レトロ感性のドラマ「オアシス」、視聴率9.7%で放送終了

2023年04月27日

※この記事はネタバレを含みます。
昔の映画のようなレトロ感性を生かした時代劇「オアシス (原題:오아시스)」が、9%台の視聴率で幕を下ろした。
26日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、25日午後9時50分に放送されたKBS 2TVドラマ「オアシス」最終回の視聴率は9.7%で、自己最高記録を更新した。
最後の放送では、“イ・ドゥハク” (チャン・ドンユン)と“オ・ジョンシン” (ソル・イナ)、“チェ・チョルン” (チュ・ヨンウ)が、学生時代のように親しい関係に戻るハッピーエンドが描かれた。
かつては親友だったが、つらい事件を経験し、敵となってしまったイ・ドゥハクとチェ・チョルンは、実の兄弟であることを知る。
イ・ドゥハクは、弟のチェ・チョルンを救おうと、代わりに銃に撃たれる。チェ・チョルンは、気を失うドゥハクに心から謝罪する。
2人は、今までお互いを殺したいほど憎んでいたことに空しさを覚えながら、再び以前のような何でも言い合える親友に戻る。
「オアシス」は、1970~1980年代の民主化運動や急速な経済成長、1990年代末のアジア通貨危機 (IMF危機)までの近現代史を、「当時の感性」で盛り込んだ。
反政府派のイ・ドゥハクと検事チェ・チョルンが、しっかり者で積極的なヒロイン“オ・ジョンシン”をめぐり対立する設定などが、ドラマ「砂時計」を連想させるという反応も出た。
時代劇の中に溶け込んだ俳優たちの演技も、没入感を高めた。
幅広い感情演技を見せたチャン・ドンユンは、小作農家の息子として生まれ、才能を発揮することができない現実をもどかしく感じるイ・ドゥハクを演じ、最終的に闇の世界に入る過程をリアルに表現した。チュ・ヨンウも嫉妬によって、だんだん崩壊していくチェ・チョルンを繊細に演じた。
ドラマは、兄弟だがお互いに違う人生を歩んできた2人の主人公の成長過程を照らし、階級による葛藤を描いた。チェ・チョルンよりも才能はあるが、ことごとく階級という壁にぶつかるイ・ドゥハクの成長記は、現代社会を見つめさせた。

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