ホ・ジョンソク&イ・ヨンソク主演新作映画『きらびやかな私の復讐』、真の復讐ははたして血の色?
2023年03月24日

ひき逃げ事故で息子を失った刑事リュ・イジェ (ホ・ジュンソク)は妻まで去ってしまい、家族を失うことになる。犯人を捕まえられないまま公訴時効は過ぎてしまい、酒で時間を過ごしていた彼は地方に転出される。
イジェはそこで新しい縁に出会い未来を切り開こうとするが、長い間探しまわったひき逃げ犯のイム・ハクチュン (イ・ヨンソク)が彼の前に現れる。偶然の事故だったと厚かましく語る加害者から、胸の奥深くにしまっておいた憎悪と怒りがこみあげてくる。
映画『きらびやかな私の復讐 (原題:찬란한 나의 복수)』は最近、ドラマを中心に人気を得ている復讐劇の延長線にある。血のにじんだ恨みを必ず返そうとする主人公から復讐劇の典型が予告されるが、戒めは期待と異なる方式で展開される。
怪物のようなハクチュンが血を一滴流さなかったにもかかわらず、イジェの復讐が完成される。そしてイジェは過去の執着から抜け出し、初めて日常を回復する。映画のタイトルの前に“きらびやかな”という言葉がついた理由だ。
作品を演出したイム・ソンウン監督は最近、記者懇談会で人生の真ん中に落ちてもがく男を思い浮かべ、彼が再び始めることができるかという考えから物語を始めたと、映画製作当時を振り返った。
イム監督はこれまでの“復讐の文法”とは異なるという言葉に、「最初は (血の色がする) 復讐で始まったが、直して書きながらイジェが日常を取り戻すことにした」とし、「復讐する人物は過去に支配された人物で、日常を取り戻すのは許すことしかない」と強調。
それとともに「イジェに美しい日常をプレゼントしたかった」と述べた。
作品では長い時間、演劇と映画、ドラマを行き来しながら貫禄の演技を披露してきた俳優のイ・ヨンソクの一風変わった姿を見ることができる。
2003年に『ぼくらの落第先生』でスクリーンにデビューした彼は、映画『母なる証明』、『金子文子と朴烈』、『茲山魚譜 チャサンオボ』など数多くの映画はもちろん、120本を超えるドラマ作品に出演してきた。
イ・ヨンソクは今回の作品について、それなりの意味を付与した。
「私が台本を受け取ったとき、『そうして私がキャスティングされたのか?』と思った。私はこんな (悪役)キャラクターではなかったんだけど。私がもらったものは (キャラクターは)、古紙拾いのおじいさんや警備だった。今回の作品は一人の人間の残忍な復讐、人間が悪くなればどこまで行くのか、重みのあるセリフが響きを与えた」
『きらびやかな私の復讐」は2年前に撮影を終えたが、新型コロナウイルス感染症により公開が遅れた映画の中のひとつ。現場で演技をすることが容易でなかったときに撮影を完成し、再び長い時間が経ちスクリーンに作品が上映されるおかげか、俳優たちはわくわくした感情をあらわにした。
劇中、イジェと親しくなるシングルマザーのオム・ソヒョンを演じた女優のナム・ボラは、「苦労して公開しただけに見守ってほしい」と明るく笑った。
イジェ役のホ・ジュンソクも「作品を撮ってから2年ぶりに公開することになり、とても感謝している」と感謝の気持ちを示した。
