歌手ヒョンミさん、85歳で死去…韓国型のポップを試みた“ディーバ”
2023年04月05日

「夜霧(原題:밤안개)」などを歌ったベテラン歌手ヒョンミさんが昨日、85歳で亡くなった。
故人の圧倒的な歌唱力が、思い出として残ることになった。
豊かな声量に訴求力の濃い声。かつてない独特な声色で歌謡界を魅了したベテラン歌手ヒョンミさん。
自ら歌詞を付けた翻案曲「夜霧」を通じて1962年、一気に人気歌手となった。
作曲家イ・ボムジョさんとペアを組んで数多くの人気曲をリリース。そして米8軍の舞台で身につけたジャズ風の唱法で“韓国型ポップ”を先導したと評価された。
温かい人柄とウイットの利いた話術でバラエティ番組などでも活躍したが、その裏には失郷民として家族と生き別れになったつらい過去があった。
今年1月には「事事件件(原題:사사건건)」で、「私が一番嫌いなことは名節がくること。名節になれば昔のあの子たちのことをたくさん思い出し、そのせいで胸が痛む」と語ったりもした。
朝鮮戦争当時に別れた妹と1998年にやっと再会したりもしたが、もう一度会いたいという願いはとうとう叶わなかった。
80歳の年齢でも新曲を発売し、亡くなる数日前までも舞台に立った情熱あふれる第1世代の“ディーバ”。
歌手ノ・サヨンと俳優ハン・サンジンの叔母でもある故人は、85歳で自身が歌っていた星たちの故郷に旅立った。
