くして、私を見守ってくださった方々のために歌いたい」
「SEVEN,」は、今年6月に公開されたプロローグ曲「Consolation」をはじめ、オンラインでリリースした第1~3幕の音源、エピローグ曲「一人咲く子ども (原題:홀로 핀 아이)」、ボーナストラック2曲の計13曲が入っており、CDで発売された。
「For you」、「飛翔」などの作詞に参加した作詞家チェ・ジョンウンが「君という人 (原題:너란 사람)」以外の12曲の作詞を担った。
1986年、バンドSinaweの1stアルバムでデビューしたイム・ジェボムはその後、爆発的な歌唱力と力強い中低音の声で「For you」、「飛翔」、「告解 (原題:고해)」、「愛より深い傷 (原題:사랑보다 깊은 상)」などをリリースし、愛された。
イム・ジェボムは、「私の人生で歌は、宿命だと思う」、「つらい時間の中で、歌をやめたいと思うことは本当にたくさんあったが、結局、私が望む道と行くべき道は違うことに気づいた」と伝えた。
