8年ぶりにコンサート開催のベテラン歌手イ・グァンジョ、「れいに歌が歌えるときまでは頑張りたい」

2023年01月25日

「音楽がとても大変だったのでやめようと思った。韓国では私の音楽が受け入れてもらえないんだな、そんな思いになった」
40年以上、マイクの前に立ち続けたベテラン歌手にとって、音楽は握るには熱く、手放すには心の片隅が痛む愛憎の対象だった。
フォークとトロット中心の歌謡界で濃いバラード曲を披露し、1980年代を風靡した歌手イ・グァンジョ(71)が、今年3月に自身の歌手人生を凝縮した45周年記念コンサート「お出かけ」を開く。
イ・グァンジョは最近、ソウル・麻浦(マポ)区のあるカフェでインタビューに応じ、久しぶりとなった観客との“お出かけ”を控えた感想を聞かせた。
慈善行事タイプの小劇場公演を除き、イ・グァンジョが単独コンサートを開くのは、2015年以来、約8年ぶりとなる。音楽ばかりで、ファンたちがガッカリしないかと怖くもあった。
イ・グァンジョは公演を休んでいる間、焦りを感じるのではなく月日が流れることを客観的に冷静に見つめながら、よい舞台が来るのを待ったと伝えた。
この時期を“待ちの連続”だったと表現した彼は、40年来の友人であり、昨年、共にアコースティックアルバム『Old & New』を発売したギタリストのハム・チュンホと手を組みステージに上ることになった。
彼は「公演をするなら、小さいところでもできが、いい加減に公演をすることはできなくて、ずっと先延ばしにしていた。今回よい機会が来た」と述べた。
イ・グァンジョは、これまで公演ができなかった無念を解消するかのように、「You're Far Too Far Away」や「When Times Passes」、アメリカのポップスターのグロリア・ゲイナーの1978年のヒット曲「I Will Survive」まで、幅広いセットリストを準備した。
「I Will Survive」は、ガールズグループIVEが楽曲「After Like」でサンプリングし、話題になった。
イ・グァンスは「ニューヨークのスウィングジャズスタイルの楽曲や、今回新たにレコーディングした楽曲も歌う計画。アンコールが10回以上出たらうれしい」とほほ笑んだ。
ときめきと同じくらい、プレッシャーも大きい。彼は観客がいっぱいになったステージに立つも、歌が出てこないという悪夢を見たと伝えた。
さらに「ものすごく緊張する。公演を控えてはベテランも何もないようだ。やらなければならないことだから、やり遂げる」と述べた。
これに先立ち、イ・グァンジョは今回のコンサート開催を伝えながら、「もしかしたら最後になるかもしれない今回のコンサート」だと紹介していた。
彼は「声が乱れたら、やめようと思う」とし、「きれいに歌が歌えるときまでは頑張って、きれいに終わらせたい」と述べた。
そして「さらに年を取って、音楽がいい加減になり、人々にそれを見せるのがよくないと思う」と明かした。
40年以上、一本の道を歩いてきたベテランに、ますます活躍の場が減っていくバラード歌手の後輩たちへアドバイスはあるのか尋ねた。
すると彼は「できることがそれしかなければ、それをがむしゃらにやらなければならない」と答えた。
さらに「私も今できることがこれしかなくて、これだけをやっている。だからひとつのことを頑張ってやって職人になるしかない」と付け加えた。

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