映画『オオカミ狩り』に出演のソ・イングク、初の悪役に挑戦…「こんなに血が飛び出るとは…」

2022年09月21日

「これほど血がたくさん飛び散るとは思わなかった」
俳優兼歌手のソ・イングクが、映画『オオカミ狩り(原題:늑대사냥)』で演技生活10年目にして初めて悪役に挑戦した。韓国での公開を翌日に控えた20日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のカフェで会ったソ・イングクは「作品が終わる度に次は悪役をやってみたいと思っていた」とし、「目つきがおかしくなったという反応は、うれしかった。今回の作品を基点に、木の枝のように役の幅を広げていけたらと思う」と述べた。
“ジョンドゥ”は第一級殺人の容疑で国際刑事警察機構(ICPO)に手配され、フィリピンで検挙される。韓国の警察が犯罪者を護送するため用意したフロンティアタイタン号に乗り込み、手錠を外して護送船奪取を試みる。もともと犯罪組織のトップであったため船上の反乱も主導する。そうするうちに突然登場した超越的存在“アルファ”により映画の中盤で退場する。
ソ・イングクは「罪悪感を覚えたり殺人を楽しんだりするのではなく、最初から悪く生まれたキャラクター。死ぬシーンまで僕にとっては完ぺきだった。事件と人物が最初から最後まで流れず、直面する真実につながる構成なので新鮮だった。強烈に最後を迎えるのもよかった」と述べた。
ジョンドゥは、全身にタトゥーを入れていたり、歯の矯正器具を噛んで口から血を流したり、警察官の耳を噛みちぎったりする動物的なキャラクターだ。ソ・イングクが登場する1時間は、刺激的なシーンが続く。セリフもあまりない。ソ・イングクは「残酷さ以外の他のものを作りたかった」と述べた。
ソ・イングクは「犯罪集団のトップとしてできることは何かと悩んだ。ケンカが強いというイメージを与えようと一日に5食取り、体を大きくした。体の露出は初めてだった。タトゥーのステッカーがタイツを着た感じだったので、それほど恥ずかしくなかった」と付け加えた。
『オオカミ狩り』は最近、カナダのトロント映画祭で残酷だと話題になった。『君に泳げ!』(2013)や『パイプライン』(2021)に続いて3作目となる映画だが、外国の映画祭に出席して注目されるのは初めてのことだ。ソ・イングクは「トロントで、完成した作品を初めて見たが、観客の歓声が不思議だった」とし、「血が飛び散る効果を新鮮だと思ってくれたようだった」と伝えた。
ソ・イングクは『オオカミ狩り』のストーリー構造をクエンティン・タランティーノの作品になぞらえて、「こんな映画が韓国でも輩出できるのかと思った」と述べた。「純粋に映画をご覧になってほしい。好みに合わなければ仕方ないが、新しい試みと新しいジャンルの誕生を経験してみるのもいいと思う」と明かした。

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