映画『リバウンド』に出演のアン・ジェホン、「コーチ役のために10キロ増量」
2023年03月30日

「この映画で、 “バスケは止まっても、人生は止まらない”というセリフが出てくる。この映画の核心となるセリフであり、僕が最も好きなセリフだ。僕たちに投げかける物語だと思う」
29日、ソウル・鍾路 (チョンノ)区 三清 (サムチョン)洞のカフェで会ったアン・ジェホンは、「僕たちは明日、あるいは未来のために今を犠牲にしたりするが、映画『リバンド (原題:리바운드)』には、“まさに今を大切に考えよう”というメッセージが込められている」とし「演技しながらいい刺激をもらった」と振り返った。
来月5日に公開される映画『リバウンド』は、2012年の全国高校バスケットボール大会で、誰も予想しなかった奇跡を起こした釜山中央高バスケットボール部の実話をもとに作られた。この作品でアン・ジェホンは、バスケットボールコーチ“カン・ヤンヒョン”を演じた。
公益勤務要員だったカン・ヤンヒョンは、廃部の危機に陥った母校・釜山中央高校のバスケットボール部のコーチとして赴任し、選手たちと共に孤軍奮闘しながら奇跡のような勝利をもたらす。
実話をモチーフにした映画であるため、アン・ジェホンは、当時のカン・ヤンヒョンコーチに似せようと努力したという。1週間で体重を10㎏増やし、服装やヘアスタイル、さらにはブレスレットまで同じにした。
そんな努力が実り、演出を担ったチャン・ハンジュン監督からは「素晴らしい」という褒め言葉を、カン・ヤンヒョンコーチからは「自分が見ても似ていると思う」という賞賛を引き出した。
「太りたいのに太れない方に献立を作ってあげるほど、増量はうまくいった。ピザとソースを摂取し、短期間で (体を)作った。しかし、増量は簡単にできてしまうため、止めるのが難しい」(笑)
『リバウンド』は、試合シーンが多く盛り込まれているが、作品をより力強くリードしているのは、カン・ヤンヒョンコーチだ。彼の言葉や動作、表情に、様々な感情が溶かし出されている。
「プレッシャーというよりは責任を感じたように思う。(選手役を演じた)俳優には、兄貴分としての責任を感じた。僕も10年前の20代の時に、(映画『足球王 (原題:족구왕)』で)真っ黒になるまでサッカーをした経験がある」
アン・ジェホンは、映画のタイトル“リバウンド”のように、俳優として1つのきっかけとなった作品に、2013年上映の映画『1999、面会 (原題:1999, 면회)』を挙げた。入隊した高校時代の友人を面会し、繰り広げられる物語を描いた作品だ。
彼は「当時、その映画が釜山国際映画祭に招待され、初めてティーチインを行った」、「とてもうれしかったし、そのおかげで他の作品にも出会うことができた。僕にとっては奇跡のような作品だ」 と振り返った。
チャン・ハンジュン監督とは『リバウンド』で初めてタッグを組んだ。これまでチャン監督との縁はなかったが、あるバラエティ番組でチャン監督が『リバウンド』について説明しているのを見て、出たいと強く思っていたところ偶然、チャン監督からオファーが来たという。
「チャン監督は、ユニークな方。現場で、愉快な演技を引き出してくれたのは監督だ。俳優とスタッフが、パワーを発揮できるように導いてくれる、みんなに愛される指揮者だと思う。現場をまとめるスキルがある」
彼は最近、韓国で公開され、ヒットしている日本アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』についても語った。
幼い頃、バスケットボール漫画「SLAM DUNK」が大好きだったという彼は、「『リバウンド』の撮影で泊まったホテルの棚に“SLAM DUNK”の最終巻を置いていた」と話した。
「SLAM DUNK」から始まったバスケットボールの熱気が、僕たちの作品にもいい効果をもたらしてくれたらと思う」
