映画『密輸』で喫茶店のマダムを演じたコ・ミンシ、「壊れることへの恐怖はない」
2023年07月27日

筆ペンで描いたような完璧なカモメ眉と紫色のアイシャドウを塗った目元、真っ赤な口紅を付けた唇、田舎臭い韓服まで。
俳優コ・ミンシは、今月26日に公開されたリュ・スンワン監督の新作『密輸(原題:밀수)』で、破格的な変身を遂げる。
彼女は、Z世代が最も羨望する容姿を持つ20代俳優の一人に挙げられてきた。そのせいか、数カ月前、『密輸』のキャラクターのポスターが公開された時は、全然違う彼女の姿にコ・ミンシだと気づかない人もいた。
25日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のカフェで会ったコ・ミンシは、自身でさえ「鏡を見て立ち尽くし“うわ”と声を漏らした」と、初めてメイクをした時を振り返った。
「撮影が終わり、広報用のスチールカットを選ばなければならないのに、選びたいと思う写真がなかった(笑)。“使いたい物を使ってください”と言ったのだが、実際にポスターが出来上がって見てみると、自分でも驚いた。こんなふうに出てしまって大丈夫なのかと思った。しかし、むしろ私のキャラクターについてのヒントを与えることができそうだと思い、うれしくもあった」
外見だけでなく、演技もこれまでコ・ミンシが披露してきたキャラクターとは全然違った。
彼女は、1970年代に密輸犯罪に飛び込んだ海女たちの物語を描いたこの作品で、喫茶店のマダム“オクブン”を演じた。ハツラツとしていながらも、下品な面があり、図々しいセリフと行動で笑いを加える。
コ・ミンシは、演技指導の際にリュ監督が一番口にした言葉が「下品に」、「汚らわしく」といった言葉だったと笑った。
「でも私は、壊れれば壊れるほど楽しい。そこへの恐怖は全くない。そのキャラクターをさらに確実に具現し、魅力的に見せられるならば、有り難いことだ。現場にいる方たちが、とても笑ってくれるので、それを信じてそのままやり続けただけ。“私の体一つ、投げ出してみよう”と思い、おかしくなったかのように叫びながら撮ったシーンもある」
オクブンは、『密輸』で最大の笑いを与えはするが、かといって笑いだけのキャラクターではない。
裏切りが横行する密輸場で、元海女の“チュンジャ”(キム・ヘス)、海女たちのリーダー“ジンスク”(ヨン・ジョンア)と組み、最後まで約束を守る義理堅い人物だ。
彼女のスクリーンデビュー作『THE WITCH/魔女』(2018)で担った“ジャユン”(キム・ダミ)の友人“ミョンヒ”役とこの部分が似ている。リュ監督は、この映画を見てからコ・ミンシといつか一緒に作業してみたいと思ったという。
「監督がシナリオを送ってくださった時、私は当然オーディションを受けろという意味として受け取った。おもしろい作品で、オクブンは魅力的だが、もしオーディションとなると確率は低いかもしれないと考えた。ところが、オーディションではなく“私はコ・ミンシさんにオクブンをやってほしい”と監督が言ってくださった。後で聞いてみると、映画『THE WITCH/魔女』で、ゆで卵を食べながらチェ・ウシクさんに悪態をつくシーンをとても気に入ったとのことだった(笑)」
キム・ヘスもこの作品を見て、メモ帳にコ・ミンシの名前を書き留めた。初めての撮影を控え緊張していたコ・ミンシは、その話をキム・ヘスから直接聞き、「胸がいっぱいになった」と打ち明けた。
「『密輸』チームに初めて足を踏み入れた時は、とてもワクワクすると同時に、緊張で萎縮してしまった。果たして私がこの先輩方の中でうまくやり遂げることができるのだろうか、ブラックホールにだけはならないようにしようと誓った。ところが車でヘスさんが私の手を握りながら“私は今回、あなたと一緒に作品ができて、とても幸せだ”と言ってくださった。その言葉は忘れられないと思う」
2017年にデビューしたコ・ミンシは、Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(2020)を通じて本格的に存在を知らせた。その後、ドラマ「五月の青春」などに出演し、人気を高めた。
主にドラマで活動してきたが、映画に対する欲が大きいとコ・ミンシは強調した。端役であるにもかかわらず『鳳梧洞戦闘(原題:봉오동 전투)、『別れる決心』などの映画に出演したのもこのためだ。
「『THE WITCH/魔女』の時、大きなスクリーンに自分の顔が出てくるのを見て、いつか映画がしたいと思った。端役だとしても1カットでも、出演できるその瞬間がうれしい。映画をやりたくてたまらなかった時に出会った作品が、まさに『密輸』だ。だからこの作品は、真夏の夜の夢のような思い出が詰まった作品として記憶されると思う」
俳優コ・ミンシは、今月26日に公開されたリュ・スンワン監督の新作『密輸(原題:밀수)』で、破格的な変身を遂げる。
彼女は、Z世代が最も羨望する容姿を持つ20代俳優の一人に挙げられてきた。そのせいか、数カ月前、『密輸』のキャラクターのポスターが公開された時は、全然違う彼女の姿にコ・ミンシだと気づかない人もいた。
25日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のカフェで会ったコ・ミンシは、自身でさえ「鏡を見て立ち尽くし“うわ”と声を漏らした」と、初めてメイクをした時を振り返った。
「撮影が終わり、広報用のスチールカットを選ばなければならないのに、選びたいと思う写真がなかった(笑)。“使いたい物を使ってください”と言ったのだが、実際にポスターが出来上がって見てみると、自分でも驚いた。こんなふうに出てしまって大丈夫なのかと思った。しかし、むしろ私のキャラクターについてのヒントを与えることができそうだと思い、うれしくもあった」
外見だけでなく、演技もこれまでコ・ミンシが披露してきたキャラクターとは全然違った。
彼女は、1970年代に密輸犯罪に飛び込んだ海女たちの物語を描いたこの作品で、喫茶店のマダム“オクブン”を演じた。ハツラツとしていながらも、下品な面があり、図々しいセリフと行動で笑いを加える。
コ・ミンシは、演技指導の際にリュ監督が一番口にした言葉が「下品に」、「汚らわしく」といった言葉だったと笑った。
「でも私は、壊れれば壊れるほど楽しい。そこへの恐怖は全くない。そのキャラクターをさらに確実に具現し、魅力的に見せられるならば、有り難いことだ。現場にいる方たちが、とても笑ってくれるので、それを信じてそのままやり続けただけ。“私の体一つ、投げ出してみよう”と思い、おかしくなったかのように叫びながら撮ったシーンもある」
オクブンは、『密輸』で最大の笑いを与えはするが、かといって笑いだけのキャラクターではない。
裏切りが横行する密輸場で、元海女の“チュンジャ”(キム・ヘス)、海女たちのリーダー“ジンスク”(ヨン・ジョンア)と組み、最後まで約束を守る義理堅い人物だ。
彼女のスクリーンデビュー作『THE WITCH/魔女』(2018)で担った“ジャユン”(キム・ダミ)の友人“ミョンヒ”役とこの部分が似ている。リュ監督は、この映画を見てからコ・ミンシといつか一緒に作業してみたいと思ったという。
「監督がシナリオを送ってくださった時、私は当然オーディションを受けろという意味として受け取った。おもしろい作品で、オクブンは魅力的だが、もしオーディションとなると確率は低いかもしれないと考えた。ところが、オーディションではなく“私はコ・ミンシさんにオクブンをやってほしい”と監督が言ってくださった。後で聞いてみると、映画『THE WITCH/魔女』で、ゆで卵を食べながらチェ・ウシクさんに悪態をつくシーンをとても気に入ったとのことだった(笑)」
キム・ヘスもこの作品を見て、メモ帳にコ・ミンシの名前を書き留めた。初めての撮影を控え緊張していたコ・ミンシは、その話をキム・ヘスから直接聞き、「胸がいっぱいになった」と打ち明けた。
「『密輸』チームに初めて足を踏み入れた時は、とてもワクワクすると同時に、緊張で萎縮してしまった。果たして私がこの先輩方の中でうまくやり遂げることができるのだろうか、ブラックホールにだけはならないようにしようと誓った。ところが車でヘスさんが私の手を握りながら“私は今回、あなたと一緒に作品ができて、とても幸せだ”と言ってくださった。その言葉は忘れられないと思う」
2017年にデビューしたコ・ミンシは、Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(2020)を通じて本格的に存在を知らせた。その後、ドラマ「五月の青春」などに出演し、人気を高めた。
主にドラマで活動してきたが、映画に対する欲が大きいとコ・ミンシは強調した。端役であるにもかかわらず『鳳梧洞戦闘(原題:봉오동 전투)、『別れる決心』などの映画に出演したのもこのためだ。
「『THE WITCH/魔女』の時、大きなスクリーンに自分の顔が出てくるのを見て、いつか映画がしたいと思った。端役だとしても1カットでも、出演できるその瞬間がうれしい。映画をやりたくてたまらなかった時に出会った作品が、まさに『密輸』だ。だからこの作品は、真夏の夜の夢のような思い出が詰まった作品として記憶されると思う」
