映画『幽霊』出演の女優イ・ハニ、「ソル・ギョング先輩とのアクション、“最後の一本勝負”をご覧になって」
2023年01月13日

「ジュンジ (ソル・ギョング)とホテルの部屋で対決したときは、本当にブロックバスターのような演技だった。ギョング先輩に押されては決してダメだと思い撮影に入った」
今月18日に韓国で公開を控えた映画『幽霊 (原題:유령)』で、女優イ・ハニは人里離れたホテルの部屋で先輩俳優のソル・ギョングに立ち向かい殺伐としたアクション演技を披露する。
劇中“チャギョン”役を務めるイ・ハニは日本軍“ジュンジ”役のソル・ギョングの顔面に思い切り拳を飛ばし、そのまま殴られたジュンジは床にたたきつけられる。
チャギョンは我に返りとびかかるジュンジの反撃に体が壊れるように殴られるが、もみあいだけはジュンジに押されない“強いお姉さん”の典型を見せる。
日本による植民地時代当時、朝鮮総督府に忍び込んだ抗日組織スパイ“幽霊”の活躍ぶりを描いた映画『幽霊』は、緊迫感あふれるアクションシーンが多い。中心にはソル・ギョングと共にイ・ハニがいる。
12日、ソウル・鍾路 (チョンノ)区のあるカフェで会ったイ・ハニは、作品の中のホテルの部屋でのアクションについて、「力のせめぎ合い」、「吠えたけるエネルギー」と描写した。
彼女は「観客に階級の違いや性別の違いが見えれば、アクション演技が失敗すると思った。まるで“龍虎相搏”のように死をめぐって繰り広げる最後の一本勝負だという思いにたくさん駆られながら演じた」と付け加えた。
劇中にはチャギョンが長い銃を利用して敵を射殺する場面がいくつか登場する。長銃をいくら軽く作っても少なくとも4キロにはなるので、装填し撃つ撮影が容易ではなかったと振り返った。
イ・ハニは「一日中持って装填して撃たないといけないので、ここ (右腕)があざができたりもする。長銃に慣れるために銃を作り車に乗せて回りながら、持ち歩いたりもした、銃に触れることだけを考えた」とも明かした。
それとともに記者の前で直々に両手で長銃を持って装填して撃つような姿を繰り返し見せた。
「こんなふうにカチャっとバン、こんなふうにカチャっとバン」
イ・ハニはこの2年間、結婚と妊娠、出産、育児を順に経験した。昨年誕生した娘はすでに7カ月を迎えた。
彼女は女性として経た一連の経験について、「(ほかの方も) ぜひ経験してほしい」とし「1人の人間をお腹の中で育てて世の中に送り出すこと、人間として生まれ、どうしてこの仕事より完成された仕事ができるのかと思った」とし、“驚異”という言葉に触れた。
『幽霊』は出産後、イ・ハニのスクリーン復帰作。
彼女は復帰してフォトウォールをバックに写真撮影をしたが、まるで“俳優のコスプレ”をするような感じになると打ち明けた。
長い時間俳優のポジションにいたと思ったが、突然やってきた不慣れな感覚に、「これからどんな俳優にならなければならないのか」という原初的な質問を自身に投げかけてみたと述べた。
彼女が見つけた答えは“生活人”としての俳優だった。
「演技だけする俳優より人生を共に生きていく俳優、人生を演技に溶け込ませる俳優として行きたいと思った。妊娠や出産も人にあまり露出しないでほしくないという声があったが、それは私が経験した自然な出来事。俳優なので隠したくはなかった」と述べた。
