ソン・ガンホ&ハ・ジョンウ&カン・ドンウォンの主演作…秋夕の連休“興行保証”大作が続々公開

2023年08月22日

韓国夏の大作4本の熾烈な競争が終盤に入るなか、劇場街のもう一つの繁忙期である秋夕(チュソク、中秋節)の連休を狙って、韓国国内のテントポール映画たちが公開のニュースを続々と知らせている。
いわゆる“興行保証作”と呼ばれており、スター俳優を前面に出したうえ、伝統的な名節に披露される強いコメディー・ドラマジャンルの作品であるだけに、劇場街では興行に対する期待感が出ている。 特に、今年7月から8月の韓国作品の観客数が昨年より減少した状況であり、今回の連休を基点に韓国映画が挽回できるか注目されている。
話題性の面ではソン・ガンホ主演の『クモの巣(原題:거미집)』が最も注目されている様子だ。来月28日に始まる秋夕連休直前に公開される予定で、正確な公開日は決まっていない。 キム・ジウン監督が演出したこの映画は、今年5月にカンヌ国際映画祭の非コンペティション部門に招待され、ワールドプレミアとして上映された。リュミエール大劇場での試写会の際、10分近くスタンディングオベーションがやまなかった。 1970年代、映画監督“ギヨル”(ソン・ガンホ)が傑作を作るために、撮影を終えた映画を撮り直すことになって起こる話を描いたブラックコメディジャンルだ。 映画界を素材にしたという点でスティーヴン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』や、デイミアン・チャゼルの『バビロン』が思い浮かぶかもしれないが、『クモの巣』はもう少しウィットに富んでおり、大衆的にストーリーを展開する。特別なセリフではないのに笑いを引き出すソン・ガンホ式のユーモアも光を放つ。 ソン・ガンホの他にもイム・スジョン、オ・ジョンセ、チョン・ヨビン、チョン・スジョン(f(x)クリスタル)、パク・ジョンス、チャン・ヨンナムなどそうそうたる俳優が大勢出演するという点も観客の心をひきつける要因だ。
ハ・ジョンウとイム・シワンがタッグを組んだ『1947ボストン(原題:1947 보스톤)』は、早くも公開日を来月27日に決めた。 カン・ジェグク監督がメガホンを握った作品で、韓国初となるマラソンランナーたちの実話を扱ったスポーツドラマだ。 1947年のアメリカのボストンマラソン大会に出場した“ソ・ユンボク”選手と彼の監督“ソン・ギジョン”選手の話を描く。ハ・ジョンウがソン・ギジョン役を、イム・シワンがソ・ユンボク役をそれぞれ務めた。 2019年9月から翌年1月まで撮影されたこの映画は当初、2020年公開の予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症拡散に伴い、公開が延期されクランクアップから3年が過ぎてから日の目を見ることになった。
カン・ドンウォン主演のコメディー映画『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密(原題:천박사 퇴마 연구소: 설경의 비밀)』も公開を控えている。 キム・ソンシク監督が演出を務め、偽の退魔師“チョン博士”(カン・ドンウォン)がこれまで経験したことのない強力な事件を依頼されて始まる話を描いた。ホ・ジュノ、イ・ソム、イ・ドンフィ、キム・ジョンスなども出演した。 カン・ドンウォンが初めてコミカル演技に挑戦した映画『彼女を信じないでください』(120万人、2004)、『チョン・ウチ 時空道士』(606万人、2009)、『華麗なるリベンジ』(970万人、2016)の3本はいずれも興行に成功した。『チョン博士』でもこのような興行公式が続くのが注目される。
映画界は、今回の秋夕の連休を挽回の基点と見て、秋まで興行が続くことを期待している。今夏、韓国の大作映画が4本も公開されたが、昨年より観客数が大幅に減ったためだ。 映画館入場券・統合ネットワークによると、今年7月の韓国映画の観客数は332万人で、昨年の同月(約635万人)の半分の水準だった。一方、海外映画は昨年よりむしろ100万人ほど増加した1千95万人あまりだった。 8月の場合、17日までの韓国映画の観客数は683万人あまりだった。昨年8月の全体の韓国映画の観客数が1,214万人あまりである点と比較すると算術的には似たような水準だ。 あるマルチプレックスの関係者は「長くとらえれば、来月28日から10月3日までの開天節、10月9日のハングルの日までを連休と見ることができる」としながら、「秋夕前の来月初めにも新作『眠り(原題:잠)』が公開されるうえ、秋夕シーズンには3本が出るため多くの人が集まることを期待する」と述べた。 ただ、今回の連休は夏休みと比べるとはるかに短いため、爆発力を大きく発揮することはないだろうという見方もある。
映画界の関係者は「秋夕の連休公開を確定した制作・配給会社たちは当然興行を期待している」としながらも、「夏市場ほど予備観客が多くないため、莫大なヒットは難しいだろう」と見通した。

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