ソプラノ歌手スミ・ジョー、ニューアルバム『in LOVE』を発売…「初恋の切なさを伝えたかった」

2022年12月07日

「泣いたので今声が少しかれている。一睡もできなかった。サッカーファンとして国家代表選手たちに愛と感謝、尊敬の念を表する」
“国民的ソプラノ歌手”スミ・ジョーは6日、ソウル・コリアナホテルで開かれたニューアルバム『in LOVE』発売記念の記者会見で、「サッカーの質問をしてくださる方はいるか?」と切り出した。
スミ・ジョーは「ワールドカップが4年に1度の開催だなんて話にならない。毎年やらなければならないのでは?」としながら、「(ベスト8の進出はかなわなかったので)もう韓国の選手たちの姿は見られないだろうが、興味深いゲームが待っているのでコンディションを整えるため気を遣っている」と述べた。
また「ワールドカップのために、人と約束はしない。サッカーは音楽と同じくらい人生の喜び。音楽もスポーツもお互いをつなぐユニバーサル・ランゲージ(万国共通語)のようなものだ」と付け加えた。
スミ・ジョーは同日、後輩のミュージシャンたちと共に歌謡、クロスオーバー、歌曲まで合わせた新譜『in LOVE』をユニバーサルコリアから発売した。
深い感情と叙情的な歌詞が際立つ「Majung」をはじめ、チェリストのホン・ジンホとタッグを組んだ「Longing」、ジャズスタイルでアレンジしたキム・ヒョグンの歌曲「Snow」、ト・ジョンファンの詩にメロディを付けて歌詞を生かした「No Flower Blooms Without Wavering」、ベースバリトンのキル・ビョンミンとのデュエット曲「First Love」など11曲が収録された。
彼女はデュエット曲「First Love」を紹介しながら、自分の初恋と初雪にまつわる思い出を打ち明けた。
スミ・ジョーは「大学1年生の時、ボーイフレンドと『初雪が降ったら景福宮(キョンボックン)で絶対に会おう』と約束をしていた。ある日、図書館で勉強していて、お腹が空いたので外に出ると雪が積もっていた。あっと思い、景福宮に駆けつけたがボーイフレンドはいなかった…。後に、彼は私が来ないので私の家に来て、雪の降る中、数時間も私を待っていたということを知った。この年になっても、初恋や初雪の強烈さと切なさは忘れられない。そんな気持ちをお伝えしたかった」と語った。
今回のアルバムでスミ・ジョーは、伝統的な声楽唱法をできるだけ排除し、歌詞の意味がリスナーに明確に伝わるよう気を使った。
さらに「韓国の歌曲を、(リスナーは)とても難しく考えていると感じたので、編曲や歌唱方法を工夫し、身近にあるアルバムを作りたいと思った。迷う気持ちや難しい決断もあったが、私のすべての魂と情熱を注いで作った誇らしいアルバムだと言える」と胸を張った。
新譜には音楽的に難解だったり、解釈が難しかったりする楽曲を排除し、クラシックでありながらもクロスオーバーの特徴が強い韓国の楽曲を盛り込んだと述べた。
ヘグム(弓奏楽器)などの伝統楽器からジャズピアノ、オーケストラ、電子音楽まで、過去と現在、未来を網羅する楽器構成で多彩な魅力を加えた。収録曲の作曲された時期は、1980年代から今年まで40年あまりにわたっており、ほとんどが生存する作曲家たちの楽曲だ。
スミ・ジョーは韓国語で歌う楽曲の魅力を、韓国語が持つ切なく官能的で、さまざまな感情をすべて表現できる点だと強調した。
そして「個人的には、フランス語の歌を歌う時が、愛の感じをよく表現できるが、これは声楽家としての立場。愛しているという気持ちは韓国語が最高だ。全世界の声楽家たちが、韓国の歌曲や楽曲を歌ってくれればと思う」と述べた。
スミ・ジョーはアルバムだけでなく年末のステージでもファンたちと会う。
今月22日には、ロッテコンサートホールで世界的なバリトン歌手トーマス・ハンプソンとデュオコンサート「Art Songs」を開く。スミ・ジョーは2部でバッハ、ドビュッシー、サラサーテ、シャブリエなどの楽曲を披露する予定だ。
翌日の23日には、芸術の殿堂コンサートホールで新譜の収録曲を披露するコンサート「Sumi Jo & Friends - In LOVE」を開催する。アルバムに参加したチェリストのホン・ジンホ、バイオリニストのDanny Koo、ベースバリトンのキル・ビョンミン、ヘグム演奏者のNary、チェ・ヨンソン指揮のプライムフィルハーモニー・オーケストラなども共に舞台に立つ。スミ・ジョーはこの公演の出演料全額を社会的弱者に寄付する計画だ。

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事