K-POPブームで海外ポップミュージックが伸び悩み…「韓国のガールズグループの活躍が目立つ」
2022年11月22日

K-POPがブームとなり、海外のポップ音源の消費が減ったことが明らかになった。
22日、サークルチャート(旧ガオンチャート)のキム・ジヌ首席研究委員によると、今年1月から9月までの歌謡対比海外ポップミュージックの消費量は、月平均22%で、この傾向が続くなら今年は2017年(19.6%)以降、最低値を記録するものとみられる。
歌謡対比ポップミュージックの消費量の比重は2018年に23.9%、2019年に27.5%、2020年に31.4%と増加したが、昨年27.2%に続き今年は20%台序盤まで下落。
また今年1月から9月のポップミュージックは昨年の同期間より月平均で12.6%減少し、全体的な消費量も減少した。
昨年1月から9月までは、サークルチャートのデジタル総合チャートの上位100位に、海外のポップミュージックが12曲入っていたが、今年は6曲のみとなり、半分に減った。
サークルチャートのデジタル総合チャートは、音源のストリーミング、ダウンロード、BGMの販売量を合算し順位をつけるチャートで、その年の人気を集めた音楽を示す指標のひとつに挙げられる。
Beyoncé(ビヨンセ)やHARRY STYLES(ハリー・スタイルズ)のような大物のポップスターのカムバックが続いたにもかかわらず、ポップミュージックの人気が衰えた理由にはガールズグループを中心にした“K-POPの成長”と“韓国で人気のあるアーティストのヒット曲がないこと”が挙げられた。
実際、今年の夏は“ガールズグループの大祭典”と呼ばれるほど、K-POP女性アーティストの活躍が目立った。
BLACKPINKは、1年10カ月ぶりにリリースしたアルバム『BORN PINK』で、K-POPガールズグループ史上初となるアメリカ・ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」の首位を獲得。また、aespaやTWICEの活躍も続いた。
また新鋭ガールズグループとして期待を集めたIVEやLE SSERAFIM、NewJeansも成功裏にデビューし、今年1年間、韓国の歌謡界では“ウーマンパワー”が炸裂した。
キム首席委員は「韓国歌謡が停滞すればポップミュージックが盛り上がり、ポップミュージックが停滞すれば韓国歌謡が盛り上がるのは自然な現象」と説明した。
韓国のファンが好む歌手のヒット曲がないこともポップミュージックの消費減少の要因となった。
昨年、トップ100に名を連ねた楽曲はJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の「Peaches」、The Kid Laroi(ザ・キッド・ラロイ)の「Stay」、Anne-Marie(アン・マリー)の「2002」、Ed Sheera(エド・シーラン)の「Bad Habits」などだった。
今年は、これらのアーティストが新曲を出さなかったり、新曲を出しても韓国で大きな人気を集めることがでなかったりと、ポップミュージックの消費をけん引することができなかったと分析されている。
キム首席委員は「韓国音源市場に強い海外歌手はヒット曲を出せず、韓国のガールズグループの活躍が非常に大きかったことにより、競合で押された側面がある」と説明した。
しかし9月以降、韓国でも多くのファンを保有するTaylor Swift(テイラー・スウィフト)やSam Smith(サム・スミス)がカムバック。
キム首席委員は「Taylor SwiftとSam Smithの海外ファンダムはすごいが、韓国のファンダムはそれほど大きくはない」とし、「まだ韓国歌謡界の成長傾向が続くだろう」と見通した。
