ウンサンやHuckleberry Finn、DREAMCATCHERなど…環境問題に声を上げる韓国歌謡界

2022年10月04日

韓国歌謡界が、楽曲を通じて地球の気候変化と環境問題に関する警告を出した。
歌謡界によると、“ジャズのDIVA”ウンサン(Woong San)は、後輩ミュージシャンらと共に環境問題を警告するアルバムを準備しているという。我々の生活の基盤である地球を守ろうという意味で、「地球守備隊」という名前をつけたグループを作った。
この練習の真っ最中であるウンサンは、最近インタビューに応じ、「梨花(イファ)女子大のチェ・ジェチョン教授の環境関連講義の動画を見て、人類が危機にあり、もしかしたら次の世代を迎えられない可能性があるという事実を知った」とし、「それからというもの、人に会うたびに環境の話をしていた。話をした人に『音楽で語れ』と言われた」とこれまでの経緯を説明した。
ウンサンは、キム・バウル、ナム・イェジ、パク・ラオン、チョ・ジョンヒなどのボーカルに、キム・イユル作家の歌詞をつけ、団体曲とソロ曲などを作る予定だ。キム・イユル作家は“(北極が暑くなったので)ホッキョクグマに、冷蔵庫を買ってあげなければ”などの奇抜な歌詞を作ってくれたという。
このような団体アルバムは、まるで1990年代序盤に環境保護をテーマに制作されたオムニバスアルバム『明日は遅い(原題:내일은 늦으리)』を想起させる。『明日は遅い』には、ソテジ・ワ・アイドゥル(Seo Taiji and Boys)やシン・スンフンをはじめ、N.EX.T、ユンサン、キム・ジョンソなどの当時のスターらが参加した。
ウンサンは、「私ひとりではいけないという思いで、この問題に関心を持つ後輩たちと一緒に『地球守備隊』を結成した」とし、「私たちは音楽で語るしかないので、楽曲を作り(環境に関する)認識を拡大させるためのキャンペーンをやってみようと思う」と述べた。
それとともに「このアルバムの収益は、他のミュージシャンが環境問題を題材にしたアルバムを制作するのに使う。一種の“好循環”を作り出せたらと思う」と付け加えた。
ウンサンは最近リリースした10thアルバム『Who Stole The Skies』でも、環境問題を扱い、これに対する関心を示した。
3人組バンド「Huckleberry Finn」も、先月リリースした7thアルバムに「Like The Rain」や「Venus」などに環境問題を扱った楽曲2曲を入れた。
Huckleberry Finnは、「Like The Rain」でキム・ヒョンシクの名曲を思い浮かべながら、「雨に打たれ 雨のように音楽のように聴きながら行った」と歌う。しかし、これは浪漫とはほど遠い。「あまりに多くのホコリに囲まれていた 今は呼吸をするのに多くの物が必要になった」と、日常になったPM2.5を自嘲しているからだ。
「Venus」もやはり、きらびやかで美しく描写される一般的な作品とは異なり、「地球は金星のように燃えている」と、背筋の凍るような警告のメッセージが込められた楽曲だ。摂氏数百度に達する地獄のような金星の環境は、他人事ではない。
Huckleberry Finnのイ・ギヨンは、先月記者会見を開き、「スティーヴン・ホーキング博士が、環境問題をこのまま放置すれば、地球が金星のように変わりうると警告した話を聞き驚いた」とし、「クジラのような動物の体内にプラスティックごみが入っているという報道にも衝撃を受け、このような話を歌詞に書きたかった」と背景を説明した。
彼は「『Venus』は、気候危機を扱った楽曲で、『Like The Rain』は、環境が変わってしまい、呼吸することさえ機械(空気清浄機)の助けを得なければならない時代を歌で表現した」と述べた。
環境を心配するのは、ミュージシャンだけに限らない。
ガールズグループDREAMCATCHERは、今年4月に2ndアルバム『Apocalypse : Save us』で愛と別れではなく、環境災害という重いテーマを選んだ。
彼女たちはタイトル曲「MAISON」を通じて「見えない未来で後悔するのでは 遅いということを知っている」とし、殺伐とした警告を投げかけた。「MAISON」は、フランス語で“家”を意味しており、我々の“基盤”を壊す者に送るメッセージというわけだ。
DREAMCATCHERはこのアルバムについて、「“Apocalypse”は終末、滅亡、災いなどを意味する」とし、「私たち人間の生活の基盤となる地球が壊れ、悲鳴を上げている。どのように壊れていくのか警告する話を盛り込んだアルバム」だと紹介した。
彼女たちは楽曲の後半でジャングル、極地方、海砂漠など地球のことに触れながら、「誰かが私たちのために闘ってほしい(Please someone fight for us)」と訴える。
ワールドスターとなったガールズグループのBLACKPINKは、気候変化を扱う国際広報大使を担い、自ら外交の舞台に乗り出したりもした。
昨年、国連の持続可能発展目標の広報大使に任命された彼女たちは先月、アメリカのニューヨークで開かれた「国連持続可能発展目標高位級会議(SDGモーメント)」で映像を通じて、「気候危機がますます深刻になっている」、「美しい自然とエネルギーをはじめとする私たちの生活を守るためには、今すぐ共に力を合わせなければならない。今日の選択により、世界的な目標に対する私たちの努力が実を結んだりもするし、失敗したりもする」と訴えた。

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