FIFTY FIFTY、「Cupid」が米ビルボードでの旋風中…「私たちも驚いて口をふさいだ」
2023年04月14日

「初めて (ビルボード)チャートに上ったという便りを聞いて私とアランは驚いて口をふさいだ」(シオ)
一生に一度ランクインするのも難しいというアメリカ・ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に、K-POP史上最短期間となるデビュー4カ月で名を連ねたガールズグループがいる。それも単発性ではない3週連続“チャート逆走行”を成し遂げ、歌謡界の熱い関心を集めた。
まさに昨年11月にデビューした4人組ガールズグループFIFTY FIFTYの話だ。
彼女たちは今年2月にリリースしたシングル「Cupid」が海外を中心に口コミで広がり、「HOT100」で100位、94位、85位をそれぞれ記録した。ビルボードに加え、世界2大チャートと呼ばれるイギリス・オフィシャルシングルチャート「TOP100」入りにも成功した。
FIFTY FIFTYは13日午後、ソウル・江南 (カンナム)区で開かれた記者懇談会で、「まったく (ビルボードチャート入りを)予想できなかった」と驚きを隠せなかった。
ボーカルのアランは「寝てたところ起きて (ビルボード入りの知らせに)カーテンをめくって、『私たち、入ったんだって!』と叫んだ」とし、「それほど信じられなかった。楽曲がとてもよくていつかはうまくいくと思ったが、こんなにうまくいくとは思えなかった」と述べた。
「Cupid」は告白を断られた後の気持ちを率直に歌った楽曲で、聞きやすい韻律感が特徴。レトロな雰囲気を色濃く漂わせるシンセポップのナンバーで、シンセサイザーのサウンドが清涼な感じを与える。
メインボーカルのシオは「愛にうとくて純粋な少女の姿を表現する楽曲がやってきた」とし、「キューピッドに頼らず、自ら進むという成長の意志を見せることができると見て、『Cupid』をタイトル曲に選定することになった」と説明した。
メインラッパーのキナは、「道で私たちの音楽が流れてくるのを聞くのが練習生のときのロマンだったが、最近路上やショップで私たちの楽曲が流れているのを聞くと、人気が実感できる」と笑った。
グループのリーダー兼メインダンサーのセナは「Cupid」の人気の秘訣について、「練習生のときから私たちの前向きなエネルギーをどうやってよく伝え、盛り込むことができるのかたくさん悩んできた」とし、「このような部分が聞く方々に響いたのではないかと思う」と分析した。
また、「聞きやすくてふわふわとした感じのシンセポップなので、海外のファンたちがまず聞いてくださった」とし、「韓国のファンたちもたくさん聞けるように最善を尽くした」と付け加えた。
しかし彼女たちの成功宇は単に「楽曲がよかった」という言葉では説明されない。歌謡界ではTikTokなどのショートフィルムコンテンツで西欧圏を中心に、「Cupid」が流行した影響も大きいと見ている。
セナは「TikTokのユーザーたちのおかげでより多くの方々に知られたが、最も本質的な部分は音楽」とし、「完成度の高い音楽を伝えようとする私たちのエネルギーのおかげで、より多くの方が (TikTokを通じて)聞いてくださったのではないかと思う」と指摘した。
企画会社を通じた現地メディアの露出や巨大ファンダムに頼らず、西欧圏の音楽リスナーが自発的に音楽を消費し、ビルボードの成績につながったということだ。
特にシングルアルバムに韓国語の原曲以外に英語バージョン (ツインバージョン)も収録し、北米の音楽ファンの目線に合わせた。
FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTは本格的に北米などの海外進出に乗り出そうと、現地レーベルなどと接触中だという。
大衆音楽評論家のキム・ドヒョン氏は、「TikTokでK-POPは人気ジャンルだが、最近数年間、K-POPのTikTok活用は“チャレンジ”誘発に目的を置いただけで、他のSNSプラットフォームにも公開する義務的なPR映像と変わらなかった」とし、「しかし、FIFTY FIFTYの『Cupid』の流行様相は少し違った」と分析した。
彼は「『Cupid』は原曲よりスピードアップバージョンの動画再生回数が3倍以上高い。匿名のTikTokerが『2023年最高のフリーコーラス』としてBPMを高めて楽曲を紹介した動画が口コミに広がり、原曲の流行が始まった」とし、「スピードアップバージョンだけを聞いて楽曲のタイトルを尋ねるコメントも簡単に探すことができる」と成功要因を指摘した。
さらに「楽曲とまったく関係のない動画が流行しているが、楽曲の平坦さがこういうときは役に立つ」とし、「無難によく作ったポップだが、特別な楽曲でもなく、所属事務所がすごい戦略を活用したりもしなかった。しかし、TikTokバイラル (口コミ)を通じて想像もできない巨大な成果を目前にしている」と分析した。
「『Cupid』を通じて私たちが主体的に進むというメッセージを明確に伝えたい。“Cupidはバカ”という歌詞のように、助けの手の代わりに私たちが能動的にやり遂げたとき、大きな成果を得たということだ」(アラン)
「今回の成果がとてもありがたくも負担になる。この次はどんな楽曲を披露するのか、悩んでいる。さらに完成度の高いFIFTY FIFTYならではのカラーをお見せしようと、慎重に考えて、悩みを込めてよい音楽をお聞かせする。これからが始まりだ」(セナ)
