(G)I-DLE&LE SSERAFIM、同じ日にカムバックしたガールズグループが秋の歌謡界を席巻
2022年11月01日

先月17日という同じ日にカムバックした(G)I-DLEとLE SSERAFIM、2組のガールズグループがそろって音源チャートで1位と2位を独占し、音楽ファンを楽しませている。
まったく異なる個性で“武装”した2組が今年の秋、歌謡界をさらに豊かに輝かせているという評価が出ている。
◇ (G)I-DLE、痛快な音楽に深いメッセージ…内面の本質にスポットを当てる
歌謡界によると、(G)I-DLEは今年「TOMBOY」という上半期最高のヒット曲を輩出したのに続き「Nxde(ヌード)」で2作品連打の目がヒットに成功した。
オペラ「カルメン」に、有名アリア「ハバネラ」のメロディーをサンプリングしたこの楽曲は、多少刺激的なタイトルで目を引く。なじみがありながらも大胆なメロディーがキャッチーなのと同時に、人間の内面の本質にスポットを当てた歌詞が深い余韻を残す。
特に“ヌード”といタイトルから思い浮かぶ官能的なイメージを、これ見よがしに覆す歌詞が、今秋、歌謡ファンを魅了した。飾らない人間本来の姿を“ヌード”というワードで表現したのだ。
彼女たちはマリリン・モンローの話で歌を解き明かした。
“口調は、とぼけているようでも体はセクシーだ”と定型化された外部の視線を紹介しながらも、「哲学に狂った読書マニア」と隠れた本当の姿を明かした。
さらに“いやらしい作品を期待するかもしれないが、そんなことはない”と先入観を一蹴し、楽曲が終わった頃には“変態はあなただ”と固まったイメージを強要する世の中に痛快な警告まで加える。
この楽曲は韓国国内最大音源サイトMelOnの「TOP100」チャートの1位を占めたのはもちろん、各種音楽番組の1位を総なめにした。HANTEOチャート基準で発売初週のアルバム販売量も約67万8000枚を記録し、前作の約17万6000枚より4倍近く跳ね上がった。
これについて大衆音楽評論家のキム・ドホン氏は、「短いランニングタイムの中に鮮明なストーリーラインと主題意識を込め、ファンたちが解釈できるようマリリン・モンローのようなモチーフを提示したのは、さまざまな解釈を呼び人気を集めた」と分析した。
それとともに「『TOMBOY』や『Nxde』など刺激的な主題を自信満々な女性像で解き明かす点が最近のK-POPファン、特に女性ファンの間の話題を呼び起こした」と指摘した。
大衆音楽評論家のチョン・ドクヒョン氏は「“ヌード”と言えば通常思うイメージがあるが、(G)I-DLEはこれを覆すコンセプトを持って出てきた」とし、「このような試みは(G)I-DLEというガールズグループと非常によく合う。より確実な自分だけのアイデンティティを今回のアルバムを通じてきちんと示して見せた」と評価した。
歌謡界では彼女たちの相次ぐ成功について、グループで作詞、作曲はもちろん音楽的な歩み全般の陣頭指揮を取るリーダーのソヨンのカリスマが光を放ったという見方が出ている。
ボーイズグループと異なり、ガールズグループでは“セルフプロデュース”をやれるグループが珍しい。
しかし(G)I-DLEは、ソヨンを中心に、これをこなすことで、グループが歌った“主体的な女性像”を自ら実。これは女性が主軸になったK-POPのファンたちの熱烈な支持を引き出したという分析が出ている。
◇ LE SSERAFIM、“快活な女性”のキャラクター構築…中毒的なビートに込められた成長
LE SSERAFIMは2ndミニアルバムの同名タイトル曲「ANTIFRAGILE」をMelOnの「TOP100」のチャートの2位にランクインさせ、デビュー半年でトップクラスのグループに跳躍した。
MelOnチャートは音源プラットフォームの特性上、強力なファンダムはもちろん、一般大衆の選択を受けてこそ上位圏に定着することができ、歌謡界の一部ではビルボードチャートよりも突破が難しいという見方まで出ているほどだ。
LE SSERAFIMは前作「FEARLESS」で音源チャートのロングランに成功したのに続き、今回の活動でも大衆の目に確実に留まった。
『ANTIFRAGILE』の初週アルバム販売量は約56万7000枚で前作の約30万枚の2倍に迫った。
LE SSERAFIMは、前作と今回の活動の間、休むことなく自主YouTubeコンテンツを出し、ファンダムのすそ野拡張に注力した。特に“花道”ではない凄絶だったデビュー過程を包み隠さず盛り込んだドキュメンタリーでは、新鮮だという評価を引き出した。
彼女たちはこのような音楽以外のコンテンツでメンバー間の固い絆と率直な人間的な姿をあらわにし、快活な女性のイメージを築いた。
豪快なグループのイメージとは異なり、音楽的には前作に続きさらにいっそう堅固になった内面に注目した。
『ANTIFRAGILE』は、陽気なラテンビートがキャッチーな楽曲で、繰り返される「ANTIFRAGILE」というフレーズが中毒性を醸し出す。
「FEARLESS」という多少とした音楽でグループの始まりを知らせたとするなら、今作はいっそうダイナミックになった音楽的文法でグループの個性を花咲かせた。衣装も前作では白黒のモノトーンが主だったとすれば、今度ははるかに彩が豊かになった。“階段式成長”を意図したものと推察される部分だ。
リーダーのキム・チェウォンは最近ショーケースで、「私たちが進む道、すべてが花道だ」とし、「しかし、どのように進むかが重要だ。目標があり、その困難も乗り越えていくという思いが確実なグループなのでこれをアルバムにしっかりと盛り込んだ」とアルバムの特徴を説明した。
彼女たちは特に、“忘れないで私が置いてきたtoe shoes(カズハのバレエ)”、“無視しないで私が歩んできたキャリア(サクラやキム・チェウォンのIZ*ONEでの活動)”など、自身の過去さえも隠さなかった。アイドルグループがデビュー以前の過去の活動についての言及を控える傾向とは、明らかに違う点だ。
これについてHKT48やIZ*ONEに続いて3度目のデビューを話したサクラは、「私とチェウォンは(IZ*ONE以後)再デビューなので、ここから来るプレッシャーもあった」としながらも、「私自身は今回の楽曲の表情変化が多いが、ステージで一度もしてみたことのない表情変化をたくさんやってみようと思った」と述べた。
豪快に描き出した成長の歴史に大衆も共感を得たわけだ。
大衆音楽評論家のチョン・ミンジェ氏は「『ANTIFRAGILE』に溶け込んだ実験的な個性やグループの色感がよく調和をなした」とし、「サクラはもともとダンスが上手なメンバーではないと認識している。振り付け映像などを見ると、たくさん練習したことが伝わってくる。全般的に上向きな平準化を成し遂げたという点で重要なポイント」だと指摘した。
