“アジアの星”BoAが歩んだ23年、「誰かの青春を飾ることができうれしい」…デビュー20周年コンサート開催

2023年03月13日

「誰かの青春の1ページを、私が飾れたということがうれしい。感謝する」
歌手BoAが「皆さん、みんなで一緒に歌って!」と叫ぶと、観客は全員で“You Still My No.1”(「No.1」の歌詞の一部)を、声を一つにして叫んだ。発売後21年も経った楽曲だが、まるでおととい出たヒット曲かのように、場内は熱気でいっぱいになった。白いドレスを着たBoAは、これを見守りながら満足そうに笑い、熱唱した。
12日午後、ソウル・オリンピック公園オリンピックホールで開かれたデビュー20周年記念コンサート「THE BoA : Musicality」でだ。
BoAは2000年にデビューし、「No.1」、「Atlantis Princess」、「My Name」、「Girls On Top」などのメガヒット曲を輩出し、K-POPを代表するダンスディーバに浮上した。
特に2001年、日本に進出し、「LISTEN TO MY HEART」、「VALENTI」、「メリクリ」などをヒットさせ、韓国人で初めてオリコンアルバムチャートの1位と単一アルバムの100万枚突破などの記録を立てた。このおかげで“アジアの星”という呼称も得た。激しい振り付けに左右されないライブの実力を武器に、日韓を越えアジア全域で人気を集めた。
2008年にはアメリカ進出を達成。翌年、K-POP歌手で初めてアメリカ・ビルボードのメインアルバムチャート「Billboard 200」にランクインした。
彼女のデビュー20周年は2020年だったが、新型コロナウイルス感染症の事態で3年遅れた2023年、ようやく記念コンサートを開くことになった。
BoAはきらめく衣装を着て、3rdミニアルバムの収録曲「Breathe」を歌い、公演を始めた。彼女はバンド演奏に合わせて、「Copy & Paste」や「Hurricane Venus」など、イントロだけで7曲を立て続けに歌い、圧倒的なライブ力を誇った。1カ月前にかかった風邪のせいで完ぺきなコンディションではなかったが、渾身の力を注いだ。「Forgive Me」のステージでは、自らギターを引っさげロッカーに変身し注目を集めた。
BoAは「昨日よりは声がましなのでは?昨日は本当に(風邪のため)話す時と歌う時が別人のようだった」とし、「今回のコンサートのコンセプトは“みんな一緒に死のう”だ。無慈悲なコンサートだと話した」と公演に注ぐ熱意を明かした。
また「皆さんがすごく応援してくれたおかげで、たくさん元気をもらった」とし、「不本意だったが風邪のせいで1カ月間、禁酒した。冷たいビールをとても飲みたいのに、飲めなかった。私はお酒を飲むと音痴になる」と笑った。
同日の公演会場を埋めつくした観客は、これまでのBoAの活動期間を表すかのように、20代から30代、40代と、さまざまだった。ファンたちはBoAを象徴する黄色い衣装とマスクを着用し、この20年を振り返る“時間旅行”を共にした。
BoAもまた同日、自身の最大のヒット曲「No.1」をはじめ、「My Sweetie」(2002年)、「Spark」(2004年)、「メリクリ」(2004年)、「MOTO」(2005年)など昔のヒット曲を届け、ファンたちの期待に応じた。
「Atlantis Princess」を歌ったときは、2階の客席の間をかき分けて場内を一周し、観客1人1人と目を合わせた。
アメリカのデビュー曲「Eat You Up」と日本で20年近く人気のクリスマスキャロルとして親しまれている「メリクリ」など3カ国語を行き来するセットリストは、彼女のこれまでの幅広い活躍を見せてくれるようだった。
2日間開かれた公演には先輩のカンタの他に、ヒョヨン(少女時代)、ウェンディ、スルギ、アイリーン(以上Red Velvet)、スホ、シウミン(以上EXO)、カリナ、ウィンター(以上aespa)、ミンホ(SHINee)など多くのSMエンターテインメントの後輩が足を運び応援した。
BoAは同日、デビュー20周年記念10thアルバムの収録曲「Little Bird」を最後に公演の幕を下ろした。きらびやかな特殊効果がなくても、ダンスと歌だけで、2時間を超えるランニングタイムを満たし、拍手を浴びた。彼女は来月1日、釜山(プサン)BEXCOのオーディトリウムでコンサートの熱気をつないでいく。

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