俳優イ・ソンミン、映画『リメンバー』でお年寄り役に挑戦…「特殊メイクだけで150時間、首の骨を痛めた」
2022年10月19日

白髪や少し曲がった姿勢、遅い歩き方、震えるかすれた声まで。今月26日に公開を控えた映画『リメンバー(原題:리멤버)』の中の俳優イ・ソンミンは、完全に80代に見える。
1968年生まれの彼が、実年齢より30歳ほど上の80代の“ハン・ピルジュ”を演じた。顔や手のしわなどを表現するため、特殊メイクだけで1日2時間以上、計150時間を超える時間を費やした。
最近、ソウル・鍾路(チョンノ)区昭格(ソギョク)洞のあるカフェで会ったイ・ソンミンは「僕がお年寄りであることを、観客に説得させることが最も重要だと思った」と述べた。
さらに「(おじいちゃんになった僕の姿が)映画の邪魔をしてはいけない。映画を初めて見て、最初に周りに聞いたのが『違和感はなかった?』だった。お年寄りを演じなければならないというプレッシャーは大きかったが、僕は普段から無意識に変な姿勢で歩いていたみたいだ。あとで首を痛めてしまった。撮影が終わってからもかなり大変だった記憶がある(笑)」と明かした。
ピルジュは脳腫瘍末期の患者で、自分の家族の敵に復讐するため突進する人物だ。
劇中、ピルジュのそばには、共にファミリーレストランでアルバイトをした20代の青年“インギュ”(ナム・ジュヒョク)がいる。「運転さえすればいい」という言葉を信じ、共に行動することになったインギュはピルジュの計画を知り混乱する。
イ・ソンミンは共演したナム・ジュヒョクについて「ピルジュというキャラクターに観客が没入するよう、引っ張っていくのはナム・ジュヒョク」としながら、「映画を見ながら『ジュヒョクはたくさん苦労をしたんだな』と思った。大きな役割を果たした」と褒めた。
『リメンバー』は新型コロナウイルス感染症により公開が延期され、約3年の時を経て観客に会うことになった。
イ・ソンミンは「いつも『いつ公開されるのか』という思いがあったが、劇場で公開されてよかった」としながら、「一般試写会の客席がいっぱいに埋まったのを見て胸が熱くなった」と述べた。
そして「3年近い時間を置いて映画を見たので昔のことをたくさん思い出した。そのせいか最後のシーンでは涙が出た」とも明かした。
演技を始めてから今まで、特に休暇を取ったことがないという彼は、さまざまなドラマ作品の公開も控えている。
イ・ソンミンは「会社員と同じだ(笑)。僕ではない人生を歩んだ時間を計算したら、人生の3分の1にはなると思う。僕にはそのほうが楽だった。時々難しいシーンやキャラクターをやる時、ストレスをたくさん受けたりするが、それは俳優としての宿命だ」とも述べた。
