ドラマ「偶然出会った、あなた」でスネ役を担った俳優ソ・ジヘ、「母親にも輝いていた時代があったと伝えたかった」
2023年05月24日

「幼い頃の“スネ”は夢もあり、小さなことにもワクワクしていた。そんな姿がキラキラして見えた。スネを通じて私たちのお母さんにも『あなたにも、こんな輝いている瞬間があった』ということをお見せしたかった」
“誰かの母親”として生きるまで、自身の名前で呼ばれていた母親たち。彼女たちの青春はどんなものだったのだろうか。女優のソ・ジヘは、ドラマ「偶然出会った、あなた(原題:어쩌다 마주친 그대)」で、“ユニョンのママ”になる前のスネの爽やかな青春を描き出した。
23日、ソウル・鍾路(チョンノ)区寿松(スソン)洞で会ったソ・ジヘは、「普段から母親に『母親としての人生を生きてみたい』と言っていた。今回、言葉ではなくドラマの演技でその気持ちを表現できた」と述べた。
「偶然出会った、あなた」は、タイムトラベルで1987年を生きることになった2人の主人公の話を描く。偶然の事故で過去の中の一瞬に不時着することになった“ペク・ユニョン”(チン・ギジュ)は、寂しく世を去った母親の幼い頃の姿に向き合う。
誰より純粋で輝いていた19歳のスネを守ろうと決心したペク・ユニョンは後日、自身の父親である“ヒソプ”との結婚を防ごうとする。
ソ・ジヘは「スネを描写する過程で、最も主眼点を置いた部分は、まさに垢のつかない純粋さだった」と指摘した。
彼女は「『お母さんの一番輝いていた時代は、どうだったのか?』と想像しながら、スネというキャラクターに肉付けした」とし、「スネの輝いていた青春を演じた立場として、スネが光を失い、“ユニョンのお母さん”になってしまった姿を見るのがとても悲しかった」と述べた。
「母親たちは、生まれたときから誰かのお母さんであったように見えるが、子どもである私たちは、母親になる前の姿を知らないから、母親の職業は母親だと思う。1987年のスネをもっと純粋で美しく表現し、2021年のユニョンのお母さんと対比させたかった」
ソ・ジヘは、キャラクターをより繊細に描写するため、日常でもスネとして生きるために努力したと述べた。
彼女は「何かひとつをするときも、いつもスネとして行動していたと思う」とし、「スネが聴きそうな歌を聴き、彼女が読みそうな本を読んだ」と伝えた。
さらに「スネは街を歩く時も、雲の上に浮かんでいる感じで歩いていたような気がして、心を柔らかくする歌をよく聴いていた」と振り返った。
「まだスネの目で世の中を眺めると、変わった感じがする。同じ風景を見ても『スネはどんなことを考えたのだろうか』と想像していると、『私があまりにも鈍いのではないか?』と思った」
梨花(イファ)女子大工科大学コンピューター工学科に入学し、現在休学中のソ・ジヘは、2017年に恋愛リアリティ番組を通じて大衆に初めて顔を知らせた。
勉強に熱中し、学生時代を過ごしたが、幼い頃から彼女の夢は俳優だったという。
ソ・ジヘは「学生の時から俳優になりたいと両親に言っていたが、反対が激しかった」と語った。
さらに「両親は、私が良い大学に進学したからこそ望む職業を選択できるし、それほどの責任感を持っているということを証明すれば、夢を応援してくれると言った。それを聞いて本当に最善を尽くして勉強した。演技をするために理科の勉強をしたわけだ」と笑った。
全16部作で制作された「偶然出会った、あなた」は、今後8回分の放送を控えている。
ソ·ジヘは「犯人が爪を表わし始め、葛藤が本格的に始まる」とし、「今後はさらに緊張感があふれ、面白くなるので、多くの関心をお願いする」と伝えた。
