映画『キリング・ロマンス』に出演のイ・ソンギュン、「遊びに行ったかのようにリラックスできる現場だった」

2023年04月13日

「いつもより自由に演技した。誇張した姿になれるので、(現場に) 行くのは、遊びに行ったかのようで、リラックスできた」
俳優イ・ソンギュンが、コメディ映画『キリング・ロマンス』で、破格的な演技変身をした感想を明かした。
彼が演じた島国の財閥“ジョナサン”は、長い髪に、口ひげ、派手な服装、気取った口調が特徴のユニークな人物だ。トップスターの“ヨレ”と、愛という名の結婚をするも、妻を所有物のように考えるひどいナルシストでもある。
12日、鍾路 (チョンノ)区・昭格 (ソギョク)洞のカフェで会った彼は、「これまでの出演作では、蓋然性とリアルさを追求していたとするなら、今作では、ひたすらキャラクターだけを見たので楽しかったし、果敢になることができた」と話した。
『キリング・ロマンス』は、映画『男子取扱説明書』(2012)で注目されたイ・ウォンソク監督の新作で、新鮮な設定とストーリー展開、テンポのいい演出が際立つ作品だ。
イ・ソンギュンは2019年、映画『パラサイト 半地下の家族』で、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界有数の授賞式を席巻。その後、今作のオファーを受けた。世界的な注目を集めている最中に、このような実験的な作品に挑戦した理由を尋ねると、「その部分について、大きな悩みはなかった」と答えた。
「大きな作品の一員として活躍したのは、事実だが、ただ良い経験をして帰ってきただけのこと。今作でのイメージは、別の作品で覆せばいい。リアルで重い作品をやっていた時なので、何か変化が欲しかったように思う」
ただ、イ監督と会うまでは、出演に対して否定的な立場だったと告白した。
「最初にシナリオをいただいた時、とてもユニークで面白いと思った。しかし、私がその役を担うとなると、その絵が思い浮かばなかった。断るにしても、なぜ私に出演をオファーしたのか聞きたくて会議に行ったところ、ハニがいて、この作品に出演するのをほぼ決めているようだった。ハニに対しての信頼が大きかったように思う」
イ・ソンギュンとイ・ハニは2010年にドラマでタッグを組んだ。
イ・ソンギュンは、「当時、ハニはドラマの経験があまりなかったが、とても頑張っていたし、上手だった」、「立派な俳優になるだろうと思ったが、予想以上に素晴らしい俳優になった」と述べた。
「韓国の女性俳優の中で、こんなにも全てを投げ出して演技する人はあまりいない。コメディ界に一線を画しているように思う。今作でも現場の中心となってくれた」
『キリング・ロマンス』の撮影現場が、本当に楽しかったというイ・ソンギュンは、イ・ウォンソク監督の役割も大きかったと振り返った。
「監督は、本当に気さくで面白い方。何事にも率直で、威張っていない。これがイ・ウォンソク監督の魅力だと思う。楽な関係なので、私も何をするにしてもプレッシャーはなかったし、嫌なら嫌だと言いながら円滑に話し合えた。だから今のジョナサンができた」
ジョナサンが絶えず叫ぶセリフ「イッツグッド (It's good)」や、着脱が可能な口ひげなどもイ・ソンギュンのアイデアだという。
彼は、「ジョナサンは、とても愛着がわくキャラクター」だとし、「『男子取扱説明書』での面白いシーンが、話題にのぼるように、私たちの映画も観客の方々に思い切り笑ってほしい」と話した。
「確実に好みは分かれると思うが、バラエティに富んだ面白さを与えるという目的においては、満足できる結果が得られた。序盤20分だけでもオープンマインドで見ていただければ、この現実離れした映画にはまるのではないかと思う (笑)」

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