映画『俺はここにいる』に出演のチョ・ハンソン、「まだ俳優として成長中」
2023年04月13日

2004年、『オオカミの誘惑』でスクリーンデビューしたチョ・ハンソンは、187㎝の高身長と温かいまなざしが魅力的な俳優だ。
これまで積み重ねてきたフィルモグラフィーを見ると、アクション作品が主でありながらも、スリラーやコメディ作品などでも才能を発揮してきた。
チョ・ハンソンは、12日公開された映画『俺はここにいる (原題:나는 여기에 있다)』で、捜査一課の熱血刑事 “ソンドゥ”を演じた。彼は、連鎖殺人犯“キュジョン”役の俳優チョン・ジヌンと、激しい追撃戦や干潟での格闘シーンを繰り広げる。
この日、ソウル・鍾路 (チョンノ)区のカフェで会ったチョ・ハンソンは「3日間、干潟で格闘シーンを撮影した」とし、「格闘シーンの撮影時は、本当に寒かった」と振り返った。
「干潟での撮影は、肉体的に大変だった。ジヌンは力が強いため、ジヌンとアクションをするのもつらかった。(トンネルで) 初めて撮影した格闘シーンは、反対に暑くてつらかった。汗ばむ感じを出すためのメイクが必要ないほど、体が (汗で)ぬれたし、いい感じに埃をかぶった (笑)」
『俺はここにいる』は、臓器ドナーの性格や習慣が、臓器移植を受けた人に乗り移るという、いわゆる「セルラーメモリー (細胞記憶)」を素材にしたアクションスリラー作品だ。
チョ・ハンソンが担った刑事ソンドゥは昔、自身が検挙した殺人犯の肺の移植を受けた人物。チョン・ジヌンが演じたキュジョンも、ソンドゥと同じドナーから心臓を移植されており、2人は刑事と殺人犯という異質で妙な緊張感を続けていく。
チョ・ハンソンは、共演したチョン・ジヌンについて、「今回、初めて一緒に作業した」としながら「とても情熱的な方だ。繊細で、ひとつのことにはまると、没頭するので、私もたくさんのことを学んだ」と絶賛した。
彼は、作品を演出したシン・グノ監督の悲しい事情についても明かした。
チョ・ハンソンは、肺移植を受けた刑事ソンドゥというキャラクターの感情を、うまく表現できず、シン監督にアドバイスを求めた。そんな中、シン監督も劇中のキャラクターのように体調が悪く、腎臓移植が必要であることを知ったという。
「作品の作業をしながら、監督がやせていくのを目の当たりにした。監督が、週に2回も透析を受けなければならないため、感情が監督に向けられた」
彼は、俳優として歩んできたこれまで20年の感想も伝えた。たくさんの良い作品に出会ったが、俳優として至らない点も多かったと述べた。
「学びながら成長していかなければならない。いまだに、私の作品を見ると未熟だと思う」
彼は「演技の勉強をもっとしていたら、どうだったのだろうという、悔しさがある」とし「今からでも、もっと慎重にこの路線を行こうと思う。産業性や大衆性というよりは、作品に重きを置きたい」と話した。
彼は、次期作でドラマを準備中だ。次の映画ではコメディ作品をやってみたいと述べた。
「いつもコメディに対しての欲を持っている。私は自分を面白い人だと思っているが、周りからは面白くないと言われる (笑)。コメディについての渇望を持ちながら、作品のオファーが来るのを待ちたい」
