映画『対外秘』のチョ・ジヌン、「イ・ソンミンさんやキム・ムヨルさんが作った流れに身を任せて演技をした」
2023年02月03日

韓国映画界を席巻する俳優チョ・ジヌン、イ・ソンミン、キム・ムヨルが映画『対外秘 (原題:대외비)』でひとつに団結した。
主人公のヘウン役を演じたチョ・ジヌンは2日、ソウルMEGABOX聖水 (ソンス)で開かれた製作報告会で、製作陣に対する信頼で出演を決めたと明らかにした。
そして「監督さんをはじめ、皆さんよく知っていた方々。作業も一緒にしてみた。シナリオも妙な魅力があった。面白そうだったので一気に承諾した」と述べた。
来月1日に韓国で公開される『対外秘』は社会を揺るがす秘密文書を手に入れようとする3人の男の暗闘を描いた犯罪ノワール。『悪人伝』(2019)を演出したイ・ウォンテ監督がメガホンを握った。
イ監督は「『対外秘』はまた別のノワールを提示する」とし、「権力と金を追う人間の欲望と裏切りのような本質的なものを扱う」と語った。
彼は続けて時・空間的背景を1992年の釜山 (プサン)に設定した理由を説明した。
「1992年は総選挙と大統領選挙が同時に行われ、政治的に激突した時期。釜山は日本による植民地時代以降、全国から多くの人が集まり、大韓民国の断面といえる地域。またその地域の荒々しく粗雑な情緒が犯罪ノワールというジャンルによく合うと思った」
チョ・ジヌンが演じたヘウンは万年国会議員候補。 釜山の政界の実力者スンテ (イ・ソンミン)から捨てられ、公認から脱落した彼は、勢力図を覆すための計画を立てる。
チョ・ジヌンはヘウンに対して「いつも正義になれない私たちの姿を持っており、少し無念な人でもある」と述べた。
イ監督はシナリオの脚色段階から主人公としてチョ・ジヌンを念頭に置いたとし、「一度も他の俳優を考えたことがなかった」と語った。
さらに「40代の普通の男性が社会的に生存の危機に追い込まれ、自分の意志とは関係なく、ますます悪の枢軸に入っていく。(チョ・ジヌンは) 日常の姿と変わっていく過程の細かい演技、変わった後の恐ろしさをすべて表現できる俳優だと確信した。釜山で生まれ育った人特有の感性も必ず必要だったが、このすべてを満たす俳優はチョ・ジヌンしかいないと思い」とも付け加えた。
イ・ソンミンは隠れた政治実力者のスンテ、キム・ムヨルは野望を抱いた暴力団の筆頭役を演じた。
イ・ソンミンは「時々私たちの目に見えないある力が世の中を動かすのではないかという想像をしてみるが、スンテはその象徴であり比喩だと思う」と説明。
キム・ムヨルは「初めてやってみる試みが多い挑戦的な作品だった」と振り返った。
そして「一番大変だったのは釜山弁だった。僕はソウルで生まれ育ったので、全然できない。拳を使うキャラクターなので体重も1カ月で12キロから13キロ増えた」と明かした。
イ監督は『悪人伝』の当時、キム・ムヨルに“ヤクザ”役を任せなければならないと思ったとし、キャスティングのきっかけを明らかにした。
さらに「あの時は刑事役だったが、ヤクザをやらせてみようと思った。そしてチョ・ジヌンと並んで立っているキム・ムヨルはまた別のエネルギーが出てきそうな気もした。これまでどの映画やドラマでは見られなかったエネルギーや画を作れると思った」と振り返った。
映画『毒戦 BELIEVER』(2017)や『保安官』(2016)などに続き、再び演技タッグを組んだチョ・ジヌンとイ・ソンミンは製作報告会の間ずっとお互いに対する信頼をあらわにした。
イ・ソンミンは「ジヌさんと一緒に働くのはワクワクすること。一緒に演技して表れる場面のアンサンブルが想像するよりいつも良かった」と称賛した。
さらに「俳優としてそれ以上の“ケミストリー (相性)”はないと思う。今度また一緒に作業をすることになれば、その映画を選択した最初の理由に (チョ・ジヌンが)なるだろう」と語った。
チョ・ジヌンは「とても尊敬する先輩。 心強い」とし、「難しい問題に直面した時、最も賢明な代案を提示してくれる方」と答えた。
彼は続けて「監督さんも陣頭指揮をよくしてくださり、ソンミン兄さんもそばで代案を提示してくださり、キム・ムヨルはステキだった」とし、「僕はその流れに身を任せて揺れながら楽しく踊った」と功を譲った。
イ監督は「演技の絶頂の大韓民国を代表する俳優たちと名助演たち、最高のスタッフと製作陣が共に作った映画だと自負する」と、多くの期待と関心を呼びかけた。
