映画『犯罪都市3』、マ・ドンソクのビッグパンチのように強力になったアクションとユーモア

2023年05月24日

刑事“マ・ソクト”(マ・ドンソク)が、麻薬取引場所のナイトクラブに立ち入り、それを遮ろうとする従業員を殴り倒す。女性たちは、「どうしたの?ヤクザなの?」と言いながら怯える。
マ・ソクトが倒れた従業員を指さしながら答える。「いや、こいつがヤクザだ」
刑事なのかヤクザなのか区別がつかないのは、相変わらずだ。
怪物刑事マ・ソクトが帰ってきた。今月31日に韓国で公開される犯罪アクション映画『犯罪都市3(原題:범죄도시 3)』でだ。
息をのむ暇もないアクション、爆笑を誘うユーモア、勧善懲悪の明確な二分法的構図など、“犯罪都市”シリーズの基本の枠組みは変わっていない。
しかし、アクションの強度は著しく高まった。これは映画のスケールが大きくなったことと無関係ではない。
衿川(クムチョン)警察署の強力班所属だったマ・ソクトも『犯罪都市3』では、ソウル・広域捜査隊に勤務地を移した。加里峰(カリボン)洞の犯罪組織を掃討していた彼が、今は日本のヤクザ組織が絡む巨大な麻薬犯罪を取り締まる。
マ・ソクトの宿敵も一人ではない。韓国の悪党“チュ・ソンチョル”(イ・ジュンヒョク)や日本の悪党“リキ”(青木崇高)をいずれも制圧しなければならない。
彼らはこれまでの“犯罪都市”シリーズの悪党より残酷だ。短刀を取り出すのは基本で、長剣を振り回したり、拳銃も躊躇なく撃ったりする。
今回もマ・ソクトはそれに素手で立ち向かう。彼が拳を飛ばすたびに強力な音響が鳴り、壮快な感じを極大化する。
マ・ソクトは得意技の背負い投げや、敵をさっと持ち上げて叩きつける技術もところどころで駆使するが、今回はビッグパンチを多用している感じだ。
実際に『犯罪都市3』の制作スタッフは、マ・ソクトのボクシングアクションを強化するのに力を入れたという。ボクシングはマ・ドンソクが早くからやってきた運動で、敵の拳を素早くかわす姿勢は選手級だ。
映画が息つく暇を少しでも与えないように、アクションシーンも多くなった。ナイフと鉄パイプが飛び交う乱闘劇が絶えない。
アクションに混ぜ合わせたユーモアも光を放つ。マ・ドンソクだけが駆使できそうなユーモアだ。
マ・ドンソクの言葉と行動には、彼だけのコミカルな要素がある。このために観客は、彼が特別に奇抜な言葉や行動をしなくても、終始笑いを浮かべ、彼を眺めることになる。
マ・ソクトの新しい同僚である広域捜査隊のチーム員たちも、衿川警察署の強力班の笑いのツボをよく受け継いだようだ。役に立たない上司の“チャン・テス”(イ・ボムス)も登場するたびに笑いをそそる。
マ・ソクトの世界観はいつものように単純極まりない。今回も彼は、「悪い奴らは皆、捕まえなければならない」という独り言を吐き出す。
前作のように『犯罪都市3』も複雑な構造はなく、爽快なアクションとユーモアでストレスを吹き飛ばすには遜色ない映画ではないかと思う。
この映画を演出したイ・サンヨン監督は、22日の試写会直後の記者懇談会で、「マ・ソクトが新しい環境で新しいパートナーたちをどのように利用し、新しい悪党たちをどのように殴るかに主眼点を置き、新しい試みをたくさんした」と述べた。
今年で52歳のマ・ドンソクは「何歳までアクション演技をしたいか?」という質問に、「観客たちが望む時まで続けられそうだ」と、アクション演技に対する愛情を隠さなかった。
“犯罪都市”シリーズは、マ・ドンソクが主演だけでなく、制作と企画まで務める韓国を代表する犯罪アクション映画として、8シリーズまで制作を準備中だ。
昨年5月に公開された『犯罪都市 THE ROUNDUP』は、1,269万3000人あまりの観客を集め、新型コロナウイルス感染症の大流行期間で唯一の“千万韓国映画”となった。
『犯罪都市3』が前作のようにヒットに成功した場合、外国映画に押されている韓国映画の救世主になるものと見られる。
『犯罪都市3』は31日に韓国で公開され、上映時間は105分、年齢制限は15歳観覧可だ。

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