イ・ハニ主演映画『キリングロマンス』のイ・ウォンソク監督、「好き嫌いが分かれると予想した」
2023年04月14日

「正直にお話すると、この台本を初めてもらったときから一か八かになると予測した。俳優たちも皆そうだった」
映画『キリングロマンス (原題:킬링 로맨스)』の公開を翌日に控えた13日、イ・ウォンソク監督に鍾路 (チョンノ)区 昭格 (ソギョク)洞のあるカフェで会った。彼は「映画を観てお互いにけなしながら騒ぐ面白さがあれば幸いだ」と願いを伝えた。
「私はそういうのがとても好きだ。お互いに映画の話をしながら、『おい、それも映画か?』とか。私もそんなふうにしてからとても長く経った」
『キリングロマンス』は引退したトップスター・ヨレ (イ・ハニ)が芸能界に復帰するため孤軍奮闘する話。『男子取扱説明書』(2012)を通じて強固なファン層を形成したイ監督は、今回の作品でもユニークな彼だけの感性をスクリーンに具現化した。
B級感性が溶け込んだユーモアのツボ、独特な設定とセリフは新鮮すぎて不慣れでさえある。
イ監督は「最近の人たちはどんなことで笑うのかとてもたくさん悩んだ」と述べた。
「私が知っているコメディとまた違った。われわれが普遍的に知っている“きしょさ”より、より多くの進化があったと思う」
彼は今回の作品は『男子取扱説明書』よりはるかに商業的な作品だと強調した。
『もっと多くの観客が共感できるのではないかと思う。10が、皆が笑える気楽なコメディだとしたとき、『男子取扱説明書』が3、4程度なら、『キリングロマンス』は7程度になるようだ」
彼はまた、「『男子取扱説明書』は個人的な話だが、『キリングロマンス』はさらに大きな話」と説明した。
「ジョナサンというキャラクターは象徴的な人物。率直に言って、われわれの好みは誰かにより操られている。われわれはアルゴリズムと言うが、ある意味ガスライティングのようなもの。ところが、その人々はもっとよい世の中を作ろうとしているという信頼のもと、それをするのだが、ジョナサンがちょうどそんなキャラクターだと思う」
『キリングロマンス』で演出と同じくらい目立つのは俳優たちの演技。主人公のヨレ役を演じた女優のイ・ハニはハードコアなコメディと正劇を自由に行き来しながら熟練な演技を披露する。俳優のイ・ソンギュンはジョナサン役を務め、破格的なコメディ演技を、ヨレのファンクラブ、ボム役の俳優コンミョンはかわいらしい魅力を発揮してみせる。
イ監督は「ヨレの場合、童話の中のお姫さまのようなキャラクターを誰が演じることができるか、厚かましく自然にあまりにも美しく、すべてを備えた人が誰だろうかと考えたとき、イ・ハニさんしかいなかった」としながら、「台本を読むとすぐイ・ハニさんがやらなければと思った」と振り返った。
「イ・ソンギュンさんは私がとても好きだった俳優。ソンギュンさんが演じたドラマ作品とまったく違うことをしたら面白いと思った」
次回作で正劇ドラマを準備しているというイ監督は、「コメディは入るだろうか、違う感じだろう」と説明した。
「多くの人に愛されたくて映画を続けているようだ。すべての人に愛される映画を作ることはできないが、努力するのだ。私の立場ではすべての人に愛されるラブリーな映画を作ったと信じている」
